住 所   大分県別府市亀川中央町4-16
  電 話   
 営業時間   7:00~19:00
 入浴料   無料(お賽銭)
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温        ℃
 pH   
 成分総計       g/㎏
 





 入浴履歴   初訪08.08.22,最終11.0318(2回目)
 評 価   ★★★★★★
 亀川温泉
亀川筋湯温泉
                  かめがわおんせん かめがわすじゆおんせん
江戸時代には、別府の北の玄関口という交通の要衝に当たっていたこ
とから湯治場として栄え、1694(元禄7)年に別府を訪れた筑前国福岡
藩の儒学者 貝原益軒が著した紀行文『豊国紀行』には、「里屋に温
泉有。塩湯也。里屋村を又亀川村とも云。」と記されています。

亀川駅の東を南北に走る県道亀川別府線の旧道沿いには、1918(大正
7)年創業の小松屋旅館を始めとして数軒の老舗旅館が建ち並び、往時
の風情を偲ぶことができるほか、独立行政法人国立病院機構 別府医
療センター(旧 亀川海軍病院)など温泉病院や保養所が多く所在し、
一遍上人が九州上陸を果たしたと伝えられる上人ヶ浜には、砂浜で湧
出する温泉を利用して天然の砂湯が楽しめる市営の別府海浜砂湯が設
置されています。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
正面右手に掲げられた説明板には、「温泉が湯口から白く濁って出て
来るのは、薬師様が入ったためである。だからその後に入ると病気が
良くなる」という温泉についての口伝が紹介され、最後には「心つく
しのお賽銭で入浴できます」と記されています。

中央の開口部を入ると、正面には休憩用の腰掛けが設えられており、
その手前の両側が浴場入口となっています。
腰掛けの上方には石造の薬師如来が祀られ、入浴に際には、その下に
備え付けられた御賽銭箱に心づくしの100円を納めさせていただきま
した。
『亀川筋湯温泉』は、国道10号の旧
道 県道亀川別府線(645号)の亀川中
町停留所から県道を180m足らず北
上すると左手に所在する、亀川温泉
の共同湯の中では後発の1914年(大
正3)年に創設された市有区営の共同
浴場です。
正面に緑色のトタンが張られたコン
クリート造りの浴舎は、寄棟の屋根
を赤いトタンで葺いた平屋建てで、
湯屋と呼ぶのがぴったりの可愛らし
い大きさです。
大正初期の開設当時からのものというこの湯船は、もともと
混浴であったことから本来は1槽で、現在は底に板を張り、
間を壁で仕切って男女ごとに使用しています。
左奥には飲泉も可能な源泉枡があり、湯船にはそこからダイ
レクトに独自源泉が注ぎ込むようになっています。
室内に水カランが見当たらないことからも分かるように、湯
温の調整は加水に拠らずに注入量で行われており、初めて訪
れた時は何とか浸かることができるほどの熱め、再訪時は逆
にややぬるめとなっていました。

無色透明の清澄な湯からは、成分臭が仄かに香り、単純温泉
らしい肌当たりの柔らかい、とても気持ちの良い浸かり心地
でした。
何よりも、かつてはジモ泉であったというこの鄙びた浴場に
入浴することができただけで、十分に満足が得られました。
                      〔11.07.09〕
亀川温泉は、JR日豊本線の亀川駅から別府大学駅一帯の海岸沿いに立地する湯量豊富な温泉地です。
男湯は右側。
浴場内は、カーテンが掛かった入口から足を踏み入
れるとすぐ目前がコンクリート打ちっ放しの浴室と
いう、極めてコンパクトな大きさ。
脱衣所と浴室が並列する一体型の造りで、下半が緑
色に塗られた右壁には10庫の脱衣箱が埋め込まれ、
その下には幅狭の簀子が敷かれていました。

脱衣所より一段低くなった浴室には、仕切り壁に寄
せて1.9×1.5mほどの石造りの湯船が配され、3辺
の外縁には、非常に幅の狭い洗い場が設けられてい
ます。

トップページへ



大分県の温泉へ