住 所   長野県下高井郡山ノ内町佐野
  電 話   
 営業時間   基本的には地元住民・宿泊客のみ入浴可
     (下記方法での入浴は8:30~16:00)
 入浴料   無料
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   薬師の湯・みろくの湯 混合泉
  泉 質   ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   73.2 ℃
 pH   
 成分総計        g/㎏
    Na=391.5/K=43.95/Ca=76.16/Mg=2.227/Fe2=0.080
  (㎎/㎏)
  F=2.165/Cl=576.1/SO4=235.7/HCO3=61.62/
  HSiO3=0.539/BO2=0.471/HPO4=0.223/
  H2PO4=0.221(㎎/㎏)
                            〔1972.03.10〕
 入浴履歴   初訪08.04.19
 評 価   ★★★★★★
 角間温泉
大  湯
                               かくまおんせん おおゆ
含砒素石膏弱食塩泉という旧泉名が示すように砒素が多少含
まれているのか、無色透明の湯からは兵庫県神戸市の湊山温
泉で感じたような独特の甘い成分臭が香ります。
また、湯の中では塵状をした褐色の湯の華が多数舞っており、
湯船の底にも砂のように沈殿していました。


泉温が高いために残念ながら加水されているものの、湯船に
注ぐ湯音のみが響く静かで素朴な佇まいは素晴らしく、まる
で時代に取り残されたかのような温泉地の雰囲気や風情のあ
る浴舎も含めて、たちまちにして魅了されてしまった一湯で
す。                    〔10.08.11〕
『大湯』は、4軒の旅館に囲まれて県道を塞ぐように建っている、
江戸時代から続くこの温泉地の中心的な共同浴場で、3か所の共同
湯の中では最も奥に位置しています。

他の浴場ともども、入浴は基本的に地元住民と宿泊客に限られます
が、左手前にある黒鳥商店という酒屋さんで入浴を願い出ると、駐
車代300円ならびに車の鍵と引き換えに、すべての浴場に入ること
ができる小刀形の木製鍵を貸してくれます。

浴舎は大きさの割に重厚感を感じさせる左右対称となった木造寄
棟造り3層式の湯屋建築。磨りガラス越しに青いタライが透けて
見える正面は洗濯場で、浴場の入口は左手にあります。
左右両側で向かい合う扉の左側が男湯の入口。扉の穴に貸してい
ただいた鍵を挿し込むと、ブザーが鳴って開く仕組みとなってい
ます。
湯田中渋温泉郷は、下高井郡山ノ内町を流れる横湯川・夜間瀬川とこれに注ぐ角間川の流域に点在する、新
湯田中・湯田中・星川・穂波・安代・渋・角間・上林・地獄谷という9か所の温泉地の総称です。


角間温泉は、国道292号(志賀草津道路)の佐野角間I.Cから県道角間中野線(356号)で角間川左岸の高台を上
っていくこと約2㎞、眼の前に忽然と姿を現わす山間の静かな温泉地です。

室町時代の文明年間(1469~1487)に蓮如上人によって発見されたと伝えられ、案内した小林甚佐衛門が浴場
を設置。
江戸時代には松代藩の宿所であったという歴史を有し、近代に入ると日本画家の横山大観や作家の吉川英治
・林芙美子・武田泰淳らが滞在していたとのことです。
現在、温泉旅館5軒と共同浴場3か所のほか、「Four Seasons Spa 宝泉」という2007年2月に開業し、2012年
7月から宿泊も可能となった入浴施設が存在しています。

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下層全体に巡らされた磨りガラス窓のおかげで、浴場内は採光良好。

入口からは目隠しで遮られているものの、脱衣所と浴室の間には仕切りのな
い一体型の造りで、小ぢんまりした板張りの脱衣所には、6庫の脱衣箱が備
えられています。
脱衣所から一段下がった浴室は、紅色の
平石張り。

奥壁に寄せて定員4名ほどの水色タイル
張りの方形湯船が配され、奥壁の真ん中
にある湯口から、高温の源泉が静かに掛
け流されていました。