住 所   和歌山県田辺市本宮町大居字下向3357
  電 話   0735-43-0690
 営業時間   2011.09 紀伊半島大水害により休業
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   熊野本宮古道温泉
  泉 質   ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量   210  ℓ/min
 泉 温   45.0 ℃
 pH   7.1
 成分総計   2.451 g/㎏
    Li=0.07/Sr=2.2/Na=620.7/K=15.1/Ca=42.6/Mg=4.0/
  Al=1.6/NH4=0.2/Fe=5.2/Ba=0.6/Mn=0.05(692.3㎎/㎏)
  F=4.3/I=1.3/Br=1.2/Cl=282.4/SO4=8.1/HCO3=1329/
  HS=0.04(1626㎎/㎏)
  H2Si03=46.0/HBO2=17.9(63.9㎎/㎏)
  C02=68.8/H2S=0.03(68.8㎎/㎏)    
〔1993.03.19〕
 入浴履歴   初訪08.06.22,最終09.02.08(2回目)
 評 価   ★★★★
 
熊野本宮 わくわくの郷
                            くまのほんぐう わくわくのさと
内湯の湯船には底から多量の湯が注入され、湯尻からは常時ドバドバ
と湯が溢れ出て床を赤褐色に染めているほか、一部は露天にも注がれ
るようになっていました。

少し熱め寄りの適温となった鮮度良好な内湯の湯からは、無味ながら
金気臭がはっきり香り、下の浴場では感じられなかったつるっとした
肌触りも楽しめました。
また、露天はいつまでも浸かっていられるほどのぬる湯で、大鋸屑の
ような多量の湯の華に纏われながら、内湯との交互浴を満喫すること
ができました。
浴場は小振りながらも内
湯と露天に分かれ、内湯
には2.5×1.9mほどの石
張りの湯船とシャワーカ
ラン3基、露天にも一角
を四角く欠いた2.5×2.1
mほどの石張り湯船と2
基のシャワーカランがそ
れぞれ配されていました。
外観だけでなく浴舎内部もどこか共同浴場を感じさせるもので、脱衣所
も12庫の鍵付き木製ロッカーが置かれただけの簡素な造りとなっていま
す。
一方の冬の浴場。
キャンプ場へ向かう下りとは逆方
向に未舗装の道を進むと、突き当
たりに湯気抜きを載せた寄棟屋根
の木造浴舎が建っています。
実は“熊野本宮古道温泉”の泉源
はこの浴舎の横にあり、通常はこ
こからキャンプ場の大浴場まで引
湯されていますが、冬期は引湯の
間に湯温が低下してしまうため、
こちらの浴場を使用しているとの
ことです。
内湯の湯船には、手前側の側壁上部に開けられた湯口からかなりの量の
湯が注がれ、露天に流れ出す分以外に、湯船の真ん中あたりの縁からも
常時勢いよく湯が溢れ出していました。

湯船にたっぷりと湛えられたほぼ無色透明の湯からは、重曹臭がしっか
りと香り、湯の中では塵のような茶褐色の湯の華が見られました。また、
橙色と化した湯船の縁や床が物語るように、湯口付近では弱い金気臭味
と少塩苦味も感じられました。
泉温45.0℃の湯をそのまま掛け流しているため、湯船に浸かり続けるに
は少し熱めでしたが、幸いなことに終始貸切であったことから、溢れ去
っていく湯音を聞きながら湯船の縁で寝そべっていると、何だかとても
癒されました。
驚いたことに、浴室は床
一面に大小の礫を張った
広々した造りで、丸太を
立て並べて露天との間を
画した左壁沿いには、奥
行き約10m、幅3mを測
る巨大な半円形の岩風呂
が置かれ、残り三方の壁
にはシャワーカランが並
んでいます。
まずは、キャンプ場の駐車場の山側
に設けられた山小屋のような夏期の
浴場。

無人のカウンター受付を抜けた先の
脱衣所は、板壁・カーペット敷きの
奥行きの長い造りで、右側には40基
ものスチール製の更衣ロッカーがず
らっと並んでいます。
『熊野本宮 わくわくの郷』は、南河内の河南町で牧場を経営してい
るワールド牧場グループが、熊野本宮大社北側の熊野川左岸の高水敷
で運営しているキャンプ場です。
国道168号の道の駅「熊野古道ほんぐう」から1.9㎞ほど南に架かる下
向橋で熊野川を渡河。案内板にしたがって時計回りに回り込むように
800mほど上り、最後に急な坂道を下っていくと、コテージやキャン
ピングカーなどが配されたキャンプ場に到着します。

ここには、“一乃湯 大露天風呂”という大きな露天風呂を備えた男
女別の大浴場のほか、気温の低い11~4月に利用する“熊野古道温泉
一乃湯”という2つの浴場があり、入浴利用する場合は、キャンプ場
入口右手にある管理事務所で入浴料を支払い、それぞれの浴場へ向か
います。

対岸の国道を通過するたび、その存在が気になっていた熊野本宮古道温泉。
今でこそ、2008年9月に発行された雑誌『自遊人』の温泉パスポートにリストアップされ、温泉好きの方々
にも知られるようになりましたが、それまでは温泉サイトでもほとんど触れられていない、実態の分からな
い温泉でした。
ところが訪れてみると、湯はもちろん、浴場や温泉の利用方法も申し分ありません。これほどまでの良泉と
はまったく知らず、思いがけない出会いに大いに感激しました。             〔10.09.05〕
さらに、訪問時には未使用となっていましたが、丸太の壁を
挟んだ外には内湯と同形同大の露天風呂が設けられ、パイプ
を通して内湯の湯が注入されるようになっていました。

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