住 所   島根県大田市温泉津町小浜
  電 話   
 営業時間   16:00~20:30 (休=月)
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式 (加温あり)
   
 源 泉 名   小浜温泉
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   26.4  ℃
 pH   
 成分総計   7.65  g/㎏
    Na=1810.0/K=61.9/Ca=432.0/Mg=75.5
  (2399.0㎎/㎏)
  Cl=2660.0/SO4=1140.0/HCO3=940.0(4749.4㎎/㎏)
  H2Si03=58.1/HBO2=45.0(103.1㎎/㎏)
  C02=409.0(409.0㎎/㎏)
 
      〔2005.05.12〕
 入浴履歴   初訪06.11.03
 評 価   ★★★★
 小浜温泉
小浜温泉 才市の湯
                   こはまおんせん こはまおんせん さいちのゆ
以前の姿のままという浴室はコンクリートの湯船が置かれた
だけの素朴なもので、別府温泉の共同浴場で見られるような
どっしりとした蒲鉾形の湯船には、茶褐色の湯の華が舞う緑
褐色の湯が掛け流されていました。

泉温が少し低いことから加温されているものの、横の壁から
延びる竹筒からは少量ながら源泉も加えられており、やや甘
い香りが加わった金気臭と薄塩味・炭酸味を感知することが
できます。
以前は薪を使って直接加温していたとのことですが、現在で
は湯を循環させずにスチームの管を湯船内に入れて加温して
おり、そのためか表面は熱いものの底の方は冷たく、湯を掻
き混ぜるとちょうど良い湯温となりました。
共同浴場にしてはゆったりした脱
衣所には、上下段10個ずつのロッ
カー・脱衣箱と洗面化粧台が備え
られ、壁全体が白いためか、清潔
感が感じられます。
女湯との仕切り壁の上部には、創
設当時からあるという広告看板が
額に入れられて飾られており、レ
トロな雰囲気が味わえるのと同時
に、古いものをずっと大切にされ
ていることが伝わってきて、とて
も温かい気持ちになりました。
『小浜温泉 才市の湯』は、JR山陰本線の温泉津駅から県道温泉津停車場線(202号)を400mほど西進する
と左手に所在する共同浴場で、1919(大正8)年に掘削された温泉津界隈の中では最も新しい温泉です。

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湯上り後に受付のおばさんに伺ったところでは、利用者は数えるほどであるが、浴場を廃止するにも1千万
円ほどを要するため、地元で協力して継続させているとのこと。
女湯では、こうした共同湯では珍しく同浴した地元のお婆さんに宣伝を依頼されたそうです。

良質な温泉を落ち着いて堪能できる素晴らしい浴場であるだけに、ぜひとも末永く存続してほしいとの願い
を抱いて、夕暮れの温泉津の町を後にしました。                     〔09.10.21〕
駅前の通りにもかかわらず一帯は閑散として静まり返り、観光客で賑わ
う温泉街とは対照的にちょっと裏寂れた感じがします。
かつては鄙びを通り越したような施設であったようですが、2005年に新
しく改築され、それを機に“昭和の妙好人”と呼ばれた地元輩出の偉人
浅原才市(1850~1932)の名を採って浴場名としたそうです。

受付のあるロビーも小綺麗で、左右に並んだ男女別の浴場入口の間に設
置された券売機で入浴券を購入し、受付のおばさんに手渡します。
なお、駐車場は特に設けられていませんが、空家となった隣接の民家前
に駐車しても構わないとのことでした。