住 所   大分県別府市井田1組
  電 話   0977-66-0237
 営業時間   立寄り 11:00~16:00
 入浴料   400円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   アサヒヤ旅館
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   91.2  ℃
 pH   3.4
 成分総計   3.887 g/㎏
    H=0.4/Li=6.3/Na=1010.0/K=146.0/Ca=42.2/Mg=4.9/
  NH4=3.0/Fe2=1.2/Mn=1.7(1215.7㎎/㎏)
  F=1.7/Br=4.3/Cl=1560.0/SO4=424.0/HSO4=6.0/
  H2PO4=0.5(1996.5㎎/㎏)
  HAsO2=1.7/H2SiO3=666.0/HBO2=6.9(674.6㎎/㎏)
                           〔2004.09.27〕
 入浴履歴   初訪11.03.18
 評 価   ★★★★
 鉄輪温泉
旅館 アサヒヤ
                        かんなわおんせん りょかん あさひや
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
正面がガラス窓となっているため採光良好な石板張りの浴室
は、脱衣所から2段分下がった位置にあり、左壁には4基のシ
ャワーカランが並び、右奥に最大幅5.0m、奥行き2.6mほど
の台形を呈した水色タイル張りの湯船が配されています。
別府の名所を彫刻した飾り障子が
嵌められた廊下を右へ進むと、手
前から女湯・家族風呂・男湯が設
けられており、この日は男湯を貸
切利用させていただきました。

脱衣所はすべて板張りで、左手前
に2基の洗面台、その奥に天井まで
の高さがある25庫の脱衣箱が設置
され、下2段には10個の籠が納めら
れていました。

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大分県の温泉へ



『旅館 アサヒヤ』は、筋湯通りを
下り切った右手、大分交通鉄輪バス
待合所のすぐ裏手に所在する1928年
創業の温泉旅館です。

小規模な木造の民宿・貸間宿が集ま
る界隈で広々とした敷地に建つ建物
は、20室の客室を擁する鉄筋コンク
リート造りの4階建て。
薄紫色の暖簾が掛かる玄関を入ると、
ゆったりしたロビーの右側に帳場が
あり、立寄り入浴をお願いします。
古くから多数の噴気や熱湯・熱泥が噴出する温熱地帯として知られ、
奈良時代に編まれた『豊後風土記』にも、「玖倍理湯の井」の名で記
載されています。
1276(建治2)年、念仏行脚のために伊予国からこの地を訪れた一遍上
人が、地獄噴気に困っていた住民を助けるために鶴見権現で21日間の
断食祈願を行い、大小の石に経文を一字ずつ書いて地獄に投げ込んで
これを鎮静。その後、蒸し湯・渋の湯・熱の湯といった浴場を創設し
たそうです。

現在では、観光名所となった地獄めぐりの拠点として多くの観光客で
賑わうとともに、湯治場の風情を色濃く留める街として知られ、地獄
釜を利用して自炊ができる“貸間”と呼ばれる素泊まりの宿を含め、
45軒ほどの旅館・ホテルが建ち並んでいます。
鉄輪温泉は、2001年にNHKが放映した「21世紀に残したい日本の風景百選」で、第2位の“別府の湯煙”
として紹介された別府八湯を象徴する温泉地です。
石板を組んで設えた右手の湯口からトボトボと注がれているのは、泉温90℃超の自家源泉である純食塩泉。
注入量を調節して絶妙な温度に調整された無色透明の湯からは、鉄輪温泉特有の金気を帯びた噴気臭と薄塩
味が感じられ、浸かっている間は肌が少しぬるっと、湯上がりにはしっとりしました。

ゆったりした湯船で鉄輪らしいお湯を心ゆくまで楽しませていただき、満足度の高い湯浴みとなりました。
                                           〔12.05.09〕