住 所   大分県別府市鉄輪御幸4組
  電 話   0977-66-1808
 営業時間   立寄り 13:00~15:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   いで湯の宿 丸神屋
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   90.5  ℃
 pH   8.3
 成分総計   2.859 g/㎏
    Na=907.9/K=104.7/Ca=29.8/Mg=1.6/Mn=0.5
  (1044.5㎎/㎏)
  Cl=1346.2/SO4=225.4/HCO3=24.4/CO3=12.0
  (1608.0㎎/㎏)
  H2SiO3=121.2/HBO2=54.1(175.3㎎/㎏)
  CO2=30.8(30.8㎎/㎏)            〔2004.12.02〕
 入浴履歴   初訪11.12.23
 評 価   ★★★★
 鉄輪温泉
いで湯の宿 丸神屋
                   かんなわおんせん いでゆのやど まるがみや
右手前には湯小屋の壁を利用して2
基のシャワーカランが並び、その先
に右側と奥を大小の岩で画したコン
クリート湯船が配されています。

また、湯船とは反対の左側には“滝
湯”と呼んでいる5条の打たせ湯が
あり、さらにその奥に建つ青い波板
張りの小屋に入ると、左半に砂湯、
右手前に身体に付着した砂を洗い落
とすための浴槽、その奥に蒸し湯が
設けられていました。
プッシュ式となったガラス張りの
自動ドアから館内に入ると、まっ
すぐ奥へ延びる廊下の左手前に帳
場があり、立寄り入浴をお願いし
ます。

この宿には、男女別の内湯・露天
風呂のほか、2室の貸切内湯と混
浴露天風呂の計7か所の浴場が設
けられていますが、立寄りで楽し
むことができるのは混浴露天のみ
となっています。
古くから多数の噴気や熱湯・熱泥が噴出する温熱地帯として知られ、
奈良時代に編まれた『豊後風土記』にも、「玖倍理湯の井」の名で記
載されています。
1276(建治2)年、念仏行脚のために伊予国からこの地を訪れた一遍上
人が、地獄噴気に困っていた住民を助けるために鶴見権現で21日間の
断食祈願を行い、大小の石に経文を一字ずつ書いて地獄に投げ込んで
これを鎮静。その後、蒸し湯・渋の湯・熱の湯といった浴場を創設し
たそうです。

現在では、観光名所となった地獄めぐりの拠点として多くの観光客で
賑わうとともに、湯治場の風情を色濃く留める街として知られ、地獄
釜を利用して自炊ができる“貸間”と呼ばれる素泊まりの宿を含め、
45軒ほどの旅館・ホテルが建ち並んでいます。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
折角の機会ですので生まれ
て初めて砂湯を体験してみ
ましたが、仰向けになって
寝そべっていると程なくし
て背中がとても熱くなり、
長時間横たわっていること
はできませんでした。
混浴露天風呂は建物の背後にあり、
立寄りの場合はいったん玄関を出て、
建物の右を奥へ進んで反時計回りに
裏手へ向かい、温室のような白い波
板張りの小屋の中を簀子伝いに抜け
ていきます。
『いで湯の宿 丸神屋』は、亀の井
バスの鉄輪バスターミナルのすぐ北
側から湯乃徳稲荷へ向かう石畳の参
道を西へ約120m、地獄地帯の一角
に所在する1955年4月創業の温泉旅
館です。

勢いよく噴き上がる噴気の横に建つ
建物は、少し古さを感じさせる箱形
を呈した2階建てで、客室は全20室
を数えます。
奥行きが7m以上もある池のような露天風呂にたっぷりと満
たされているのは、1967年8月29日に地下220mで掘削自噴し、
30m引湯されているという自家源泉の食塩泉。
泉温90℃超の高温泉に水を50%ほど加えているため、湯口で
の成分総計は1.4385g/㎏と源泉のそれに対して半分ほどにな
っていますが、無色透明の湯からは芒硝っぽい成分臭と薄塩
味が感じられ、肌触りも少しつるりとして、湯上がり後には
しっとりしました。


なお、現在は全館改装工事のために休業中とのこと。

500円で露天風呂だけでなく砂湯や蒸し湯まで楽しむことが
できるお得な湯宿だっただけに少々残念ですが、リニューア
ルオープン後はぜひとも再訪し、生まれ変わった姿をこの目
で確かめたいと思います。          〔12.11.27〕
入口に暖簾の掛かった湯小屋の中
は、板張りの廊下の左手前が男、
奥が女性の脱衣所となっており、
脱衣所には10数個のプラスチック
籠を納めた4段の棚と100円有料の
コインロッカーが6庫分備えられ
ていました。

女性脱衣所の向かいにあるサッシ
戸から5段下りたところが、白波
板で屋根掛けされた広々とした石
張りの半露天。
鉄輪温泉は、2001年にNHKが放映した「21世紀に残したい日本の風景百選」で、第2位の“別府の湯煙”
として紹介された別府八湯を象徴する温泉地です。

トップページへ



大分県の温泉へ