住 所   島根県鹿足郡吉賀町柿木村木部谷530
  電 話   0856-79-2617
 営業時間   立寄り 7:30~19:30 (休=6・16・26日)
 入浴料   400円
温泉利用状況   完全放流式 (加温あり)
   
 源 泉 名   木部谷温泉
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-塩化物・炭酸水素塩泉
 湧出量   180  ℓ/min
 泉 温   20.5  ℃
 pH   6.3
 成分総計   6.49 g/㎏
    Li=4.3/Sr=4.8/Na=1320/K=43.6/Ca=363/Mg=32.5/
  Fe2・3=19.4(1790.4㎎/㎏)
  F=3.2/Br=5.1/Cl=1830/SO4=1.9/HCO3=1980
  (3820.4㎎/㎏)
  HAsO2=12.6/H2SiO3=97.2/HBO2=254(363.8㎎/㎏)
  CO2=514.0(514.0㎎/㎏)
          〔2009.08.13〕
 入浴履歴   初訪11.08.19
 評 価   ★★★★
 木部谷温泉
松 乃 湯
                             きべたにおんせん まつのゆ
宿を後にして次に向かったのは、今なお25分間隔で源泉が噴出してい
るという松原山麓の泉源です。
源泉が流下する赤香色に染まった側溝を横目に、宿の左手の小路を上
っていくと、上り切った先で眼前に現われたのは、凹地に泥水が溜ま
った沈砂池のような泉水溜まり。
ところが、到着して1分も経たないうちに、一段高くなった右奥の青
ネットの中で水飛沫のような白いものが見えると思ったら、瞬く間に
それは高さを増し、遂には2mほどの高さまで噴き上がりました。

噴き出しから終息までの時間は、わずかに5分ほど。
それでも、全国でも数少ない間欠泉の噴出をタイミングよく目にする
ことができ、とても満足しました。           〔12.09.10〕
脱衣所は板張りの小ぢんまりした
造りで、左側に12庫の鍵付きロッ
カーが備えられています。

ガラス戸の先の浴室はタイル張り
で、木造りの低い衝立で画された
左側には3基のシャワーカランが
鉤状に並び、右奥には幅2.5mほ
どの変形六角形の湯船が配されて
います。
施設の方は、食堂と浴場・大広間の
ある鉄筋平屋建ての本館と2004年に
その右手に新築された木造2階建て
の別館からなり、客室は別館に13室。
本館の玄関を入ると、左側に並ぶ下
足箱のすぐ奥が帳場となっており、
立寄り入浴をお願いします。

男女別となった浴場は、帳場の先の
廊下を右へ進むと突き当たりの両側
にあり、左が男湯となっていました。

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湯船に満たされた透明度が10㎝もない黄土色の濁り湯からは、弱金気臭味と少炭酸味が感じられ、砒素を
含んだ温泉で時折認められる独特の甘い香りも感知できました。

湯上がりには、振舞われたお茶を頂きながら、小学校の先生をされていたという気さくな女将さんと歓談。
素朴な施設ながら好印象を抱かされた良いお宿でした。
湯船もタイル張りと推定
されるものの、温泉成分
の析出物がこってり付着
していて判然としません。

左奥に青色の源泉コック、
右奥に蒸気加温の赤いバ
ルブが設けられており、
利用客が自在に湯温調整
できるようになっていま
す。
朝一番の沸かしたての湯はかな
り湯温が高く、遠慮なく源泉を
加えさせていただきました。
このうち一番大きい直径2mほどの穴の傍で五右衛門風呂を作り、
泉水を汲み出して入浴に供していましたが、1970年、地主の田原さ
んがより高温の湯を求めてボーリングを実施したところ、地下80m
から泉温23℃・400ℓ/分の冷鉱泉が約25分ごとに湧出する間欠泉と
なりました。

しばらくは、地区の老人会が廃校となった木部谷小学校の教員住宅
へ引湯し、入浴施設を作って憩いの場として広く利用していたもの
の、混浴でしかも保健衛生上の問題もあって閉鎖。
その後、田原さんご夫婦が1986年より新施設建設の準備を進め、県
と保健所の許可を得て、1988年11月に松乃湯を開業しました。
『松乃湯』は、中国自動車道の六日
町I.Cから国道187号を北へ約14.2㎞、
大きな案内板にしたがって国道を右
へ逸れ、100mほど進むと右手に所
在する木部谷温泉の一軒宿です。

宿の裏左手にある松原山麓では、古
くからあちらこちらで泡がブクブク
と噴き出し、黄色い泉水が溜まった
穴が5か所存在していました。