住 所   大分県別府市亀川浜田町991-6
  電 話   0977-67-2619
 営業時間   6:30~22:30
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   別府市温泉供給事業亀川線 (別府市有浜田泉源 外)
  泉 質   ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   54.0  ℃
 pH   7.2
 成分総計   1.699 g/㎏
    Li=1.4/Na=339.0/K=53.5/Ca=58.0/Mg=25.2/Fe2=0.4/
  Mn=0.5(478.0㎎/㎏)
  Cl=514.8/SO4=217.3/HCO3=189.0(921.1㎎/㎏)
  HAsO2=0.4/H2SiO3=224.0/HBO2=14.1(238.5㎎/㎏)
  CO2=61.7(61.7㎎/㎏)
            〔2009.03.27〕
 入浴履歴   初訪10.10.09
 評 価   ★★★★
 亀川温泉
浜 田 温 泉
                        かめがわおんせん はまだおんせん
江戸時代には、別府の北の玄関口という交通の要衝に当たっていたこ
とから湯治場として栄え、1694(元禄7)年に別府を訪れた筑前国福岡
藩の儒学者 貝原益軒が著した紀行文『豊国紀行』には、「里屋に温
泉有。塩湯也。里屋村を又亀川村とも云。」と記されています。

亀川駅の東を南北に走る県道亀川別府線の旧道沿いには、1918(大正
7)年創業の小松屋旅館を始めとして数軒の老舗旅館が建ち並び、往時
の風情を偲ぶことができるほか、独立行政法人国立病院機構 別府医
療センター(旧 亀川海軍病院)など温泉病院や保養所が多く所在し、
一遍上人が九州上陸を果たしたと伝えられる上人ヶ浜には、砂浜で湧
出する温泉を利用して天然の砂湯が楽しめる市営の別府海浜砂湯が設
置されています。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
タイル張りの浴室には、仕切り壁沿い手前に水カランを鉤形
に4基、奥にシャワー1基を設け、その間には4.0m強×2.6m
ほどのゆったりした隅丸長方形のタイル張り湯船が配されて
います。
水カランの横にある源泉枡から床下にパイプを通し、浴槽内
で掛け流されているのは、市有源泉である含芒硝-食塩泉。
少し熱めでほんのり緑色掛かった透明湯からは、弱い芒硝臭
と微弱な鉱物臭が香り、極薄の塩味も感じられました。


浴場・温泉ともに際だった特徴や個性はないものの、タイル
が全体に変色し、所々剥離しているなど、開設以来、毎日使
い込まれてきた生活温泉らしい佇まいがしっかり感じられ、
ほのぼのした気持ちで朝風呂を楽しませていただきました。
                      〔12.03.26〕
『浜田温泉』は、県道亀川別府線(645号)の亀川駅前交差点を東へ進み、突き当たった旧道を170mほど南下
すると左手に所在する市営の共同浴場です。
“男”と染め抜かれた青い暖簾が掛
かる右側の入口から右手へ進み、鶯
色の暖簾を潜ると、その先には浴室
と脱衣所が左右に並列する別府らし
い一体型の浴場が待っています。

奥まで簀子が敷き並べられた右側に
は、壁に沿って8庫の貴重品ロッカ
ーと18庫の脱衣箱が並び、突き当た
りに設けられた多目的トイレの右手
前にも2庫の脱衣箱が備えられてい
ました。
その後、市民の間から建物の修復保存あるいは復元を望む声が高まる
中、解体が行われた翌月の2004年4月に1人の篤志家(森田ミサ子さん)
から6500万円の寄付が寄せられ、2005年2月から復元工事に着工。
同年8月には浜田温泉資料館として開館し、2006年8月に国の登録有形
文化財に登録されました。

一方、道向かいに新築され、旧浴舎の閉鎖に先立つ2002年4月1日にオ
ープンした現在の浴舎は、旧浴舎を模した鉄筋コンクリート造りの平
屋建てで、市営の共同浴場としては初めてバリアフリーが導入されて
います。
紫色の暖簾が掛かった唐破風の下、正面中央に愛想が良くて親切な管
理人のおばさんが座る番台があり、ここで入浴料を直接支払い、左右
に分かれた男女別の浴場へ向かいます。
亀川温泉は、JR日豊本線の亀川駅から別府大学駅一帯の海岸沿いに立地する湯量豊富な温泉地です。

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1879(明治12)年、古市村の高橋増吉氏が夢枕に現われた老僧のお告げ
にしたがって温泉を掘削し、開設した公衆浴場を嚆矢とし、1889(明
治22)年に地元の名士であった永田重郎氏が温泉場として整備。
1920(大正9)年には、亀川町の前身である御越町が木造2階建ての浜田
温泉館を建築し、“浜田鉱泉”“内竈の湯”などと呼ばれて多くの入
浴客で賑わっていたとのことです。

1935年には、浜脇高等温泉を設計した別府市役所の技師 池田三比古
氏の設計によって、銅板葺きの入母屋屋根の上に千鳥破風を東西に付
した宝形造りの大屋根を載せ、玄関に重厚な唐破風を載せた社寺のよ
うな木造2階建ての浴場が建てられ、以後、老朽化により閉鎖となっ
た2002年4月20日まで亀川温泉のシンボルとして利用されてきました。