住 所   長野県諏訪市湖岸通3-8-5
  電 話   0120-52-1165
 営業時間   
 入浴料   
温泉利用状況   完全放流式 (露天 加温あり・塩素系薬剤 使用)
   
 源 泉 名   たかの湯源泉 / 七ッ釜配湯センター
  泉 質   単純温泉 / 単純硫黄泉
 湧出量   7.9 /     ℓ/min
 泉 温   46.2 / 61.5  ℃
 pH   7.5 / 8.32
 成分総計   0.9441 / 0.6119 g/㎏
    Li=0.22/Na=220/K=9.90/Ca=8.90/Mg=1.70/Fe3=0.12/
  Mn=0.16(241.0㎎/㎏)
  F=1.3/Cl=140/HCO3=450/HPO4=1.2(592.5㎎/㎏)
  HAs02=0.05/H2Si03=89.1/HBO2=10.4(99.6㎎/㎏)
  CO2=11.0(11.0㎎/㎏)           〔2005.08.01〕

  Li=0.4/Sr=0.2/Na=158.5/K=6.8/Ca=16.8/Mg=0.3/
  Fe3=1.8(184.8㎎/㎏)
  F=1.8/Br=0.6/Cl=155.4/SO4=108.3/HCO3=52.5/
  CO3=4.2/NO3=0.9/HS=3.0(326.7㎎/㎏)
  HAs02=0.3/H2Si03=89.1/HBO2=10.8(100.2㎎/㎏)
  H2S=0.2(0.2㎎/㎏)
             〔2008.06.24〕
 入浴履歴   初訪09.12.26 泊
 評 価   ★★★★
 上諏訪温泉
旅館 たかの湯
                        かみすわおんせん りょかん たかのゆ
内湯ではわずかに黄褐色掛かって見える透明の湯は、ほぼ無味無臭
で強い特徴はありませんが、肌がつるっとする柔らかい浴感が印象
に残りました。
なお、館主にお聞きしたところでは、幅2.65m、奥行き1.7mほど
の五角形を呈した貸切風呂も含め、すべての浴槽で湯溜め時に錠剤
の塩素系薬剤が使用されているとのことでしたが、幸いにして塩素
臭はほとんど気になりませんでした。

安価な宿泊料金にかかわらず、飾り気のない応対に、質量ともに文
句なしの料理、そして個性のある独自源泉。
上諏訪温泉ではぜひ定宿にしたい、大満足の温泉宿でした。
                         〔11.09.03〕
石板張りの浴室には、右側
に7基のシャワーカランが
鉤形に並び、左奥に3.6×
2.5mほどのタイル張り湯
船、さらにガラスを挟んだ
左手の露天には、2.5×1.8
mほどの石張りの湯船が配
されています。

両湯船には前述の市供給温
泉が、内湯では加水のうえ
循環濾過、露天では加温の
うえ掛け流しで供されてい
ます。
到着後、まず利用させていただいたのは、一番奥に位置している自家
温泉浴場。
板壁の脱衣所は少し年季が入っているものの、きちんと清掃が行き届
き、奥には籠を2個ずつ納めた3段2列の棚が設えられていました。

浴室は石板張りで、左右それぞれに2・3基のシャワーカランが並び、
正面の左寄りには、御影石で縁取ったオーバル形を4分割したような
幅4.55m、奥行き1.9mほどの亀甲形モザイクタイル張りの湯船が配
されています。
『旅館 たかの湯』は、JR中央本線上諏訪駅の西口から諏訪湖に向か
って西へ進み、湖岸通り四丁目の交差点から260mほど北上すると右手
に所在する1955年創業の温泉旅館で、青春18きっぷを利用しての初めて
の列車旅で上諏訪を訪れた際、宿泊利用しました(1泊2食 7500円)。

全15室60名収容という建物は、箱のような形の鉄筋鉄骨コンクリート造
りの3階建て。
館内へ入ると左手に帳場があり、そのまままっすぐ進んだ先に朝夕で男
女入替えとなる2つの大浴場と“憩いの湯”という貸切風呂が設けられ
ています。

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一方、翌朝に朝風呂として利用さ
せていただいたのが、自家温泉浴
場の手前右手の暖簾を潜り、竹垣
の通路を奥へ進んだ先に設けられ
ている市供給温泉浴場。

浴場内は明るく清潔感があり、板
張りの脱衣所には、2段の棚に籠
が5個ずつ並んでいます。
左奥の湯口から静かに掛け流されているのは、宿名にもなっ
ている上諏訪温泉では珍しい独自源泉。
湧出量が1分に7.9ℓと少ないため、これに七ッ釜配湯センタ
ーから引湯された三ッ釜1号・同2号・あやめ・柳並の4本の
源湯を混合した市供給温泉を湯口で加えて湯温調整を行って
います。

肌が少しつるつるするお湯は、温泉成分によって変色したタ
イルの影響でウーロン茶のように見えるものの、実際は淡黄
褐色透明といった色合い。
本来より薄くなっているために鷺乃湯には及びませんが、浴
槽内では針葉樹のようなモール臭がほんのり香り、湯口では
さらに硫黄臭と金気臭を感じることもできました。
戦後、市内の至るところから温泉が湧出するという土地条件から濫開発が進み、源泉数は一時500か所以上
を数えましたが、江戸時代から存在していた山麓域の源泉がほとんど枯渇するという事態を生み出したこと
などから、1987年に市水道温泉課によってわが国最大の統合源泉システムが導入されました。
現在、10か所の主力源泉から汲み上げられた温泉が、8か所の配湯センターと10か所の中継ポンプによって、
給湯区域の宿泊施設や共同浴場・公共施設・病院・学校・一般家庭などに配湯されています。

なお、共同浴場は別府に次ぐ数を誇るものの、そのほとんどは地元組合員専用のいわゆる“ジモ泉”で、外
来利用が可能な浴場は数か所に留まっています。
上諏訪温泉は、諏訪湖東岸の湖岸沿いを中心に、30軒の宿泊施設や90か所近くもの共同浴場・日帰り入浴施
設が建ち並ぶ、温泉王国信州を代表する温泉地の一つです。

古くから諏訪大社上社の門前町として知られ、江戸時代には甲州道中(街道)の宿場町として、また、高島藩
の城下町として栄えました。
温泉の歴史も古く、鎌倉時代には利用が始まり、室町時代の史料には「平湯」の名が記録されているそうで
す。
近代に入ると、製糸工業の隆盛、1905(明治38)年のJR中央本線の開通、温泉掘削法の開発によって大いに
発展し、片倉財閥の2代目片倉兼太郎によって1928年に建設された片倉館は、わが国最古の温泉保養施設と
して、現在も市民に親しまれています。