住 所   大分県別府市井田1組
  電 話   0977-66-0655
 営業時間   立寄り 11:00~15:00 (要確認)
 入浴料   1500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   入舟荘
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   64.2  ℃
 pH   3.9
 成分総計   0.2578 g/㎏
    Na=18.0/K=3.5/Ca=15.9/Mg=3.5/Al=2.3/Fe2=0.1/
  Fe3=1.4/Mn=0.1(44.8㎎/㎏)
  Cl=14.6/SO4=80.9(95.5㎎/㎏)
  H2SiO3=90.2/HBO2=0.5(90.7㎎/㎏)
  CO2=26.4/H2S=0.4(26.8㎎/㎏)
      〔2004.12.03〕
 入浴履歴   初訪10.02.13
 評 価   ★★★★
 鉄輪温泉
入 舟 荘
                         かんなわおんせん  いりふねそう
帳場からピカピカに磨かれたフロー
リングの廊下を左へ進むと、2001年
にリニューアルされた“蓬莱の湯”、
“くつろぎの湯”と名付けられた2
つの浴場が設けられています。
いずれも家族風呂として利用されて
いるため、立寄り入浴の場合は事前
に問合せが必要です。

手前左手に入口がある蓬莱の湯の方
がガラス窓が大きく明るい造りとな
っていますが、訪れた時は先客が入
浴中であったため、突き当たりのく
つろぎの湯を利用させていただきま
した。
古くから多数の噴気や熱湯・熱泥が噴出する温熱地帯として知られ、
奈良時代に編まれた『豊後風土記』にも、「玖倍理湯の井」の名で記
載されています。
1276(建治2)年、念仏行脚のために伊予国からこの地を訪れた一遍上
人が、地獄噴気に困っていた住民を助けるために鶴見権現で21日間の
断食祈願を行い、大小の石に経文を一字ずつ書いて地獄に投げ込んで
これを鎮静。その後、蒸し湯・渋の湯・熱の湯といった浴場を創設し
たそうです。

現在では、観光名所となった地獄めぐりの拠点として多くの観光客で
賑わうとともに、湯治場の風情を色濃く留める街として知られ、地獄
釜を利用して自炊ができる“貸間”と呼ばれる素泊まりの宿を含め、
45軒ほどの旅館・ホテルが建ち並んでいます。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
蓬莱の湯が円を4分割したような曲線的な湯船であるのに対
し、くつろぎの湯の方は、同じ石造りでも奥行き・幅ともに
1.2mほどの変形四角形を呈した小さな湯船でした。

浴槽内の奥から静かに注がれているのは、自家源泉である酸
性の単純温泉。
無色透明の適温の湯からは、少し焦げたような独特の噴気臭
と弱い酸味が感じられ、優しい肌当たりに心身ともに癒され
ました。


立寄りで頻繁に訪れるには入浴料の高さが少々辛いところで
すが、鉄輪の湯を貸切でゆったりと楽しめる、元気で気さく
な女将さんが評判の瀟洒な佳宿です。    〔11.10.24〕
『入舟荘』は、温泉街のメインストリートであるいでゆ坂から熱の湯通りを北へ約190m、共同浴場の熱の湯
に隠れるようにその右後ろに所在する温泉旅館です。

くつろぎの湯
蓬莱の湯
もともと湯治宿として始められた
客室全5室の小ぢんまりとした宿
で、すぐ背後に西福寺が立地する
崖が迫っているため、1995年に改
築されたという木造2階建ての建
物は、奥行きのない左右に広がっ
た造りとなっています。

館内に入ると、正面には美しい絵
柄の振袖が飾られ、その右横が帳
場となっていました。
鉄輪温泉は、2001年にNHKが放映した「21世紀に残したい日本の風景百選」で、第2位の“別府の湯煙”
として紹介された別府八湯を象徴する温泉地です。

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