脱衣所と同様に天井の高い浴室は
タイル張りで、手前に洗い場、奥
に湯船が置かれた典型的な銭湯の
造りとなっています。

洗い場にはシャワーが独立した旧
式のプッシュ式温冷カランが右に
4、左に5対並び、左側にはさらに
その背後に2対、中央にはシャワ
ーなしのカランが向かい合わせに
2対ずつ設けられていました。
  住 所   山梨県甲府市国母1-3-4
  電 話   055-224-6804
 営業時間   10:00~22:00 (休=水)
 入浴料   公衆浴場入浴料金
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   国母温泉
  泉 質   ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
 湧出量   393  ℓ/min
 泉 温   46.0  ℃
 pH   7.9
 成分総計   1.265 g/㎏
    Sr=0.2/Na=322.2/K=22.7/Ca=20.2/Mg=5.3/NH4=1.2/
  Ba=0.1(371.9㎎/㎏)
  F=0.1/I=1.0/Br=0.9/Cl=328.3/SO4=1.3/HCO3=434.8
  (766.4㎎/㎏)
  H2SiO3=123.9/HBO2=2.4(126.3㎎/㎏)  〔2008.04.23〕
 入浴履歴   初訪15.05.30
 評 価   ★★★★★★
 
国 母 温 泉
                                        こくぼおんせん
おそらくこのぬるめの源泉が地下水と称されているものに当
たると考えられ、傍らに“源泉”と書かれた札が下がってい
る水風呂に満たされた無色透明の低温泉からも、硫黄臭が香
り、肌がきしきししました。


甲府市内では通有の熱めのモール泉だけが念頭にありました
ので、もう1本の源泉の存在はまったくの嬉しい誤算。
高温槽と水風呂、露天風呂を行ったり来たりしながら、温冷
交互入浴を思う存分楽しませていただきました。
                      〔16.08.01〕
陽に照らされて一層美し
い琥珀色に輝くぬる湯に
浸かると、微細な泡付き
によって肌がつるすべし
ました。
一方、露天風呂では、左奥のパイプから注がれている油臭香
る熱湯とともに、右奥のパイプからは金気を帯びた硫黄臭が
漂うぬるめの源泉も加えられています。
脱衣所の掲示に拠ると、岩組みの間から突き出たパイプ湯口
から源泉が加えられている高温槽は冬期42~43℃、夏期41~
42℃、仕切り越しにその湯が流れ込む手前の中温槽が冬期41
~42℃、夏期40~41℃、超音波風呂は冬期37~38℃、地下水
が加えられる夏期は36~37℃、左奥のパイプから地下水が加
えられている水風呂は季節を問わず27~30℃、露天は冬期38
~40℃、地下水が加えられる夏期は35~37℃にそれぞれ保た
れ、循環式で塩素消毒が行われている超音波風呂を除き、他
はいずれも放流式の湯使いとなっています。

黄褐色の透明湯からは、少し熱めとなった高温槽でミントの
ような清涼感のある匂いがしっかり香り、細粒の白い湯の華
が少量舞う適温の中温槽と少しぬるめの超音波風呂でも弱い
油臭が感じられました。
透明のガラス戸で浴室と画された脱
衣所は天井の高いゆったりした造り
で、右側の女湯との間を仕切るパー
テーションに沿って34庫の鍵付きロ
ッカーが並び、中央に背中合わせに
置かれた各12庫のロッカーの奥に籐
の丸籠が備えられているなど、昭和
の銭湯の雰囲気が溢れています。
『国母温泉』は、国道20号甲府バイ
パスの国母立体交差点から国母通り
と呼ばれている県道甲府市川三郷線
(3号)を北東へ1㎞余り向かうと左手
に所在する、1953年に開業し、1972
年に掘削に成功した温泉を導入した
老舗の銭湯です。

源泉の湯量減少により2007年11月か
ら一時休業していましたが、2008年
3月に3本目の源泉を掘削し、同月30
日に営業を再開しました。

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奥壁の下方に大小の岩が石垣のように積み上げられた正面に
は、右半の奥に2.25×1.75m、その手前に2.25×1.70m弱の
紅御影で縁取った2槽のタイル張り湯船、左半に変形六角形
を呈した超音波風呂、左端に2.4m弱×1.4mほどの水風呂と
その奥にサウナ、さらに左横から外へ出ると、営業再開に際
して新設された露天岩風呂が配されていました。

各湯船に供されているのは、2008年に新たに掘削された独自
源泉の含重曹-食塩泉。
道路整備によって建て直された建
物はコンクリート造り2階建ての
立派な造りで、半開きとなった曇
りガラス戸の入口を入るとすぐ左
手に受付があり、2009年2月1日に
400円に統制された入浴料を直接
支払います。

下足場から上がると正面の曇りガ
ラス戸が浴場入口となっており、
男湯は左側。