住 所   大分県別府市御幸5組-2
  電 話   0977-66-0178
 営業時間   8:00~17:00
 入浴料   400円 (施設入場料)
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   竈地獄
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   86.4  ℃
 pH   7.4
 成分総計   4.022 g/㎏
    Li=7.2/Sr=0.6/Na=1216.4/K=164.6/Ca=55.7/Mg=2.5/
  Al=0.1/Ba=0.2/Mn=0.5(1447.8㎎/㎏)
  F=4.0/Br=6.0/Cl=1981.2/SO4=282.0/HCO3=24.4/
  HS=0.1(2297.7㎎/㎏)
  HAsO2=2.5/H2SiO3=183.0/HBO2=85.4(270.9㎎/㎏)
  CO2=5.5(5.5㎎/㎏)
             〔2010.09.03〕
 入浴履歴   初訪10.10.09
 評 価   ★★★★
 鉄輪温泉
かまど地獄 いやしの湯
                   かんなわおんせん かまどじごく いやしのゆ
かまど地獄2丁目
かまど地獄1丁目
『いやしの湯』は、大きな釜が鎮座している東側の入口から入場すると
すぐ左手、トイレの奥に隠れるようにひっそりと建っている、かまど地
獄を経営している社長さんが貸切の家族風呂として無料で開放されてい
る自家用の浴場で、入浴希望者は東側のチケット売り場で申し出て、鍵
をお借りするようになっています。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
かまど地獄は、温泉街を東西に貫くみゆき坂を
上り切ると右手に所在する鉄輪地獄地帯の一つ
で、氏神である竈門八幡宮の大祭に地獄の噴気
で御供飯を炊いていたことをその名の由来とし
ています。

園内は1丁目から6丁目の地獄からなり、このう
ち1丁目と4丁目・6丁目は熱泥地獄、シンボル
であるかまどの鬼が見下ろしている2丁目は噴
気で、3丁目・5丁目には美しい水色や淡青磁色
の高温泉が湛えられています。
また、“飲む温泉”や蒸し湯である“手・足の
湯”、“のど・肌の湯”からなる極楽0~3丁目、
3丁目の源泉を引いた掛け流しの足湯も設けら
れています。

古くから多数の噴気や熱湯・熱泥が噴出する温熱地帯として知ら
れ、奈良時代に編まれた『豊後風土記』にも、「玖倍理湯の井」の
名で記載されています。
1276(建治2)年、念仏行脚のために伊予国からこの地を訪れた一遍
上人が、地獄噴気に困っていた住民を助けるために鶴見権現で21日
間の断食祈願を行い、大小の石に経文を一字ずつ書いて地獄に投げ
込んでこれを鎮静。その後、蒸し湯・渋の湯・熱の湯といった浴場
を創設したそうです。

現在では、観光名所となった地獄めぐりの拠点として多くの観光客
で賑わうとともに、湯治場の風情を色濃く留める街として知られ、
地獄釜を利用して自炊ができる“貸間”と呼ばれる素泊まりの宿を
含め、45軒ほどの旅館・ホテルが建ち並んでいます。
かまど地獄3丁目

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家庭用らしく、浴室は1.9×1.7mほどのタイル張り湯船の右
横にシャワーを備えた狭小なタイル張りの洗い場を付設した
もので、湯船の奥の黒タイルの壁には、白字で「源泉に 鬼
もほほえむ 地獄の湯」というユーモアいっぱいの句が記さ
れていました。
左手のバルブ付きのパイプ湯口から浴槽内で注入されている
のは、地下200mで掘削自噴しているという3丁目の湯を引い
た純食塩泉。
青白色に濁った熱め寄り適温の湯からは、少し焦げたような
独特の噴気臭がほんのり香り、薄塩味が感じられました。

鉄輪の其処ここで噴気を上げる地獄の湯に入湯できる数少な
い浴場であり、提供して下さっている社長さんに感謝の気持
ちを抱きながら、じっくりと湯浴みを楽しませていただきま
した。                   〔12.03.11〕
鉄輪温泉は、2001年にNHKが放映した「21世紀に残したい日本の風景百選」で、第2位の“別府の湯煙”
として紹介された別府八湯を象徴する温泉地です。
かまど地獄4丁目
かまど地獄5丁目
かまど地獄6丁目