住 所   大分県別府市亀川中央町10-27
  電 話   0977-67-1837
 営業時間   2015.07.31 閉鎖
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   亀陽泉
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   54.8  ℃
 pH   7.9
 成分総計   0.908 g/㎏
    Li=0.8/Na=183.0/K=29.6/Ca=19.8/Mg=8.6/Mn=0.3
  (242.1㎎/㎏)
  Cl=197.2/SO4=125.3/HCO3=128.0(450.5㎎/㎏)
  HAsO2=0.4/H2SiO3=208.2/HBO2=6.3(214.9㎎/㎏)
                          
〔2009.03.27〕
 入浴履歴   初訪08.08.22,最終12.10.13(3回目)
 評 価   ★★★★
 亀川温泉
亀 陽 泉 (旧浴場)
                             かめがわおんせん きようせん
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
浴室は脱衣所から階段を4段分下りた半地下に設けられ、浴場名に相応
しく、湯船を含めた全体が濃淡のある水色を基調とした亀甲形タイルで
飾られており、脱衣所からその美しさを目にすることができます。
やはり開けっ放しとなった暖簾掛
けの格子戸に続く浴場は、古くか
らある別府八湯の共同浴場には珍
しく、21庫の脱衣箱が並ぶ板張り
の脱衣所と右手の浴室がガラス戸
で仕切られていますが、冬期を除
きガラス戸は全開となっており、
実質的には一体型と同様の使われ
方をしているようです。

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成分臭が仄かに香る程度の個性に乏しい温泉ですが、少し熱めの清澄
な透明湯はさっぱりした浴感で、普段使いの湯にはぴったりかもしれ
ません。
会館のすぐ東側に10台分の駐車スペースが確保されているため、入浴
客の絶えない人気の浴場ですが、幸いなことに訪問時は利用者が少な
く、1/3ほどに縮小されているとはいえ、往時の千人風呂を偲ばせる
ゆったりした湯船で伸び伸びと湯浴みを楽しませていただきました。

なお、別府市では今年度から亀川地区の都市再生整備事業に着手し、
亀陽泉会館の建替えに併せて駐車場やポケットパークなどの周辺整備
が予定されており、残念ながら趣あるこの浴場に入湯できるのも残り
わずかなようです。                 〔13.10.22〕
江戸時代には、別府の北の玄関口という交通の要衝に当たっていたこ
とから湯治場として栄え、1694(元禄7)年に別府を訪れた筑前国福岡
藩の儒学者 貝原益軒が著した紀行文『豊国紀行』には、「里屋に温
泉有。塩湯也。里屋村を又亀川村とも云。」と記されています。

亀川駅の東を南北に走る県道亀川別府線の旧道沿いには、1918(大正
7)年創業の小松屋旅館を始めとして数軒の老舗旅館が建ち並び、往時
の風情を偲ぶことができるほか、独立行政法人国立病院機構 別府医
療センター(旧 亀川海軍病院)など温泉病院や保養所が多く所在し、
一遍上人が九州上陸を果たしたと伝えられる上人ヶ浜には、砂浜で湧
出する温泉を利用して天然の砂湯が楽しめる市営の別府海浜砂湯が設
置されています。
亀川温泉は、JR日豊本線の亀川駅から別府大学駅一帯の海岸沿いに立地する湯量豊富な温泉地です。
階段を下りたすぐ左に4
基、右壁の奥寄りに3基
のプッシュ式カランが設
置され、中央には御影石
で縁取った4.6×2.35m
ほどの広々したタイル張
り湯船が配されていまし
た。

左壁の手前側に置かれた
源泉枡から浴槽内左手前
側面の湯口を介して掛け
流されているのは、独自
源泉である弱アルカリ性
の単純温泉。
『亀陽泉』は、県道亀川別府線(645号)の亀陽泉停留所で降車し、すぐ
南の亀陽泉通りと呼ばれる狭い路地を35m余り海側へ入ると右側に所在
する、1894(明治27)年に創設され、戦前には“亀陽泉千人風呂”と称さ
れた壮大な規模を擁していた市営の共同浴場です。

現在は、1965年に別府市によって建設され、右側に理容店、2階に公共
利用できるホールなどが入った亀陽泉会館と呼ばれる鉄筋コンクリート
造り2階建て建物の1階が浴場となっており、年代物のマッサージチェア
や清涼飲料水の自販機などが設置された休憩スペースの奥に設けられて
いる番台で入浴料を支払い、左右に開け放たれたガラス扉のうち、右側
の扉から入室します。