住 所   大分県別府市御幸4組
  電 話   0977-67-2682
 営業時間   立寄り 13:00~21:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   芦屋産業株式会社
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量   700  ℓ/min
 泉 温   99.0  ℃
 pH   5.1
 成分総計   4.48  g/㎏
    Na=1155/K=201/Ca=36.1/Mg=3.9/Al=0.7/Fe2=1.2
  Mn=1.0(1399㎎/㎏)
  Cl=1830/SO4=380/HCO3=20(2230㎎/㎏)
  HAsO2=2.2/H2SiO3=702/HBO2=74.0(778.2㎎/㎏)
  CO2=78.0/H2S=0.1(78.0㎎/㎏)
      〔1974.06.04〕
 入浴履歴   初訪10.07.17
 評 価   ★★★★
 鉄輪温泉
かんなわ ゆの香
                         かんなわおんせん かんなわ ゆのか
左奥の塩ビパイプから浴
槽内で静かに掛け流され
ているのは、泉温が100
℃近い激熱の純食塩泉。

うっすらと褐色に濁って
いるように見える透明湯
からは、薬草っぽい少し
清涼感のある香りが鼻腔
をくすぐり、口に含むと
極薄の塩味とともに少酸
味も感じられました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
左奥のガラス戸を開けて左手へ3段下りたところにタイル張り
の浴室があり、手前右側に3基のシャワーカラン、奥に3.1m
強×2.5mほどの石張りの湯船が配されています。
“立寄湯入口”と染め抜かれた赤
橙の暖簾を潜った先にある脱衣所
は、板張りで比較的ゆったりとし
た造り。

左壁には8個の籠を納めた12庫の
脱衣箱が据え付けられ、右奥には
3基の洗面ボウルが備えられてい
ました。
『かんなわ ゆの香』は、鉄輪バスターミナルの2番乗り場の裏を50mほど入った北側、濛々と白い噴気が立
ち上る横に所在する温泉旅館です。

もとは湯治宿から出発した「温泉旅館 楽々園」という創業50年の旅館でしたが、2006年に改築。同年11月20
日のリニューアルオープンを機に宿名も一新されました。

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古くから多数の噴気や熱湯・熱泥が噴出する温熱地帯として知られ、
奈良時代に編まれた『豊後風土記』にも、「玖倍理湯の井」の名で記
載されています。
1276(建治2)年、念仏行脚のために伊予国からこの地を訪れた一遍上
人が、地獄噴気に困っていた住民を助けるために鶴見権現で21日間の
断食祈願を行い、大小の石に経文を一字ずつ書いて地獄に投げ込んで
これを鎮静。その後、蒸し湯・渋の湯・熱の湯といった浴場を創設し
たそうです。

現在では、観光名所となった地獄めぐりの拠点として多くの観光客で
賑わうとともに、湯治場の風情を色濃く留める街として知られ、地獄
釜を利用して自炊ができる“貸間”と呼ばれる素泊まりの宿を含め、
45軒ほどの旅館・ホテルが建ち並んでいます。
鉄輪温泉は、2001年にNHKが放映した「21世紀に残したい日本の風景百選」で、第2位の“別府の湯煙”
として紹介された別府八湯を象徴する温泉地です。
市松模様の白黒の床タイルなど浴場全体がモノトーンな感じで落ち着きがあり、次回はぜひこのお洒落な宿
に宿泊して、一方の大浴場や貸切風呂に入浴したいと強く感じました。           〔11.12.11〕
白壁2階建ての外観は、玄関周りの1階部分が大きなガラス張りとなって
おり、スタイリッシュな感じを受けます。
全10室の客室を擁する館内も、焦げ茶色基調の落ち着いた和モダン風の
空間に仕上げられており、コンセプトは“大正浪漫”ということでした。
玄関から奥へ進むと右側にフロントがあり、立寄り入浴をお願いすると、
宿泊客の迎え入れで大忙しにもかかわらず、快く応じて下さいました。

立寄り利用ができるのは、玄関ロビーから右手に進んで一旦外に出たと
ころにある別棟に設けられた大浴場。
内湯のみと内湯のほかに露天・打たせ湯・蒸し風呂が備わった2つが男
女入替えとなっているものの、訪れた時は残念ながら前者が男湯となっ
ていました。