住 所   山梨県甲府市湯村3-11-14
  電 話   055-253-2878
 営業時間   立寄り 要確認
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   ホテル吉野
  泉 質   ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量   26.9  ℓ/min
 泉 温   40.9  ℃
 pH   9.0
 成分総計   1.360 g/㎏
    Li=0.6/Sr=0.5/Na=357.0/K=10.4/Ca=76.9(445.4㎎/㎏)
  F=4.2/I=0.2/Br=0.9/Cl=393.5/SO4=370.5/HCO3=14.6/
  CO3=13.5/OH=0.2/NO3=0.1(797.7㎎/㎏)
  H2SiO3=103.8/HBO2=13.6(117.4㎎/㎏)
  
                        
〔2010.01.27〕
 入浴履歴   初訪15.03.29
 評 価   ★★★★★★
 湯村温泉
ホ テ ル 吉 野
                             ゆむらおんせん ほてる よしの

浴室は壁から床を淡い柑子色系のタイルで飾り、左壁に嵌め
られた2枚の大きな磨りガラスから柔らかな陽が射し込む明
るい造り。
左壁に4基のシャワーカ
ラン、右側に鮮やかなコ
バルトブルーのモザイク
タイルで仕上げた奥行き
3.8m、幅2.75mほどの
六角形の湯船が配され、
右奥に岩を組んで設えら
れたパイプ湯口からドボ
ドボと源泉が加えられて
います。

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また、微細な泡付きも認められ、特に鮮度がより優れた露天では、掌で肌を擦るとぬるぬるしました。

肌当たりの柔らかなぬる湯はすこぶる心地良く、温泉好きの間で高評価が与えられているのも納得の一湯で
した。                                        〔16.04.20〕
無色透明の清澄な湯は、
内湯では少しぬるめ、露
天ではわずかに熱が感じ
られる程度の湯温で、湯
船の中ではかろうじて甘
い微臭が感知できる程度
ですが、湯口では油臭に
加えて土類っぽい湯の香
と薄塩味・渋味が感じら
れます。
両湯船に掛け流しで供されているのは、自家源泉である含芒
硝-食塩泉。
さらにこちらの
浴場には、正面
奥のガラス窓の
外に小ぢんまり
した露天風呂も
併設されており、
右奥に楕円形を
呈した陶製の湯
船が置かれてい
ました。
男女時間入替制の浴場は玄関ホール
の左に設けられており、左右に並ん
だ縦形の暖簾の掛かる入口のうち、
日中は右側が男湯となっています。

平面縦長の脱衣所には、右壁の奥側
に浅い角籠14個を納めた20庫の脱衣
箱、その向かいにボウル2基の洗面
台が備えられ、左奥には旧式のマッ
サージチェアが設置されていました。
そこで、外から電話を掛けると外出されていたご主人の携帯電話に転
送され、立寄り入浴を希望すると、今は誰もいないのでフロントへ料
金を置いて入浴していって下さいとのことでした。

館内へ入ると、右手の少し雑然とした感じのロビーの奥にフロントが
あり、ご主人のご指示のとおり、メモを添えて入浴料を置いておきま
す。
また、フロントの左手前の壁には、“吉野美術陶器参考館”と記され
た札が下がる陳列棚が設置されており、中には先々代が蒐集されたと
いう古陶器が展示されていました。
『ホテル 吉野』は、県道甲斐韮崎
線の湯村交差点から湯村温泉通りを
260mほど北進すると、温泉街の中
程左手に所在する湯宿です。

いささか年季を感じさせる白壁の建
物は3階建てで、客室数は全10室。
自動ドアの玄関を入り、何度も声を
掛けますが、まったく応答がありま
せん。
傷付いた鷲が葦原に舞い降りて傷を癒していたことから発見されたと
伝えられ、また、808(大同3)年、東北への巡行の帰りに甲州に入った
弘法大師空海が、道の真ん中で通行の妨げとなっていた大石を呪文を
唱えながら杖で寄せたところから温泉が湧き出したという伝承が残さ
れている温泉で、戦国時代には「志磨の湯」と呼ばれ、1548(天文17)
年に村上義清との上田原の戦いで傷を負った武田信玄が湯治を行った
ことが『甲陽軍艦』に記録されています。

江戸後期には葛飾北斎の団扇絵『勝景奇覧 甲州湯村』に描かれ、昭
和に入ると井伏鱒二や太宰治・松本清張といった文人も逗留していま
す。
湯村温泉は、JR中央本線甲府駅の北口から県道甲府山梨線(31号)と山の手通りと呼ばれる県道甲斐韮崎線
(6号)で約2.6㎞、甲府市街地の北西部に12本の泉源から1分間に830ℓの源泉が湧出し、13軒の旅館・ホテル
が集まる山梨県を代表する温泉地の一つです。