住 所   大分県別府市風呂本1組
  電 話   0977-66-1767
 営業時間   立寄り 10:00~15:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   温泉閣
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   96.2  ℃
 pH   5.2
 成分総計   3.701 g/㎏
    Na=1135.2/K=163.7/Ca=28.8/Mg=2.7/Al=0.1/Fe2=0.4/
  Fe3=0.3/Mn=0.7(1331.9㎎/㎏)
  Cl=1721.3/SO4=346.3/HCO3=12.2(2079.8㎎/㎏)
  H2SiO3=193.0/HBO2=74.5(267.5㎎/㎏)
  CO2=22.0/H2S=0.2(22.2㎎/㎏)
       〔2004.12.10〕
 入浴履歴   初訪10.05.03
 評 価   ★★★★
 鉄輪温泉
御 宿 温 泉 閣
                       かんなわおんせん おやど おんせんかく
古くから多数の噴気や熱湯・熱泥が噴出する温熱地帯として知られ、
奈良時代に編まれた『豊後風土記』にも、「玖倍理湯の井」の名で記
載されています。
1276(建治2)年、念仏行脚のために伊予国からこの地を訪れた一遍上
人が、地獄噴気に困っていた住民を助けるために鶴見権現で21日間の
断食祈願を行い、大小の石に経文を一字ずつ書いて地獄に投げ込んで
これを鎮静。その後、蒸し湯・渋の湯・熱の湯といった浴場を創設し
たそうです。

現在では、観光名所となった地獄めぐりの拠点として多くの観光客で
賑わうとともに、湯治場の風情を色濃く留める街として知られ、地獄
釜を利用して自炊ができる“貸間”と呼ばれる素泊まりの宿を含め、
45軒ほどの旅館・ホテルが建ち並んでいます。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
少し熱めの無色透明の湯は、わずかに金気を帯びた噴気臭が
香る程度の鉄輪では大人しく感じられるもので、飲泉してみ
るとほんのり香る竹の匂いとともに薄塩味の昆布茶のような
味が感知され、湯上がり後には肌がしっとりしました。

塀で囲まれていることから開放感は望めませんが、湯船の奥
に庭木を配して落ち着きのある空間に仕上げられており、温
泉街の中心に位置しているとは思えない静寂の中、癒しのひ
と時を過ごさせていただきました。      〔12.05.18〕
石板張りの浴場は、まっすぐな左壁に対して右側が奥に向かって斜めに広が
る扇形を細長くしたような平面形で、手前側の半分には板壁の上に簾が掛け
られ、一番手前は右壁の上部に嵌め込まれた3庫の脱衣箱とプラスチック籠2
個を備えた脱衣スペース、その先は右側にシャワーカラン1基が設置された
洗い場となっていました。
格天井となった趣のある玄関から
本館に入り、板張りのロビーを抜
けて奥へ進むと、新館への渡り廊
下の右手にほぼ左右対称の造りを
した男女別の露天風呂があり、訪
問時には手前側の男湯を貸切で利
用させていただきました。
『御宿 温泉閣』は、一遍上人によって開かれ、1891(明治24)年に再興、
1909(明治42)年に本堂が完成した温泉山永福寺の境内に所在する、かつ
ては信者の宿坊であったという明治時代創業の温泉旅館です。

お寺の本堂と勢いよく噴気が上がる泉源(温泉塔)の間を抜けると、横長
の青緑色の暖簾を掛けた入母屋破風の玄関がお出迎え。
建物は木造2階建ての本館とその奥の平屋建ての新館からなり、客室は
各8・3室の全11室を数えます。

浴場は本館の左右両端にある内湯のほか、露天も2か所設けられており、
立寄り入浴の場合は露天風呂のみ利用することができます。
鉄輪温泉は、2001年にNHKが放映した「21世紀に残したい日本の風景百選」で、第2位の“別府の湯煙”
として紹介された別府八湯を象徴する温泉地です。

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その奥には、奥行き2.25m強、最大幅
1.9mほどの大きさの五角形状をした
石造りの湯船が配され、左奥の岩の間
から延びる白い析出物が付着した竹管
の湯口からは、1989年に地下180mで
掘削されたという泉温が100℃近い激
熱の自噴泉がトボトボと注がれていま
す。