住 所   長野県諏訪市湖南1612
  電 話   0266-52-5008
 営業時間   14:00~21:00 (休=水)
 入浴料   360円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   第1・2・3号源湯 混合泉 / 宮の湯
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉 / 単純温泉
 湧出量            ℓ/min
 泉 温   61.5 / 28.0  ℃
 pH   
 成分総計       / 0.4479 g/㎏
    Na=65.97/K=6.298/Ca=23.99/Mg=11.23/NH4=1.456/
  Fe2=0.100(109.0㎎/㎏)
  Cl=107.0/SO4=125.2/HCO3=2.184/CO3=8.062/
  OH=0.0221/HSiO3=1.294(244.2㎎/㎏)
  H2Si03=52.68(52.68㎎/㎏)
  CO2=42.05(42.05㎎/㎏)
          
〔1964.11.21〕
 入浴履歴   初訪09.06.27
 評 価   ★★★★
 上諏訪温泉
温泉旅館 宮の湯
                 かみすわおんせん おんせんりょかん みやのゆ
『宮の湯』は、諏訪湖東岸の温泉街の中心から南へ6㎞余り、諏訪大
社上社本宮の鳥居前のT字路を北北西へ350mほど向かうと左手に所
在する温泉旅館です。
2棟の2階建てを連接させたような建物で、左側の建物の右手が玄関。
その左に公衆浴場が設けられており、どうやら旅館業よりもこちらの
方が営業の中心となっているようです。

浴場の入口は男女別に分かれており、男湯は左側。
中へ入るとすぐ右手に番台があり、湯番をしていた女将さんに直接入
浴料を支払います。
浴場は幅狭で奥行きの長い造りとなっており、手前が15庫の脱衣箱が
備えられた脱衣所、透明のガラス戸で画されたその奥が浴室となって
いました。
上諏訪温泉は、諏訪湖東岸の湖岸沿いを中心に、30軒の宿泊施設や90か所近くもの共同浴場・日帰り入浴施
設が建ち並ぶ、温泉王国信州を代表する温泉地の一つです。

古くから諏訪大社上社の門前町として知られ、江戸時代には甲州道中(街道)の宿場町として、また、高島藩
の城下町として栄えました。
温泉の歴史も古く、鎌倉時代には利用が始まり、室町時代の史料には「平湯」の名が記録されているそうで
す。
近代に入ると、製糸工業の隆盛、1905(明治38)年のJR中央本線の開通、温泉掘削法の開発によって大いに
発展し、片倉財閥の2代目片倉兼太郎によって1928年に建設された片倉館は、わが国最古の温泉保養施設と
して、現在も市民に親しまれています。


戦後、市内の至るところから温泉が湧出するという土地条件から濫開発が進み、源泉数は一時500か所以上
を数えましたが、江戸時代から存在していた山麓域の源泉がほとんど枯渇するという事態を生み出したこと
などから、1987年に市水道温泉課によってわが国最大の統合源泉システムが導入されました。
現在、10か所の主力源泉から汲み上げられた温泉が、8か所の配湯センターと10か所の中継ポンプによって、
給湯区域の宿泊施設や共同浴場・公共施設・病院・学校・一般家庭などに配湯されています。

なお、共同浴場は別府に次ぐ数を誇るものの、そのほとんどは地元組合員専用のいわゆる“ジモ泉”で、外
来利用が可能な浴場は数か所に留まっています。

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泉温が30℃に満たない単純温泉ですが、白い湯の華が舞う無
色透明の湯からは、茹で玉子のような硫黄臭味がはっきり感
じられ、主浴槽以上に肌がつるつるします。
あるいは、主浴槽で得られたつるり感も、この源泉が足され
ている影響かもしれません。
この“名湯”は温冷のカランにも利用されており、あまりの
芳ばしさに、別の浴場で洗髪を済ませてきたばかりにもかか
わらず、頭から再び被ってしまいました。

今回は湯めぐりの最後の少し慌ただしい訪問となってしまい
ましたので、次回はもっと暑い季節に訪れ、爽快な湯浴みを
堪能したいと思います。           〔11.03.06〕
浴室はタイル張りで、手前左に4、右に3対のカランが並び、
奥に2.25×1.4mほどのタイル張りの湯船が配された、どこ
となく熱海温泉の渚浴場を彷彿させる造りをしています。
加えて入口のすぐ右には、0.75m四方ほどの一人用湯船も設
けられていました。
奥の主浴槽の手前には温冷2基の源泉カランがあり、利用者
が自在に湯温調整を行えるようになっています。
湯船を満たしているのは、3本の源湯を混合した共同源泉。
泉温が低い自家源泉を加えて適温に調整された無色透明の湯
は、ほとんど無味無臭ながら、肌がつるっとする浸かり心地
の良さが印象に残りました。

一方、手前の小浴槽にトボトボと注がれているのが、明治時
代に湧出し、表の袖看板にも“天下の名湯”と謳われている
宮の湯。