住 所   大分県別府市鉄輪159-2
  電 話   0977-66-0527
 営業時間   9:00~翌1:00
 入浴料   750円 (18:00~ 560円)
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   ひょうたん温泉
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   97.5  ℃
 pH   3.11
 成分総計   3.724  g/㎏
    Li=5.0/Na=1008.0/K=156.2/Ca=41.9/Mg=6.0/Al=0.1/
  Fe2=1.0/Fe3=0.4/Mn=1.3(1219.9㎎/㎏)
  Cl=1573.7/SO4=391.8(1965.5㎎/㎏)
  HAsO2=1.3/H2SiO3=476.6/HBO2=60.7(538.6㎎/㎏)
                           〔2016.04.08〕
 入浴履歴   初訪10.07.17
 評 価   ★★★★
 鉄輪温泉
ひょうたん温泉
                      かんなわおんせん ひょうたんおんせん
各湯船に供されてい
るのは、1994年1月
に地下700mで掘削
された独自源泉。

泉温が100℃近い激
熱泉ながら、この施
設で考案された湯雨
竹で42℃に冷却され
た湯からは、鉄輪温
泉らしい少酸味の焦
げたような噴気臭が
ほんのり香り、肌に
しっとりと馴染みま
す。
古くから多数の噴気や熱湯・熱泥が噴出する温熱地帯として知られ、
奈良時代に編まれた『豊後風土記』にも、「玖倍理湯の井」の名で記
載されています。
1276(建治2)年、念仏行脚のために伊予国からこの地を訪れた一遍上
人が、地獄噴気に困っていた住民を助けるために鶴見権現で21日間の
断食祈願を行い、大小の石に経文を一字ずつ書いて地獄に投げ込んで
これを鎮静。その後、蒸し湯・渋の湯・熱の湯といった浴場を創設し
たそうです。

現在では、観光名所となった地獄めぐりの拠点として多くの観光客で
賑わうとともに、湯治場の風情を色濃く留める街として知られ、地獄
釜を利用して自炊ができる“貸間”と呼ばれる素泊まりの宿を含め、
45軒ほどの旅館・ホテルが建ち並んでいます。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
また、ひょうたん風
呂の右手から階段を
下りたところには、
石垣のような岩積み
の上から滝のように
湯が落ちる19本の打
たせ湯“瀧湯”があ
り、ひょうたん風呂
の奥から屋外に出る
と、正面には庭のよ
うな広々とした露天
風呂、そこから右へ
進むと蒸し湯が設け
られていました。
男女別の浴場は、中央に飲泉所が設けられた中庭を挟んで左
右に分かれ、手前左側が女湯、奥が男湯となっています。
脱衣所はまずまずの広さを有し、別府でも屈指の人気施設ら
しく、鍵付きのスチールロッカーが168庫も設置され、コイ
ンロッカーも30庫分備えられていました。

浴場は脱衣所から階段を下りたところにあり、コンクリート
張りの広々とした室内には、左側に岩風呂、右側手前に檜風
呂、その奥にひょうたん風呂がそれぞれ配され、檜風呂とひ
ょうたん風呂の後ろが洗い場となっています。
また、1928年には、還暦を記念して“ひょうたん閣”という木造トタン
張りで高さ18mの7階建てタワーを建て、温泉のシンボルとしていまし
たが、空襲の目標になるとの理由で、1945年に軍により強制撤去されて
しまいました。

緩やかな坂を上って敷地内に入っていくと、手前左に小振りな竹製冷却
装置 湯雨竹(ゆめたけ)を利用した足湯、正面に受付棟、左斜め前方に
“マツさんの湯ここち”という5つの貸切家族風呂があり、利用者は大
きな暖簾が掛かった受付棟で入浴受付を行うようになっています。
なお、この施設は、2007年4月に観光ミシュランガイドで三つ星を与え
られたとのことです。
『ひょうたん温泉』は、鉄輪温泉東
口から北へ120mほど向かうと左手
に所在する日帰り入浴施設です。

1922(大正11)年、大阪から妻マツの
リュウマチ治療のために別府を訪れ
た河野順作氏が、温泉を掘り当て、
隠居所を設けて住み始めたのを嚆矢
する浴場で、豊臣秀吉が大好きだっ
たことから、秀吉の馬印“千成瓢箪”
に因んで瓢箪型の湯船を造り、「ひ
ょうたん温泉」と名付けたそうです。
鉄輪温泉は、2001年にNHKが放映した「21世紀に残したい日本の風景百選」で、第2位の“別府の湯煙”
として紹介された別府八湯を象徴する温泉地です。

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思いのほか嵌ってしまったのは瀧湯。物足りなさを感じることの多い打たせ湯ですが、打たせ具合も本当に
ぴったりで、繰り返し何度も楽しませてもらいました。

前を通る度にいつも満車状態の駐車場を見て、別府に来てまでスパ銭のような施設を利用するのはどうか?
と思っていましたが、朝一番で利用者も少なく、ゆったりと楽しむことができ、予想以上の満足感を得るこ
とができました。                                   〔11.11.27〕