住 所   群馬県吾妻郡草津町草津600-26
  電 話   0279-88-3632
 営業時間   
 入浴料   
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   万代鉱
  泉 質   酸性-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   96.5 ℃
 pH   1.6
 成分総計   3.32 g/㎏
    H=26.0/Na=101/K=57.9/Ca=102/Mg=57.0/Al=47.1/
  Fe2=6.31/Mn=2.89(400㎎/㎏)
  F=23.2/Br=2.9/Cl=742/SO4=836/HSO4=732
  (2336㎎/㎏)
  H2SO4=48.1/H2SiO3=501/HBO2=18.7(568㎎/㎏)

                            
〔2013.05.15〕
 入浴履歴   初訪11.08.06 泊
 評 価   ★★★★
 草津温泉
素泊まりの宿 あさひ荘
                    くさつおんせん すどまりのやど あさひそう
沼田藩真田家の改易後に江戸幕府の天領となった近世には、1717
(享保2)年に8代将軍吉宗が温泉を汲み上げて江戸城に運ばせたり、
小林一茶・十返舎一九・佐久間象山といった文人も訪れています。
また、この時代を通じて60軒に及ぶ湯屋が設けられ、訪問客は1年
に1万人を超えて、“草津千軒江戸構え”と言われるほどの賑わい
ぶりであったそうです。

草津温泉の源泉といえば、岡本太郎のデザインによって温泉街の中
心でロータリー状に整備された湯畑源泉が有名ですが、このほかに
白旗・地蔵・煮川・西の河原・万代鉱といった公的管理されている
源泉や宿泊施設等が所有している小源泉も多数あります。
1975年から硫黄鉱山の坑道で新たに噴出した万代鉱源泉の利用を開
始したのを機に、町による集中管理給湯システムが整備され、一気
に温泉規模が拡大しました。
鎌倉時代初期の1193(建久4)年、源頼朝が浅間山三原野で巻狩りを行っ
た際に発見し、案内を務めた木曾義仲の旧臣細野御殿之助に湯本姓を与
え、地頭として温泉経営を任せたと伝えられていますが、確実な史料と
しては、東国への布教活動を行っていた蓮如が、1472(文明4)年に長野
市にある西厳寺の住職の案内で訪れたというのが初出のようです。

また、1489(延徳元)年には、京都相国寺の禅僧で歌人でもあった万里集
九が、詩文集『梅花無人蔵』の中で有馬温泉・下呂温泉とともにその名
泉ぶりを讃えており、少なくとも室町時代の中頃には温泉地として整備
されていたことが窺われます。
なお、万里による記述は、そのまま江戸時代前期に林羅山が唱えた“日
本三名泉”に引き継がれています。
“草津よいと~こ、一度~は~おいで~(ハドッコイショ)”という湯もみ唄でよく知られる草津温泉は、群
馬県の北西部、草津白根山東麓の標高1170mの高所に、約130軒の宿泊施設、誰でも無料で利用可能な19か所
の共同浴場、飲食店・土産物屋などが集まる、わが国を代表する温泉地の一つです。

毎分36839ℓ、ドラム缶にして1日に25万本という自然湧出量では日本一の豊富な湯量を誇り、加えてpH2.0前
後という日本有数の酸性度から、温泉街に建ち並ぶ旅館や共同浴場のすべてが完全放流式を採っています。
湯船の右奥には平石を積み上げた石段の湯口が設えられ、その上には
小さな夫婦狸、手前には大振りな雄狸の陶製置物が置かれています。

石段をチョロチョロと流れ落ちて湯船に注がれているのは、湯畑源泉
と並んで多くの温泉宿に引湯されている万代鉱源泉。
適温となった無色透明の湯からは、湯の香はほとんど感じられません
が、とても強いレモン酸味とぬるぬるした肌触りを楽しむことができ
ました。

温泉街の中心である湯畑からも500m足らずという好立地ながら、と
ても静かで、しかも安価で宿泊することができて大満足。
これからも時折、常宿として利用したいと思います。  〔12.10.04〕
“たぬきの湯”と名付けられた浴
場は、全体的に小ぢんまりした家
庭用のような造りで、脱衣所には
洗濯機の上にプラスチック籠が2
個備えられています。

浴室は平石張りで、左手前にカラ
ン一対とシャワーカラン1基が並
び、奥には3名ほどが浸かること
のできる1.35×1.0mほどのポリ
バスが配されていました。
全5室の客室はすべて2階にあり、
利用させていただいたのは6畳間
の“よこて”。
いずれの部屋からも、草津白根山
を眺望することができます。

24時間入浴可能な浴場は、1階廊
下の奥の扉から左へ進んだ突き当
たりに設けられ、宿泊客が交替で
貸切利用するようになっていまし
た。
『素泊まりの宿 あさひ荘』は、湯
畑から滝下通りで東へ向かい、煮川
の湯の左手の坂道を160mほど上る
と右手に所在する素泊まり専門の民
宿で、365日同一料金の3100円で泊
まることができるという情報を得て、
4度目となる草津温泉の宿泊先とし
て利用しました。

渋い淡桧皮色のタイルで仕上げられ
た2階建ての建物は、普通の民家の
ような佇まい。
戦国時代には傷病治癒の評価が上がり、丹羽長秀や豊臣秀吉の異父妹で徳川家康の正室になった朝日姫、大
谷吉継・前田利家といった武将らが湯治に訪れているほか、秀吉からは家康に入湯を勧める書状が送られて
います。

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