住 所   長野県下高井郡山ノ内町平隠1183
  電 話   0269-33-2048
 営業時間   立寄り 12:00~16:00 (要確認)
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   熱の湯 源区
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   63.4  ℃
 pH   7.0
 成分総計   1.083 g/㎏
    Li=0.5/Sr=0.4/Na=200.5/K=21.0/Ca=95.5/Mg=5.4/
  Al=0.02/Fe2=0.1/Ba=痕跡/Mn=0.1(323.5㎎/㎏)
  F=1.0/I=0.5/Br=1.4/Cl=253.3/SO4=306.2/HCO3=33.0/
  NO3=0.09/HPO4=1.0(596.5㎎/㎏)
  HAsO2=0.76/H2SiO3=115.7/HBO2=38.0(154.5㎎/㎏)
  CO2=8.2(8.2㎎/㎏)            〔2005.01.28〕
 入浴履歴   初訪11.06.12
 評 価   ★★★★
 沓野温泉
く つ の 館
                              くつのおんせん くつのかん
曇りガラスのサッシ戸を入ると、板張りの浴室は細長い縦長の造りで、
右手にカラン2対とシャワーカラン1基が並び、左奥に寄せて2.4m強×
1.2m強ほどの檜風呂が配されています。
『くつの館』は、和合橋で横湯川を渡って対岸の坂を上ったところで左へ折れ、緩やかに上る旧街道を170
mほど東進すると左手に所在する温泉旅館です。
1940年から2年がかりで完成したと
いう大きな入母屋造りの木造2階建
て建物は重厚感に溢れ、瓦葺きの起
り屋根を載せた玄関もなかなか趣が
あります。

1965年頃から姑のタケさんが旅館業
を始め、現在は女将さんの佐藤勝江
さんが一人で切り盛りしている家庭
的な湯宿で、客室は全8室を数えま
す。
1818(文政元)年に沓野村坪根川淵で泉源が発見され、泉温の高さから
“熱の湯”と称された板葺き屋根の浴場が開設されたのを嚆矢とする
温泉で、かつては北信と上州を結ぶ草津街道の信濃側の最後の宿場と
して賑わっていました。
現在では、旧街道と国道292号の旧道沿いに民宿主体の宿泊施設3軒と
10か所足らずの住民専用の共同浴場が点在し、1991年4月には国民保
養温泉地に指定されています。

以前は湯田中渋温泉郷に含めて紹介されることもありましたが、渋温
泉内の泉源から引湯されているため、近年、各種サイトやガイドブッ
クでは温泉郷から除かれることが多く、温泉地名自体が表記されない
こともあります。
沓野温泉は、横湯川右岸の渋温泉と対峙するように横湯川と角間川に挟まれた靴のような形をした高台に立
地する静かな温泉地です。
開け放たれた内湯のガラス窓からは、隣接する茅葺きの建物を塀越しに眺めることができ、静かで落ち着き
のある良い浴場でした。

何よりも印象に残ったのは女将さんの朗らかな応対で、沓野温泉に関していろいろとお話を伺ったうえに、
帰り際にはお手製の楊枝入れをプレゼントしてくださいました。
次回はぜひ宿泊し、女将さん手作りの家庭料理を楽しませていただきたいと思います。    〔13.01.22〕
一方、奥のガラス窓の右横にある
扉から外に出て、大きな石灯篭の
前を飛び石にしたがって斜め左へ
向かった先には、屋根掛けされた
平石造りの混浴露天風呂が設けら
れています。

隅を丸めた台形状の湯船には、パ
イプを利用して3方向から源泉が
チョロチョロと注入されており、
こちらの湯温は少し低めとなって
いました。
左奥の湯口からトボトボ
と掛け流されているのは、
渋温泉の臨仙閣や御宿多
喜本などでも利用されて
いる熱の湯。

湯船を満たしたやや熱め
の湯からは、微弱ながら
藻のような湯の香とわず
かながら渋味が感じられ、
少つるり感のあるさっぱ
りした浸かり心地に好感
しました。
正午から立寄り入浴が可能という情報を得ていたため、ちょうど受付
開始の時間に合わせて訪れてみましたが、玄関は開いているものの中
からは応答がなく、止むを得ずいったん立ち去り、1時間ほど間を置
いて電話で確認のうえで再訪問しました。

浴場は玄関を上がって左側の廊下を奥へ進んだ右手にあり、手前が男
湯、奥が女湯に分かれていますが、女将さんのお勧めにより、浴室が
一回り広いという男湯を貸切で利用させていただきました。
格子戸の先の脱衣所は決して広くはありませんが、壁も床もすべて板
張りで、左手前には9庫の脱衣箱が備えられていました。

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