住 所   大分県別府市南立石1区中津留3組-4
  電 話   
 営業時間   6:30(11~3月 7:00)~11:00 / 12:30~23:00
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   山水苑タンク(立石泉源)
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   69.0  ℃
 pH   6.3
 成分総計   0.508 g/㎏
    Na=44.0/K=6.9/Ca=24.2/Mg=16.0/Fe2=0.1(91.2㎎/㎏)
  F=0.1/Cl=41.1/SO4=62.7/HCO3=146.0/H2PO4=0.3
  (250.2㎎/㎏)
  H2SiO3=106.0/HBO2=1.3(107.3㎎/㎏)
  CO2=59.0(59.0㎎/㎏)
            〔2003.03.17〕
 入浴履歴   初訪10.04.03
 評 価   ★★★★
 観海寺温泉
中 津 留 温 泉
                     かんかいじおんせん なかつるおんせん
1990年7月に建てられた浴舎は、
平面が多角形を呈した瓦葺きの2
階建て建物で、歩道に斜めに面し
た辺に庇付きの開口があり、その
奥に浴場入口のアルミ扉が左右に
分かれて設けられています。

浴場は脱衣所と奥に続く浴室がガ
ラスのサッシ戸で仕切られた分離
型の造りで、簀子敷きの脱衣所に
は、入口扉のすぐ右横に20庫の脱
衣箱が備えられていました。
観海寺温泉は、別府市役所から1.5㎞ほど西へ上った朝見川の上流、船
原山(692m)北東麓の標高150mの高台に立地する、好天の日には遠く四
国まで見渡すことができるという八湯一の眺望を誇る温泉地です。

奈良時代に入って間もない713(和銅6)年、国東半島の各所に“六郷満山”
と呼ばれる28の密教寺院を開創し、温泉名の由来ともなっている観海禅
寺(写真右)を建立した仁聞菩薩によって開かれたと伝えられる温泉で、
1190(建久元)年頃には、病となった後白河法皇が夢のお告げにしたがっ
て入浴し、また、その第三皇女である式子内親王も「薬師湯」と称され
ていた観海寺の湯をこよなく嗜み、この地で生涯を終えたと口承されて
います。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
壁を水色、床を淡いベージュ色のタイルで仕上げた浴室には、仕切り壁
のある左奥に寄せて2.4×1.7mほどの隅丸長方形のタイル張り湯船が配
され、その右側には小さな長方形の源泉枡が付設されています。

源泉は“山水苑”という山の手町にある28区画の分譲住宅地に設置され
たタンクから引湯している単純温泉で、ほぼ無色透明の少し熱めの湯か
らは、微弱ながら石膏臭のような湯の香が感じられました。

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江戸時代に入ると開発が進められ、1803(享和3)年に完成し、翌年、
第10代岡藩主 中川久貴によって幕府に献納された『豊後国志』にも、
壮観な眺望と温泉の特徴、入浴の様子などが紹介されています。
近代以降も湯治場として多くの浴客で賑わっていましたが、1931年10
月28日の深夜に旅館街の中心から出火、旅館や浴場の多くが灰燼に帰
してしまいました。

それでもその後、地元の努力もあって観光温泉地として見事に復興を
果たし、現在では、杉乃井ホテルやスギノイパレスなど大型ホテルや
レジャー施設が建ち並ぶ一大温泉リゾートとなっています。
際立って個性的な湯ではありませんが、大通りに面しているとは思えない静けさの中、普段は浸かることの
できないジモ泉をじっくりと楽しむことができ、とても満足しました。           〔12.10.08〕
『中津留温泉』は、県道別府庄内線(52号)の観海寺温泉入口バス停留所
のすぐ下手、県道から東南東方向へ斜めに入る信号交差点の角に所在す
る、麻生農園所有の泉源から引湯して1922(大正2)年に創設された歴史
のある市有区営の共同浴場です。

通行量の多い通りに面しているものの、浴場の入口が路面より低くなっ
ていることから、向かい側の停留所で降り立った時には気が付かず、浴
場名に惑わされて一つ東の中都留停留所まで下ってしまい、探し当てる
までに少々時間を要してしまいました。