住 所   大分県別府市鉄輪東6組
  電 話   0977-66-1590
 営業時間   
 入浴料   
温泉利用状況   完全放流式 (一部加水あり)
   
 源 泉 名   双葉荘
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   94.8  ℃
 pH   5.0
 成分総計   4.072 g/㎏
    Li=8.3/Na=1024.0/K=178.3/Ca=34.5/Mg=4.1/NH4=1.0/
  Fe2=0.6/Mn=1.0(1251.8㎎/㎏)
  F=0.2/Cl=1753.0/SO4=334.4/HSO4=0.1/HCO3=19.3/
  NO3=1.4(2108.4㎎/㎏)
  HAsO2=1.8/H2SiO3=628.7/HBO2=70.7(701.2㎎/㎏)
  CO2=11.0(11.0㎎/㎏)
            〔2005.08.02〕
 入浴履歴   初訪10.10.09 泊
 評 価   ★★★★
 鉄輪温泉
双 葉 荘
                            かんなわおんせん ふたばそう
玄関のある正面からはさほど大きく見えないものの、奥にも建物が続き、
驚いたことに裏口は鉄輪銀座通りに面し、利用させていただいた1階最
奥の“シャクヤクの間”は、共同浴場の地獄原温泉の真向かいに位置し
ていました。
中庭には鉄輪名物の地獄釜が設置され、女将の伊東アサ子さんのお勧め
もあって、この釜でご飯や鶏肉・キノコ・野菜などを初めて蒸してみま
したが、これまで味わったことのない美味しさでした。

通常、宿泊料は正月と連休を除いて1泊3500円(税別)となっていますが、
10月の3連休での利用で、加えて炊事場付きの1階の客室であったため、
室料1名分4725円にガス代105円、テレビ代525円と入湯税200円が加算さ
れ、2名で10280円と少し割高となっていました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
各湯船に湯量を絞りながら注入されているのは、自家源泉で
ある純食塩泉。
無色透明の湯からは、鉄輪特有の少し焦げたような金気含み
の噴気臭と薄塩味が感じられ、つるっとした肌触りも楽しむ
ことができました。


一度は宿泊体験してみたいと願っていた貸間旅館でしたが、
実際泊まってみると、自宅で過ごしているような自由と気安
さがあり、鉄輪の湯治場風情を十分に満喫することができ、
とても満足することができました。     〔12.04.13〕
一方、間を磨りガラスによって仕切
った男女別の浴場は、意外とゆった
りした大きさ。

壁面の下半はタイル、その基部から
床は天草陶石張りで、右奥に寄せて
側面を天草陶石、底をタイルで仕上
げた1.45m弱×1.35mほどの隅丸方
形の湯船が配され、左奥のコック付
きの湯口から泉温が90℃を超える高
温の源泉がトボトボと注がれていま
した。
浴場は、地獄釜の奥に混浴風呂と蒸し湯、さらにその奥に続く別棟に2
つの男女別浴場があり、混浴風呂は、左右2か所ある浴場入口の扉を閉
め、その外へ目印代わりに履物を置いておくと、貸切利用することがで
きます。
高い天井から柔らかな陽
が降り注ぐ石板張りの浴
室には、大小の礫と岩が
石垣のように鉤形に積ま
れ、その上に石造の薬師
如来が祀られています。

石積みの下には1.4×1.1
mほどの檜風呂が配され
ていますが、まるでお薬
師さんに見守られるよう
な位置関係にあり、厳粛
な気持ちを抱かされる独
特の雰囲気を有していま
した。
『双葉荘』は、温泉街の東半を東西に貫くいでゆ坂を下り切ると左手に所在する、数ある貸間の中でも人気
の高い1940年創業の湯治宿です。

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古くから多数の噴気や熱湯・熱泥が噴出する温熱地帯として知られ、
奈良時代に編まれた『豊後風土記』にも、「玖倍理湯の井」の名で
記載されています。
1276(建治2)年、念仏行脚のために伊予国からこの地を訪れた一遍
上人が、地獄噴気に困っていた住民を助けるために鶴見権現で21日
間の断食祈願を行い、大小の石に経文を一字ずつ書いて地獄に投げ
込んでこれを鎮静。その後、蒸し湯・渋の湯・熱の湯といった浴場
を創設したそうです。

現在では、観光名所となった地獄めぐりの拠点として多くの観光客
で賑わうとともに、湯治場の風情を色濃く留める街として知られ、
地獄釜を利用して自炊ができる“貸間”と呼ばれる素泊まりの宿を
含め、45軒ほどの旅館・ホテルが建ち並んでいます。
鉄輪温泉は、2001年にNHKが放映した「21世紀に残したい日本の風景百選」で、第2位の“別府の湯煙”
として紹介された別府八湯を象徴する温泉地です。
建物は木造の2階建てで、客室数は
全20室。

中庭のような空間を建物が回廊状
に巡る構造で、1階には戦前に建て
られた炊事場・勝手口付きの5室が
並び、共同炊事場のある2階には15
室の部屋が用意されています。