住 所   長野県諏訪市湖岸通4-9-12
  電 話   0266-52-4060
 営業時間   立寄り 11:00~16:00
 入浴料   900円
温泉利用状況   完全放流式 (冬期加温・塩素系薬剤 使用)
   
 源 泉 名   二葉の湯
  泉 質   単純温泉
 湧出量   58   ℓ/min
 泉 温   49.2  ℃
 pH   7.93
 成分総計   0.3962 g/㎏
    Li=0.2/Sr=0.2/Na=144/K=13.6/Ca=29.1/Mg=1.3/
  NH4=0.2/Mn=3.2(191.8㎎/㎏)
  F=0.6/Cl=84.5/SO4=3.5(88.6㎎/㎏)
  H2Si03=110.4/HBO2=5.4(115.8㎎/㎏)
                    〔2007.09.12〕
 入浴履歴   初訪09.12.27
 評 価   ★★★★★★
 上諏訪温泉
旅 荘 二 葉
                        かみすわおんせん りょそう ふたば
一方、石張りの露天には、小ぢんまりとした岩風呂が鎮座。
奥の岩組みの湯口から源泉が注がれ、湯船の中に突っ込まれ
たパイプによって強制的に湯が吸い出されていました。

陽光を浴びると翡翠色に輝くとされる湯は、実際はほんのり
黄褐色を帯びた透明湯。
使用されているという塩素系薬剤の臭いも含めてほぼ無味無
臭で、肌が少しつるっとする柔らかな浸かり心地が印象に残
りました。


品良く設えられた館内は静かで落ち着きがあり、宿泊料金も
1万円を少し超える程度。
機会があれば宿泊して、上諏訪温泉の中では数少ない独自源
泉と地産地消の食事を存分に楽しみたい、そのような想いを
抱かされた佳宿でした。           〔11.09.05〕
浴場は手前に内湯、ガラス扉の奥に露天が設けられ、細長い石板張りの
内湯には、左側にシャワーカラン4基、女湯との間を画した瓦葺き白壁
の仕切り壁の下には、奥行き3.65m、最大幅1.3mほどの台形状を呈し
た石板造りの湯船が配されています。
湯船へは手前右奥に設け
られた石臼を利用した湯
口からトボトボと独自源
泉が注がれ、サイフォン
式による塩ビパイプと湯
船の縁からのオーバーフ
ローによって窓際の排水
溝へ排湯されています。

成分総計が400㎎足らず
の単純温泉ながら、湯船
の縁や洗い場の床は、淡
い砥粉色の析出物で覆わ
れていました。
玄関を入ると、左手に帳場。
その先には畳敷きの廊下がずっと
延びており、それにしたがって奥
へ進み、左へ折れると、突き当た
りに男女別の浴場が設けられてい
ました。

脱衣所も小振りながら畳敷き。
正面の障子窓からは柔らかい陽が
射し込み、左には3段の棚に3個ず
つ丸籠が備えられています。
『旅荘 二葉』は、JR中央本線上諏訪駅の西口から諏訪湖に向かって
西進し、湖岸通り四丁目の交差点を右へ折れて80mほど北上すると左手
に所在する、1957年に創業した白壁瓦葺き2階建ての純和風旅館です。

一帯はホテルや中層のマンションなど比較的大きな建物が建ち並び、手
前側には宿を目隠しするように松が植えられているため、HPの謳い文
句である“大人の隠れ家”っぽい雰囲気が感じられます。
それでも通りのすぐ脇には大きな灯篭看板も設置されており、そこに書
かれた「自家源泉掛け流し こいの湯 日帰り入浴どうぞ」という案内に
魅かれて立寄り入浴させていただくことにしました。
戦後、市内の至るところから温泉が湧出するという土地条件から濫開
発が進み、源泉数は一時500か所以上を数えましたが、江戸時代から
存在していた山麓域の源泉がほとんど枯渇するという事態を生み出し
たことなどから、1987年に市水道温泉課によってわが国最大の統合源
泉システムが導入されました。
現在、10か所の主力源泉から汲み上げられた温泉が、8か所の配湯セ
ンターと10か所の中継ポンプによって、給湯区域の宿泊施設や共同浴
場・公共施設・病院・学校・一般家庭などに配湯されています。

なお、共同浴場は別府に次ぐ数を誇るものの、そのほとんどは地元組
合員専用のいわゆる“ジモ泉”で、外来利用が可能な浴場は数か所に
留まっています。
上諏訪温泉は、諏訪湖東岸の湖岸沿いを中心に、30軒の宿泊施設や90か所近くもの共同浴場・日帰り入浴施
設が建ち並ぶ、温泉王国信州を代表する温泉地の一つです。

古くから諏訪大社上社の門前町として知られ、江戸時代には甲州道中(街道)の宿場町として、また、高島藩
の城下町として栄えました。
温泉の歴史も古く、鎌倉時代には利用が始まり、室町時代の史料には「平湯」の名が記録されているそうで
す。
近代に入ると、製糸工業の隆盛、1905(明治38)年のJR中央本線の開通、温泉掘削法の開発によって大いに
発展し、片倉財閥の2代目片倉兼太郎によって1928年に建設された片倉館は、わが国最古の温泉保養施設と
して、現在も市民に親しまれています。

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