住 所   大分県別府市御幸3組648
  電 話   0977-66-0742
 営業時間   立寄り 13:00~22:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   別府温泉 かなわ荘
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   99.0  ℃
 pH   4.4
 成分総計   3.011 g/㎏
    Li=4.5/Na=866/K=103/Ca=33.3/Mg=3.3/Al=0.2/
  NH4=1.0/Fe2=0.4/Mn=0.5(1012㎎/㎏)
  F=3.0/Cl=1218/SO4=310/HSO4=0.4/H2PO4=0.2
  (1532㎎/㎏)
  HAsO2=1.4/H2SiO3=62.4/HBO2=369(433㎎/㎏)
  CO2=34.1(34.1㎎/㎏)
           〔1981.10.23〕
 入浴履歴   初訪10.07.17,最終11.12.23(2回目)
 評 価   ★★★★
 鉄輪温泉
湯元旅館 かなわ荘
                 かんなわおんせん ゆもとりょかん かなわそう
右奥の岩積みの湯口から
掛け流されているのは、
1977年に掘削され、地下
300mで自噴していると
いう弱酸性の純食塩泉。

泉温がほぼ100℃の激熱
泉のために45%ほどの水
が加えられ、興味深いこ
とに、その影響で浴槽内
の温泉は含芒硝-食塩泉
に泉質変化しています。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
一方、初訪時には利用することができなかった露天風呂は、ゆったりと
した石造り。
祝日ながらお昼時ということもあって入浴客はほかになく、貸切状態で
のんびりと浸かることができました。
浴室も小ぢんまりした造りで、壁を河原石、床を石板で仕上
げ、左手前に3基のシャワーカラン、その奥に蒸し風呂、右
奥に2.9×2.15mほどの石張りの湯船が配されています。
帳場から左へ延びる廊下を進んで
突き当たりを右に折れ、次の突き
当たりで右側の階段を下りるとそ
の先に浴場があり、中庭との間の
簀子敷きの通路の左手前に男性内
湯とその奥に女性内湯、女性内湯
の向かいに男性露天とその奥に女
性露天、突き当たり左手に貸切風
呂がそれぞれ設けられています。
『湯元旅館 かなわ荘』は、国道300号(九州横断道路)の鉄輪温泉入口
交差点から県道別府山香線(218号)を北へ向かい、50mほど先を右に
折れ、幅の狭い坂道を40m余り下ると左手にひっそりと所在している
温泉旅館です。

初訪時、外壁の上が白色、下がなまこ壁で仕上げられていた蔵のよう
な純和風の建物は、2011年1月の改装によって深緋色にお色直し。
客室は全10室を数え、通常の旅館タイプの部屋のほかに、トイレ・洗
面所が共同の貸間もあるそうです。
大きな大黒天の石像の前を過ぎて館内に入ると、外観とともに手が加
えられた板張りのフロアの正面右寄りに帳場があり、立寄り入浴をお
願いします。
古くから多数の噴気や熱湯・熱泥が噴出する温熱地帯として知られ、
奈良時代に編まれた『豊後風土記』にも、「玖倍理湯の井」の名で記
載されています。
1276(建治2)年、念仏行脚のために伊予国からこの地を訪れた一遍上
人が、地獄噴気に困っていた住民を助けるために鶴見権現で21日間の
断食祈願を行い、大小の石に経文を一字ずつ書いて地獄に投げ込んで
これを鎮静。その後、蒸し湯・渋の湯・熱の湯といった浴場を創設し
たそうです。

現在では、観光名所となった地獄めぐりの拠点として多くの観光客で
賑わうとともに、湯治場の風情を色濃く留める街として知られ、地獄
釜を利用して自炊ができる“貸間”と呼ばれる素泊まりの宿を含め、
45軒ほどの旅館・ホテルが建ち並んでいます。
鉄輪温泉は、2001年にNHKが放映した「21世紀に残したい日本の風景百選」で、第2位の“別府の湯煙”
として紹介された別府八湯を象徴する温泉地です。

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それでも、露天風呂や蒸し湯に加え、実見していませんが、入浴料500円で砂湯まで楽しむことができるとの
こと。
観光客で賑わう鉄輪温泉街の中心から少し離れた、隠れ宿っぽい佇まいも魅力の温泉宿です。 〔12.02.10〕
各湯口では弱金気臭と薄
塩味が感じられるものの、
内湯ではやや熱め、露天
では適温に調整された透
明湯からは、加水の影響
で成分臭が仄かに香り、
塩味も痕跡的に判る程度
で、少つるりの触感を除
いては、浴感のうえで多
少物足りなさが残りまし
た。
まず利用させていただいたのは、
源泉を利用した岩盤蒸し風呂が併
設されている内風呂。

脱衣所はさほど広くはありません
が、板壁に網代天井のなかなか凝
った造りで、左側には洗面ボウル
2基のパウダーコーナーが設けら
れ、右には深めの籠が納められた
12庫の脱衣箱が備えられていまし
た。