住 所   熊本県阿蘇郡南小国町満願寺黒川6690
  電 話   0967-44-0331
 営業時間   立寄り 8:30~21:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (夏期 加水あり)
   
 源 泉 名   
  泉 質   含硫黄-ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温       ℃
 pH   
 成分総計        g/㎏
 





 入浴履歴   初訪12.04.28
 評 価   ★★★★ (暫定)
 黒川温泉
和風旅館 美里
                      くろかわおんせん わふうりょかん みさと
脱衣小屋の前には周りを大小の岩で縁取った岩風呂が設えられ、左奥に
は小屋掛けが付設されています。

竹筒の湯口からドボドボと注がれているのは、含芒硝-食塩硫化水素泉。
階段を7段上がって両側に屋形看
板が置かれた自動ドアを入り、玄
関からさらに左へ6段上ると、ま
っすぐ奥へ延びる廊下の左手前に
帳場が設けられています。

浴場は、廊下の突き当たりにある
男女別の大浴場と左手前の階段を
上ってガラス扉を抜けた先に設え
られた露天風呂“美郷の湯”があ
り、立寄りの場合は後者のみの利
用となっています。
こうした温泉地あげての環境整備が功を奏し、1990年代の終りごろから盛んにメディアに取り上げられるよ
うになり、現在では年間100万人を超える観光客が訪れる人気の温泉地となりました。

なお、1964年6月には、田の原温泉・満願寺温泉とともに「南小国温泉」として国民保養温泉地に指定され、
2009年版のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは、二つ星の観光地として掲載されています。
数軒の宿からなる湯治場から出発し、1964年の別府阿蘇道路(やまな
みハイウェイ)の開通で活況を呈した一時期を除き、ほとんど日の目
を見ず、閑古鳥が鳴いていた寂れた温泉地が徐々に変貌を遂げ始めた
のは1980年代。

後藤哲也氏を中心に、通りを廊下、各旅館を部屋、温泉地全体を一つ
の旅館と捉える“黒川温泉一旅館”というビジョンのもと、田舎情緒
溢れる自然に抱かれた雰囲気を出すため、個人看板や塀を取り払って
雑木の植林を推し進め、各旅館に露天風呂を設え、1986年には当温泉
の代名詞となった入湯手形を日本で初めて導入しました。
さらに、住民協定を結んで、建物の外観を卵色系の土壁と炭黒色を基
調とする木材で統一し、黒川調と呼ばれる民芸調の風情溢れる独特の
温泉街が形成されました。
黒川温泉は、標高700mを測る阿蘇外輪山の北麓、筑後川の源流である田の原川に沿って29軒の宿泊施設と
共同浴場2か所が点在する、各種温泉ランキングでも常に上位に選ばれているわが国でも屈指の人気を誇る
山間の温泉地です。

開湯をめぐっては、病気の母(父説もあり)のために瓜を盗もうと畑に忍び込んだ孝行息子の身代わりとなっ
てはねられたお地蔵さんの首を、景色の美しい田の原川の畔のこの地に安置したところ、その場所から温泉
が湧き出したという“首なし身代わり地蔵”の説話が伝えられ、江戸時代には熊本藩細川家の御用邸が置か
れ、幕末には13代藩主の細川護久も愛重したとのことです。

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黒川温泉の湯宿では唯一の硫黄泉で、強い硫黄の香りがする濃厚な白濁湯が楽しめるという情報を元に訪れ
ましたが、時間と湿度によって湯色が複雑に変化する気まぐれな湯という噂通り、残念なことに今回はほぼ
透明。ぜひとも次回に期待したいと思います。                      〔13.02.11〕
細粒の白い湯の華が舞う
ほんのり白く濁った少し
ぬるめの湯からは、ガス
っぽい焦げ硫黄臭と薄塩
味が感じられ、肌触りは
つるりというより、どち
らかと言えば引っかかる
ような感じがしました。
左右を柴垣と竹垣に画された通路の
奥に瓦葺き切妻屋根の木造の脱衣小
屋があり、手前が男湯、奥が女湯と
なっています。

幅の狭い板張りの脱衣所には、左奥
に2段の棚が造り付けられ、各段に5
個ずつ、さらにその下に6個の籠が
備えられていました。
『和風旅館 美里』は、観光旅館協
同組合の「風の舎」からさくら通り
を西へ約100m、通りに面してその
右手に所在する1988年創業の温泉旅
館です。

民芸調の建物で統一された感のある
当温泉には珍しく、建物は外壁を砥
粉色に仕上げた鉄筋コンクリート造
りで、客室は和洋室1室を含む全12
室を数えます。