住 所   長野県下高井郡山ノ内町平隠7148
  電 話   0269-34-2311
 営業時間   立寄り 12:30~15:30(土・日・祝 15:00)
 入浴料   1000円 (タオル付き)
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   熊の湯温泉
  泉 質   含硫黄-カルシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・
  硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   48.2  ℃
 pH   7.5
 成分総計   1.279 g/㎏
    Li=0.01/Sr=1.0/Na=104.2/K=5.4/Ca=168.4/Mg=20.6/
  Fe2=痕跡/Zn=痕跡/Ba=0.05/Mn=0.6(300.3㎎/㎏)
  F=0.3/Cl=79.4/SO4=170.8/HCO3=418.0/HS=53.9
  (722.4㎎/㎏)
  H2SiO3=191.5/HBO2=5.7(197.2㎎/㎏)
  CO2=39.8/H2S=19.3(59.1㎎/㎏)
      〔2004.09.16〕
 入浴履歴   初訪10.05.15
 評 価   ★★★★★★★
 熊の湯温泉
熊の湯ホテル
                          くまのゆおんせん くまのゆほてる
檜風呂を満たした透明度20㎝弱のやや白濁した黄緑色の湯からは、つる
りとした肌触りとともに濃厚な焦げ硫黄臭と苦味・薄塩味が感じられ、
それよりも透明度の高い露天風呂のややぬるめの湯では、細粒の白い湯
の華が多量に舞っていました。
径の異なる半割
した丸太を組み
合わせて設えた
湯口から両湯船
に掛け流されて
いるのは、中庭
で湧出し、この
宿だけで利用さ
れているという
総硫黄73.2㎎を
含有する熊の湯
温泉。
外観からも窺えるように、浴舎は天井の高い総檜造りで、温泉成分によ
って黒ずんだ壁や天井がとても良い雰囲気を醸し出しています。

意外とゆったりした室内には、右側に5基のシャワーカラン、正面奥の
左寄りに3.7×2.1mほどの長方形の檜造りの湯船が配され、左奥のガラ
ス戸の外には、奥行き4.5mほどの露天岩風呂が設けられていました。
突き当たりに左右に並ぶ浴場の入口
は、格子の扉。

板張りの脱衣所には、右壁に沿って
3段の棚が設えられ、各段に丸籠が
10個ずつ備えられていました。
1991年に改築された客室数90室450
名収容の建物は、横方向へ大きく
広がった5階建ての近代的な造りで
すが、左側にはそれとは似つかわ
しくない湯気抜きを備えた木造の
浴舎が接続しています。

駐車場から階段を上って館内に入
ると正面にフロントがあり、ここ
で立寄り入浴を申し出て、浴舎が
ある左手奥へ向かいます。
『熊の湯ホテル』は、「熊の湯」の
商標を唯一使用している1921(大正
10)年創業の老舗リゾートホテルで、
国道292号(志賀草津道路)の沓野渋
I.Cから渋峠に向かって15㎞ほど上
り、案内板にしたがって右斜め前方
へ300m余り下っていくと、5月中旬
にもかかわらず真っ白な残雪頂くス
キー場をバックした建物が、角間川
の対岸に姿を現わします。
1848(嘉永元)年、森林伐採と植林計画のために志賀高原を踏査してい
た松代藩の兵学者 佐久間象山が、手負いの小熊が傷を癒しているのを
見て発見した温泉で、『沓野日記』に「手を浸してこれを試むるに、
果してよき温泉なり」と書き残しています。
1882(明治15)年に山本弥曽吉が浴場と宿泊場を設けたのが実質的な開
湯で、大正時代に夫である鉄幹と投宿した与謝野晶子は、“熊の子の
けがして足を 洗へるが 開祖といひて 伝はるいで湯”という歌を詠ん
でいます。
以前は、右岸側の硯川地区の7軒の宿泊施設ともども“熊の湯温泉”あ
るいは“熊の湯・硯川温泉”と呼ばれていましたが、1991年12月に志
賀プリンスホテルの社長が平床大噴泉の掘削に成功し、対岸について
は、2000年の末から“ほたる温泉”と改称されています。
熊の湯温泉は、上信越高原国立公園の中心部に位置する標高1700mの志賀高原の最奥部、角間川と硯川の合
流点の左岸に湯けむりを上げる温泉です。

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以前、写真で目にしたよ
うな美しい澄んだ色合い
を期待していたのが正直
なところ。

それでも、かつて入湯し
てとても好感した五色の
湯温泉より緑色が鮮やか
な存在感のある温泉で、
風情たっぷりで味わい深
い浴場の雰囲気にも浸る
ことができ、とても満足
度の高い湯浴みとなりま
した。   〔12.01.07〕