住 所   大分県別府市亀川中央町10-26
  電 話   0977-66-2666
 営業時間   6:30~22:30 (休=第1水,祝は翌日休)
 入浴料   210円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   亀陽泉
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   51.4  ℃
 pH   7.4
 成分総計   0.739  g/㎏
    Li=0.7/Sr=0.1/Na=141.0/K=23.8/Ca=16.7/Mg=6.6
  (188.9mg/kg)
  F=0.3/Br=0.4/Cl=122.0/SO4=102.0/HCO3=115.0/
  NO3=3.0/HPO4=0.2(342.9mg/kg)
  HAsO2=0.5/H2SiO3=193.0/HBO2=5.3(198.8mg/kg)
  CO2=8.8(8.8mg/kg)             〔2016.07.01〕
 入浴履歴   初訪17.04.01
 評 価   ★★★★
 亀川温泉
亀 陽 泉 (新浴場)
                             かめがわおんせん きようせん

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間仕切りの右端に置かれた湯口から掛け流されているのは、
独自源泉の単純温泉。
“あつ湯”と表示された手前側が44℃弱の熱め、“ぬる湯”
の奥が41℃の適温で、無色透明の湯からは無味ながらわずか
に成分臭が香り、肌が少しつるきししました。


入浴料が倍以上になったとはいえ、前の歩道からのアプロー
チにも点字ブロックが並べられた新施設は完全バリアフリー
化を実現し、2槽に分かれた湯船にもそれぞれ手摺が付設さ
れ、階段も設えられているなど、高齢者や身体の不自由な方
のみならず、一般の利用者にとっても使い勝手は数段向上し
ており、前浴場に負けず劣らずの人気振りと見受けられまし
た。                    〔17.08.26〕
浴場は旧浴場と同様に分離型で、脱衣所には左壁に16庫の脱
衣箱とベビーベッドが前後に並び、奥には左に腰掛け、右に
ボウル2基の洗面カウンター、浴室へ出入りする右側中央の
ガラス戸の手前に10庫の鍵付きロッカーが備えられていまし
た。

浴室は石板張りで、壁照明のデザインにも亀甲形が採り入れ
られています。
浴室の四隅には右手前に掛け湯槽、左手前にカラン2対、左
右両奥にはシャワーカラン各1基がそれぞれ設けられ、中央
にはそれぞれ幅2.65m、奥行き2.35mと前後2槽に仕切られ
た八角形を呈する総御影石造りの湯船が配されていました。
真新しい扁額と市立北部中学校美術部の生徒が考案したという亀をモ
チーフとした可愛らしい暖簾の下を潜って自動ドアの玄関を入り、左
右に分かれて置かれた鍵付きの下足箱に履物を収納して再び自動ドア
を入ると、床の白木が美しいホールの右手に受付があり、入浴料を直
接手渡します。

受付から左奥へ歩を進めると、やはり亀が描かれた濃紺と赤紅の色違
いの暖簾が左右に下がり、左側が男湯となっていました。
『亀陽泉』は、2013年度から5年にわたる亀川地区の都市再生整備事業
の一環として2015年7年31日をもって老朽化により閉鎖された旧浴場に
替わり、1年後の2016年7月26日にオープンした市営の共同浴場です。

総事業費約2億5千万円を投じて亀陽泉通りに面して新築された浴舎は鉄
筋コンクリート造り平屋建てで、多目的ホールも併設されている施設の
手前側には前面のみ入母屋にした瓦葺き屋根、後ろの浴場の上には越屋
根の湯気抜きを設えた切妻屋根を載せ、入母屋破風には亀甲形の窓ガラ
スが嵌められています。
江戸時代には、別府の北の玄関口という交通の要衝に当たっていたこ
とから湯治場として栄え、1694(元禄7)年に別府を訪れた筑前国福岡
藩の儒学者 貝原益軒が著した紀行文『豊国紀行』には、「里屋に温
泉有。塩湯也。里屋村を又亀川村とも云。」と記されています。

亀川駅の東を南北に走る県道亀川別府線の旧道沿いには、1918(大正
7)年創業の小松屋旅館を始めとして数軒の老舗旅館が建ち並び、往時
の風情を偲ぶことができるほか、独立行政法人国立病院機構 別府医
療センター(旧 亀川海軍病院)など温泉病院や保養所が多く所在し、
一遍上人が九州上陸を果たしたと伝えられる上人ヶ浜には、砂浜で湧
出する温泉を利用して天然の砂湯が楽しめる市営の別府海浜砂湯が設
置されています。
亀川温泉は、JR日豊本線の亀川駅から別府大学駅一帯の海岸沿いに立地する湯量豊富な温泉地です。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。