住 所   熊本県阿蘇郡南小国町満願寺黒川6392-2
  電 話   0967-44-0336
 営業時間   立寄り 8:30~21:00
 入浴料   500円 (貸切風呂 50分2000円)
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   
  泉 質   ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   90.6  ℃
 pH   
 成分総計        g/㎏
 





 入浴履歴   初訪12.04.28
 評 価   ★★★★
 黒川温泉
山あいの宿 山みず木
                  くろかわおんせん やまあいのやど やまみずき
各湯船に掛け流しで利用されているのは、泉温が90℃を超え
る激熱の含芒硝-食塩泉。
加水によって湯温調整が行われている無色透明の湯は少し熱
めで、湯船内では仄かな焦げ臭と少苦味が感じられる程度で
すが、湯口では玉子臭がはっきりと認められ、綿埃のような
白い湯の華が舞う湯に身を沈めると、肌が少しつるっとしま
した。


自然に囲まれ、作為を感じさせずにそれを巧みに取り入れた
評判通りの開放的な露天風呂で、せせらぎをBGMに新緑を
愛でながら、初入湯となる黒川温泉をゆったりと楽しませて
いただきました。              〔13.02.05〕
一方、脱衣小
屋のすぐ目の
前には、右手
前に屋根掛け
された打たせ
湯を併設した
広々とした露
天岩風呂 幽
谷の湯が設え
られており、
すぐ左手には
田の原川の渓
流が勢いよく
流下していま
した。
いずれの浴場も黒褐色の木材を用い
た趣深い空間に仕上げられており、
落ち着いて湯浴みを楽しむことがで
きます。
広大な敷地に建てられた建物は、外壁を上品な砥粉色に仕上げた木造
の2階建てで、客室は全21室を数えます。

浴場は母屋の裏手にあり、男性内湯“ますら男”と女性内湯“風人の
湯”、平日の午後2時から8時受付まで貸切風呂として利用でき、それ
以外は女性内湯となっている“さおと女”のほか、“幽谷の湯”“森
の湯”という男女別の露天風呂が設けられています。
なお、立寄り入浴は朝8時半から夜9時まで可能となっていますが、夕
方5時半までは、駐車場から母屋右手の砂利道を進むと奥にある「茶
房 井野家」という喫茶店で受付を行っています。
『山あいの宿 山みず木』は、温泉
街の中心部に位置する観光旅館協同
組合「風の舎」から東へおよそ1.8
㎞、目の前に棚田が広がる奥黒川の
のどかな田園風景の中にポツンと所
在している、温泉地再興のリーダー
的役割を果たした後藤哲也氏が館主
を務める新明館の姉妹館として1989
年に創業された温泉旅館です。
こうした温泉地あげての環境整備が功を奏し、1990年代の終りごろから盛んにメディアに取り上げられるよ
うになり、現在では年間100万人を超える観光客が訪れる人気の温泉地となりました。

なお、1964年6月には、田の原温泉・満願寺温泉とともに「南小国温泉」として国民保養温泉地に指定され、
2009年版のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでは、二つ星の観光地として掲載されています。
数軒の宿からなる湯治場から出発し、1964年の別府阿蘇道路(やまな
みハイウェイ)の開通で活況を呈した一時期を除き、ほとんど日の目
を見ず、閑古鳥が鳴いていた寂れた温泉地が徐々に変貌を遂げ始めた
のは1980年代。

後藤哲也氏を中心に、通りを廊下、各旅館を部屋、温泉地全体を一つ
の旅館と捉える“黒川温泉一旅館”というビジョンのもと、田舎情緒
溢れる自然に抱かれた雰囲気を出すため、個人看板や塀を取り払って
雑木の植林を推し進め、各旅館に露天風呂を設え、1986年には当温泉
の代名詞となった入湯手形を日本で初めて導入しました。
さらに、住民協定を結んで、建物の外観を卵色系の土壁と炭黒色を基
調とする木材で統一し、黒川調と呼ばれる民芸調の風情溢れる独特の
温泉街が形成されました。
黒川温泉は、標高700mを測る阿蘇外輪山の北麓、筑後川の源流である田の原川に沿って29軒の宿泊施設と
共同浴場2か所が点在する、各種温泉ランキングでも常に上位に選ばれているわが国でも屈指の人気を誇る
山間の温泉地です。

開湯をめぐっては、病気の母(父説もあり)のために瓜を盗もうと畑に忍び込んだ孝行息子の身代わりとなっ
てはねられたお地蔵さんの首を、景色の美しい田の原川の畔のこの地に安置したところ、その場所から温泉
が湧き出したという“首なし身代わり地蔵”の説話が伝えられ、江戸時代には熊本藩細川家の御用邸が置か
れ、幕末には13代藩主の細川護久も愛重したとのことです。

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黒い案内板にしたがって木立の中を
下っていくと、白壁と炭黒の木材の
コントラストが美しい切妻瓦葺きの
脱衣小屋があり、中には2段の棚に
各段10個ずつの籠が備えられていま
した。

男性内湯のますら男は2室に分かれ、
露天から見て手前には3.15×1.7m
ほどの檜風呂、奥には4m弱×2.15
mほどの切石風呂と4基のシャワー
カランが配されています。