住 所   大分県別府市鉄輪上3組
  電 話   0977-66-2301
 営業時間   立寄り 11:00~15:00 (要確認)
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   大黒屋 内湯
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   86.7  ℃
 pH   3.6
 成分総計   0.645 g/㎏
    Na=115.4/K=10.6/Ca=23.1/Mg=5.2/Al=2.5/Fe2=0.4/
  Fe3=0.6/Mn=0.3(158.1㎎/㎏)
  Br=0.1/Cl=143.5/SO4=147.3(290.8㎎/㎏)
  H2SiO3=152.6/HBO2=6.1(158.7㎎/㎏)
  CO2=37.0/H2S=0.2(37.2㎎/㎏)
     〔2005.06.13〕
 入浴履歴   初訪10.02.13
 評 価   ★★★★
 鉄輪温泉
大 黒 屋
                           かんなわおんせん だいこくや
古くから多数の噴気や熱湯・熱泥が噴出する温熱地帯として知られ、
奈良時代に編まれた『豊後風土記』にも、「玖倍理湯の井」の名で記
載されています。
1276(建治2)年、念仏行脚のために伊予国からこの地を訪れた一遍上
人が、地獄噴気に困っていた住民を助けるために鶴見権現で21日間の
断食祈願を行い、大小の石に経文を一字ずつ書いて地獄に投げ込んで
これを鎮静。その後、蒸し湯・渋の湯・熱の湯といった浴場を創設し
たそうです。

現在では、観光名所となった地獄めぐりの拠点として多くの観光客で
賑わうとともに、湯治場の風情を色濃く留める街として知られ、地獄
釜を利用して自炊ができる“貸間”と呼ばれる素泊まりの宿を含め、
45軒ほどの旅館・ホテルが建ち並んでいます。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
採光が限られているために洞窟っぽい少し不気味な雰囲気が
漂い、左壁に寄せて壁際のみ大小の岩を積み上げた縦2mほ
どの扇紙形を呈した石造りの湯船が配されています。

パイプ湯口からトボトボと注がれているのは、自家源泉であ
る弱酸性の単純温泉。
加水によって湯温調整しているという少し熱めの無色透明の
湯からは、焦げたような仄かな噴気臭と微弱な鉄錆味・酸味
が感じられ、肌も少しつるっとしました。


宿泊料金が安く、女将さんも気さくで良い方との評判。
ぜひ一度宿泊して、地獄蒸し料理を味わってみたい宿です。
                     〔12.01.09〕
浴場は貸切交替制の内風呂が一つだけで、奥へ延びた廊下の突き当たり
を左へ進み、少し先を右に折れたところに設けられています。
脱衣所は幅狭の奥に長い狭小な造りで、左奥の壁に2段の棚が設えられ、
5個の籠が納められていました。

浴室は平石張りで、貸切風呂としては結構ゆったりしています。
『大黒屋』は、鉄輪むし湯から熱の湯へ向かう熱の湯通りの途中で左に
逸れ、入り組んだ幅狭の路地を70mほど進むと、轟々と勢いよく立ち上
る噴気をバックに所在している温泉旅館です。

大正中期から昭和初期にかけて創業され、1941年発行の「大日本職業別
明細図 別府市」という地図にも記載されている歴史の古い湯治宿で、
2001年から始めた鉄輪名物の地獄釜を利用した地獄蒸し料理が体験でき
る“地獄蒸し屋台”が好評を博しています。
1960年頃に建てられたという木造2階建ての本館と別館からなり、客室
は全8室。
本館の敷地内には、濛々と白い湯気が立ち上る地獄釜が設置されていま
した。

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鉄輪温泉は、2001年にNHKが放映した「21世紀に残したい日本の風景百選」で、第2位の“別府の湯煙”
として紹介された別府八湯を象徴する温泉地です。
玄関のガラス戸を開けて声を掛け
させていただくと、お昼時という
こともあって、ちょうど地獄蒸し
体験の予約客に応対されている最
中で、とてもお忙しいご様子。

それでもご主人が出て来られ、突
然の立寄り入浴の申し出にもかか
わらず、快く応じてくださいまし
た。