住 所   大分県別府市井田3組
  電 話   0977-66-0440
 営業時間   
 入浴料   
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   中野屋 / 陽光荘
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉 / ナトリウム-塩化物・硫酸
  塩泉
 湧出量      / 2.6  ℓ/min
 泉 温   95.3 / 89.3  ℃
 pH   5.9 / 8.6
 成分総計   4.278 / 1.389 g/㎏
    Li=7.0/Sr=0.5/Na=1160.0/K=169.0/Ca=35.7/Mg=3.5/
  Fe2=0.5/Mn=1.0(1377.2mg/kg)
  F=3.0/Br=4.9/Cl=1790.0/SO4=345.0/HCO3=12.2/
  NO3=0.2(2155.3mg/kg)
  HAsO2=1.9/H2SiO3=626.0/HBO2=75.1(703.0mg/kg)
  CO2=43.1(43.1mg/kg)
         〔2009.03.10〕

  Li=2.1/Na=408.0/K=42.9/Ca=8.9/Mg=0.4(462.3㎎/㎏)
  F=3.5/Br=1.1/Cl=424.0/SO4=256.0/HCO3=54.9/
  CO3=24.0/HS=0.1(763.6㎎/㎏)
  HAsO2=0.4/H2SiO3=148.0/HBO2=15.2(163.6㎎/㎏)
                     〔2009.12.01〕

 入浴履歴   初訪13.02.09 泊
 評 価   ★★★★
 鉄輪温泉
入湯貸間 陽光荘
                   かんなわおんせん にゅうとうかしま ようこうそう
主浴槽では少し熱め寄りの適温、岩風呂ではややぬるめに調
整された無色透明の湯からは、やはり噴気臭と薄塩味を感知
しましたが、加水の影響からか、いずれも小浴場より弱く感
じました。


買い求めた様々な具材を源泉の蒸気で調理する地獄蒸しの楽
しさと美味しさを存分に満喫することができるのが、貸間旅
館の醍醐味。
これからも機会を捉えて貸間に泊まり、いろいろな蒸し料理
にチャレンジしたいと思います。       〔13.11.06〕
浴場は玄関のすぐ先に大
小2か所あり、公式サイ
トでは大浴場が男湯、小
浴場が女湯と紹介されて
いますが、実際は2~3時
間ごとの男女入替え制と
なっています。

到着後まず向かったのは、
玄関から見て手前側の小
浴場。
脱衣所とはガラス戸で仕
切られた湯気蒸したタイ
ル張りの浴室には、ステ
ンドグラスの嵌った仕切
り壁の下に幅2.2、奥行
き1.4mほどの変形五角
形のタイル張り湯船が配
され、浴槽内に挿入され
たパイプから静かに源泉
が加えられていました。
片隅に布団類が重ねて置かれた6
畳の部屋には、自炊に必要な炊事
用具が一通り揃えられ、コイン式
のテレビやエアコンも備えられて
いましたが、部屋の中は噴気熱で
十分温かく、滞在中は一度も使用
しませんでした。

1・2階にそれぞれ設けられた炊事
場には、合わせて27基の地獄釜が
あり、他の宿泊客と一緒に2階の
釜で調理させていただきました。
常宿としている別府駅前のビジネスホテルの予約が取れず、双葉荘で
の地獄蒸し体験が楽しい思い出として残っていたことから、再び貸間
に宿泊することにしました(1泊素泊まり 3800円)。

1965年に改築された本館は木造2階建てで、いでゆ坂を下り切った先、
150mほど東へ離れたところにある別館と合わせて、客室は全27室を
数えます。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。

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一方、同じくタイルで仕上げられた大浴場には、仕切り壁のある右側に
寄せて奥行き1.7mほどの扇紙形をしたタイル張りの主浴槽、左手前に
1.65×1.4mほどの岩風呂が配され、さらに左側には蒸し湯が付設され
ています。

泉温が90℃近い高温泉のため加水のうえで両湯船に供されているのは、
地下150mで自噴しているという自家源泉の含芒硝-食塩泉。
使用されているのは、中野屋から引かれて
いる含芒硝-食塩泉で、無色透明の少し熱
めの湯からは、鉄輪独特の噴気臭と薄塩味
が感じられ、肌がしっとりしました。
本館自体、外観からはそれほど大き
くは見えないものの、双葉荘と同様
に館内はまるで迷路のようで、今回
の宿泊では、玄関から奥へ進んで炊
事場の横を抜け、その先の階段を反
時計回りに3・5・13段上ってから逆
に4段下りると、まっすぐ奥へ延び
る廊下の途中左手にある17号室を使
わせていただきました。
『入湯貸間 陽光荘』は、県道別府
山香線(218号)から石畳のいでゆ坂
を280mほど下っていくと、鉄輪銀
座通りとの交差点の左手前に所在す
る、1923(大正12)年創業の温泉療養
所「鉄輪地獄」を前身とし、1937年
に宿泊施設として営業を始めた貸間
旅館です。

2010年10月に宿泊した同じく貸間の
双葉荘とは、銀座通りを挟んですぐ
上手という位置関係にあります。
古くから多数の噴気や熱湯・熱泥が噴出する温熱地帯として知られ、
奈良時代に編まれた『豊後風土記』にも、「玖倍理湯の井」の名で記
載されています。
1276(建治2)年、念仏行脚のために伊予国からこの地を訪れた一遍上
人が、地獄噴気に困っていた住民を助けるために鶴見権現で21日間の
断食祈願を行い、大小の石に経文を一字ずつ書いて地獄に投げ込んで
これを鎮静。その後、蒸し湯・渋の湯・熱の湯といった浴場を創設し
たそうです。

現在では、観光名所となった地獄めぐりの拠点として多くの観光客で
賑わうとともに、湯治場の風情を色濃く留める街として知られ、地獄
釜を利用して自炊ができる“貸間”と呼ばれる素泊まりの宿を含め、
45軒ほどの旅館・ホテルが建ち並んでいます。
鉄輪温泉は、2001年にNHKが放映した「21世紀に残したい日本の風景百選」で、第2位の“別府の湯煙”
として紹介された別府八湯を象徴する温泉地です。