住 所   長野県諏訪市小和田17-5
  電 話   0266-52-3659
 営業時間   7:00~22:00 (休=水)
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   湯小路源湯
  泉 質   単純硫黄泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   69.0  ℃
 pH   8.80
 成分総計   0.8228 g/㎏
  Li=0.53/Sr=0.14/Na=198/K=7.0/Ca=9.5/NH4=0.16/
  Fe3=0.13/Zn=0.37(215.8㎎/㎏)
  F=2.5/Cl=228/SO4=90.1/HCO3=106/CO3=15.0/
  HS=32.3(473.9㎎/㎏)
  HAs02=0.08/H2Si03=75.2/HBO2=12.8(88.1㎎/㎏)
  CO2=11/H2S=34(45㎎/㎏)
       
〔2005.11.30〕
 入浴履歴   初訪09.04.04
 評 価   ★★★★★★
 上諏訪温泉
大 和 温 泉
                       かみすわおんせん やまとおんせん
戦後、市内の至るところから温泉が湧出するという土地条件から濫開
発が進み、源泉数は一時500か所以上を数えましたが、江戸時代から
存在していた山麓域の源泉がほとんど枯渇するという事態を生み出し
たことなどから、1987年に市水道温泉課によってわが国最大の統合源
泉システムが導入されました。
現在、10か所の主力源泉から汲み上げられた温泉が、8か所の配湯セ
ンターと10か所の中継ポンプによって、給湯区域の宿泊施設や共同浴
場・公共施設・病院・学校・一般家庭などに配湯されています。

なお、共同浴場は別府に次ぐ数を誇るものの、そのほとんどは地元組
合員専用のいわゆる“ジモ泉”で、外来利用が可能な浴場は数か所に
留まっています。
上諏訪温泉は、諏訪湖東岸の湖岸沿いを中心に、30軒の宿泊施設や90か所近くもの共同浴場・日帰り入浴施
設が建ち並ぶ、温泉王国信州を代表する温泉地の一つです。

古くから諏訪大社上社の門前町として知られ、江戸時代には甲州道中(街道)の宿場町として、また、高島藩
の城下町として栄えました。
温泉の歴史も古く、鎌倉時代には利用が始まり、室町時代の史料には「平湯」の名が記録されているそうで
す。
近代に入ると、製糸工業の隆盛、1905(明治38)年のJR中央本線の開通、温泉掘削法の開発によって大いに
発展し、片倉財閥の2代目片倉兼太郎によって1928年に建設された片倉館は、わが国最古の温泉保養施設と
して、現在も市民に親しまれています。
タイルの色の影響で美しい緑色に映る淡い黄色掛かった湯からは、芳
ばしい焦げ硫黄臭が香り、湯口でははっきりと玉子臭味が感じられま
す。
つるっとした肌触りも心地良く、少し熱めながらもさっぱりとした浴
感が印象に残りました。

同浴した地元の常連客と思われるおじさんにも気さくに声を掛けてい
ただき、浴場の佇まいや温泉そのものの素晴らしさとともにとても好
感した大満足の浴場です。              〔11.01.12〕
左の暖簾の先にある浴場は、透明のガ
ラス戸によって脱衣所と浴室が画され
た幅狭で奥行きの長い造り。
清掃が行き届き、整理整頓もきちんと
なされている板張りの脱衣所には、左
手に16庫の木製ロッカーが設えられて
います。

浴室は壁面の腰下が緑色の角タイル、
床が苗色の丸モザイクタイル張りで、
右側のガラスブロックの仕切り壁に沿
って、床と同じ丸モザイクタイルを底
に張った2.5×0.9mほどのステンレス
製の湯船が配されています。
手前には小さなステンレス槽が付設さ
れ、源泉と水を自在に加えることがで
きるほか、湯船の横にあるカランから
も源泉を注入できるようになっていま
した。
通路の先は中庭のようになってい
て、湯上がりに寛げるよう、丸テ
ーブルと椅子が置かれています。

両端に暖簾が掛かった正面の浴場
を確認して周りを見回していたと
ころ、不意に背後から声を掛けら
れてびっくり。
通路を抜けるとすぐ右手前が所有
者の御自宅となっており、利用者
はガラス戸を開け、料金箱に入浴
料を納めるようになっています。
一度だけでも浸かってみたいという欲求に
駆られながら、平温泉の手前で二股に分か
れる路地を右手に歩いていくと、40mほど
先の左側に外壁が淡黄色の2階建ての民家
があり、その手前側に「大和温泉」という
扁額が掲げられていました。
『大和温泉』は、県道諏訪辰野線(50号)からJR中央本線のすぐ東側の路地を南東方向へ向かい、600m先の
湯小路交差点で右へ折れて150mほど進むと左手に所在する、上諏訪温泉では数少ない一般開放されている個
人経営の共同浴場です。
日帰り入浴もできる「湯小路い
きいき元気館」という総合福祉
センターから線路の方へ向かっ
ていくと、赤い屋根に湯気抜き
を載せた淡いコバルトグリーン
の木造浴舎が正面に立ちはだか
り、驚いたことにその背後、さ
らにその後ろにも湯気抜きを備
えた建物が見えます。
平温泉・上の湯という手前の2
浴場は、外観からして風情十
分。ただし、残念ながらいずれ
もジモ泉となっています。

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額の下は奥へ向かう通路の入口となってお
り、この通路の奥が浴場となっています。
人が一人通行するのが精一杯の、幅狭で薄
暗い通路伝いのアプローチ。
まるで路地裏温泉の代名詞でもある大分県別府温泉の梅園温泉や鳥取県東郷温
泉の寿湯のようで、これだけでも何だかわくわくします。