住 所   長野県小県郡青木村沓掛434
  電 話   0268-49-2002
 営業時間   2015.11.30 閉館
 入浴料   600円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   沓掛温泉1・2・3号 混合泉
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量   223.86 / 70.17 / 85.86 ℓ/min
 泉 温   34.8  ℃
 pH   9.3
 成分総計   0.2367 g/㎏
    Sr=0.2/Na=52.0/K=0.4/Ca=14.2/Mg=0.5(67.3㎎/㎏)
  F=0.1/Cl=26.2/SO4=80.6/HCO3=1.8/CO3=13.8/
  OH=0.3/BO2=0.7(123.5㎎/㎏)
  H2Si03=45.9(45.9㎎/㎏)
                          
〔2005.11.22〕
 入浴履歴   初訪09.05.03 泊
 評 価   ★★★★
 沓掛温泉
おもとや旅館
                        くつかけおんせん おもとやりょかん
沓掛温泉は、雨乞いの山としても知られる夫神岳(1250m)の西麓、長閑な田園風景を望む標高670mの高台に
所在する3軒の旅館と共同浴場1か所からなる小さな温泉地で、国道143号から県道丸子信州新線(12号)で南南
西へおよそ3.4㎞、沓掛川の右岸に渡って坂道を400mほど上っていくと到着します。

開湯は平安時代。
眼病を患った国司 滋野親王が入湯して治癒したことから、温泉の守護神を崇めるために薬師堂を建立。裏山
が故郷である京の小倉山に似ていたため、“小倉の湯”と名付けられたそうです。
また、明治の文豪 田山花袋から「沓掛温泉ほど四季とりどりの美しさに恵まれた処は無い」と讃えられ、
1970年3月には、同じ青木村に湧く田沢温泉とともに国民保養温泉地に指定されました。

トップページへ



長野県の温泉へ



この宿の白眉は、何と言っても左側の広々とした鉤形の湯船。
小浴槽ともう一方の浴場では、加温泉が循環利用されているのに対
し、この湯船では沓掛温泉2号泉がそのまま掛け流されています。

温泉そのものは、ほぼ無味無臭で決して個性的ではありませんが、
無色透明の清澄な湯の中には白色半透明の湯の華が多少見られ、人
肌のような湯温と心地良い柔らかな浴感が強く印象に残りました。
何より極上のぬる湯を心おきなくゆったりと満喫できるだけで、最
高でした。
なお、この旅館では、館内の洗面所などにも温泉が利用されている
らしく、こちらのぬる湯からは硫黄臭がはっきり感じられました。
                        〔11.02.13〕
大浴場は仕切
り壁によって
左右2室に分
かれ、手前と
なる右側には
小振りなタイ
ル張り湯船、
その奥には鉤
形のタイル張
り湯船が配さ
れ、各室それ
ぞれにシャワ
ーカランが3
基ずつ設置さ
れています。
実はこの建物、山の斜面に立地し
ているために帳場のあるフロアは
2階となっており、独立して設け
られた浴舎へ向かうには、1階ま
で階段を下り切らなければなりま
せん。

浴場は大小2か所あって、時間に
よって男女入替え。
大浴場の脱衣所には、板張りの壁
に10庫の脱衣箱が設えられていま
した。
『おもとや旅館』は、1872(明治5)年創業という日本秘湯を守る会会員
の老舗旅館で、沓掛川を渡って坂道を上っていくと、鉤形に屈折した黄
檗色の3階建て建物が見えてきます。
客室は全16室。通常の1泊2食付きのほかに素泊まりも受け付けており、
GWという繁忙期にもかかわらず、1泊4200円(トクートラベル利用)で
宿泊利用させていただきました。

館内に入ると正面に帳場があり、その横が休憩ロビーとなっています。
案内された部屋は、その上階の客室。
1970年築ということで建物はそれなりに年季が入っていましたが、静か
で眺望も良く、何ら不都合は感じませんでした。