住 所   群馬県吾妻郡長野原町川原湯496-1
  電 話   0279-83-2591 (川原湯温泉観光協会)
 営業時間   10:00~18:00
 入浴料   500円(2時間)
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   川原湯温泉新湯
  泉 質   含硫黄-カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸
  塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   79.3  ℃
 pH   
 成分総計   2.15  g/㎏
    Na=352/K=6.93/Ca=341/Mg=0.56/Al=<0.05/
  Fe2=0.05/Mn=0.05(701㎎/㎏)
  F=0.7/Br=2.7/Cl=680/SO4=579/HCO3=49.1/
  HS=2.6(1314㎎/㎏)
  H2Si03=87.9/HBO2=39.1(127㎎/㎏)
  CO2=6.6/H2S=1.9(8.5㎎/㎏)     
  〔2011.06.06〕
 入浴履歴   初訪14.09.27
 評 価   ★★★★
 川原湯温泉
王 湯 会 館
                       かわらゆおんせん おうゆかいかん
露天の方が若干高めながら、加水によってほぼ適温に調整された無色透
明の湯からは、弱土類臭と微弱な油臭が香り、肌当たりの柔らかさが印
象に残りました。

玉子臭にアスファルトのような油臭が加わった独特の湯の香が漂う熱湯
が特徴であった旧浴場と比べると、浴感としてはやはり物足りなさが残
りましたが、旧浴舎の解体撤去後には、旧浴場で利用されていた元の湯
源泉を引湯する計画があるとのこと。
また、ダム工事の完成後には、露天風呂では眼前に広がるダム湖を眺め
ながら湯浴みが楽しめるとのことであり、機会を捉えて再訪したいと思
います。                       〔15.11.09〕
笹竜胆の紋が
刻まれた石造
りの湯口から
両湯船に掛け
流されている
のは、ダム建
設に伴って掘
削され、閉鎖
された笹湯や
聖天様露天風
呂でも利用さ
れていた新湯
と呼ばれる含
食塩・石膏-
硫化水素泉。
浴室は壁面下半から床が平石張りで、右壁の手前側にパーテーションで
仕切られた2基のシャワーカランが並び、左奥に寄せて御影石で縁取り、
槽内に緑色掛かった凝灰岩の石板を使用した幅2.4m強、奥行き3.4m強
の五角形の湯船が配されています。

また、右奥のガラス戸から外へ出て2段の階段を下りると森に面した露
天エリアがあり、屋根の下に奥行き1.8m強の扇紙形をした内湯と同じ
造りの湯船が設置されていました。
入口中央に旧浴場の扁額が掲げられた2つの浴場はそれぞれ内湯と露天
風呂からなり、右側の“三峰の湯”は木目調のタイルに木枠の湯船、左
の“不動の湯”は石造りと趣を異にしており、初訪となった今回は後者
が男湯となっていました。

笹竜胆の紋が白く染め抜かれた青い暖簾を潜り、毎年1月20日に執り行
われる湯かけ祭りで使用される桶が飾られたショーケースを横目に左手
の格子戸を入ると、清潔感のあるフローリングの脱衣所には、右側の手
前にボウル2基のパウダーコーナー、その奥に100円有料ロッカー10庫、
左手前に100円返却式の貴重品ロッカー20庫と計20個の角籠を納めた4段
棚がそれぞれ置かれ、浴室への出入口である正面のガラス戸の左横には
ベビーベッドも備えられていました。
上に新しい木製の扁額を掲げ、旧浴
場と同じく右横の外壁を源氏ゆかり
の紋所“丸に笹竜胆”で飾った自動
ドアの入口を入ると、フローリング
のホールの奥が男女日替わりの浴場、
左の階段を上がった2階がゆったり
した和室の休憩所となっており、入
浴の際はホールの右奥に設置されて
いる券売機で入浴券を購入し、すぐ
左手の受付に手渡します。
川原湯温泉は、2009年9月に誕生した民主党政権のマニフェストに建設
中止が掲げられ、全国的に注目を集めた八ッ場ダムのダム湖に水没する
温泉街として著名となった、群馬県西部の長野原町に所在する小ぢんま
りとした温泉地です。

1193(建久4)年、浅間山麓での狩りの途中に通りかかった源頼朝が、山
の中腹に立ち上る湯煙を見つけたことから発見されたと伝えられる歴史
のある温泉で、それとは別に、800年前に諸国霊場霊地を巡っていた川
原朝臣権頭光林という僧侶が、夢枕に現われた薬師如来のお告げによっ
て発見し、その僧侶の姓から“川原湯”と呼ばれるようになったという
逸話も残されています。

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尾根を切って造成中の代替地の先
端、人造石を積み上げた石壁の上
に建つ新浴舎は、白壁に瓦葺きの
切妻屋根を載せた和風仕上げの鉄
骨造り2階建てで、整備中の駐車
場を挟んだ前には、頼朝が温泉を
発見し、入浴した際に衣を掛けた
とされる「衣掛け石」が復元され
ていました。
『王湯会館』は、道の駅「八ッ場ふ
るさと館」のある国道145号八ッ場
バイパスの林交差点から新設された
県道林岩下線(375号)経由で約2.5㎞、
1967年に建て替えられ、ダム建設に
伴って2014年6月30日に閉鎖された
共同浴場の王湯に代わり、打越地区
に同年7月5日午後1時にオープンし
た新浴場です。
紆余曲折を経て2011年12月に事業の再開が決定され、2015年1月には、
再々延長された2020年度の竣工を目指し、ダム本体工事が着工されま
した。

ダムの完成によってダム湖の底に沈む温泉街は、直線距離で約500m、
30mほど上った代替地の打越地区へ移転し、現在、4軒の湯宿と土産
店・商店が営業を行っており、2014年10月1日からは、JR吾妻線の
岩島~長野原草津口駅間の路線も切り替わり、温泉街から西方500m
では、旧駅より約70m高い場所に移った川原湯温泉駅の新駅舎が供用
開始されました。