住 所   長野県大町市平高瀬入2106
  電 話   0261-22-1311
 営業時間   立寄り 10:00~16:00 (休=第2・4水,祝日の
                翌日,年末年始)
 入浴料   800円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   元湯1号 / 橋本の湯源泉
  泉 質   単純硫黄泉 / 単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   84.8 / 92.4 ℃
 pH   7.4 /
 成分総計   0.8182 / 0.4112 g/㎏
    Na=172.2/K=10.9/Ca=18.1/Mg=0.0847/Fe2=0.27/
  Mn=0.070(201.6㎎/㎏)
  F=8.50/Cl=191.6/SO4=10.3/HCO3=158.5/HS=2.32/
  (371.2㎎/㎏)
  HAsO2=0.238/H2Si03=209.5/HBO2=18.8(228.5㎎/㎏)
  C02=15.8/H2S=1.05(16.9㎎/㎏)      
〔1985.05.15〕

  Li=0.4/Sr=0.08/Na=85.3/K=7.0/Ca=11.0/Mg=0.3/
  Al=0.04/Fe2=0.03/Ba=痕跡/Mn=0.05(104.2㎎/㎏)
  F=4.1/I=0.1/Br=0.2/Cl=101.2/SO4=11.6/HCO3=78.1/
  NO3=0.6/HS=0.1/HPO4=0.2(196.2㎎/㎏)
  HAsO2=0.238/H2Si03=209.5/HBO2=18.8(93.9㎎/㎏)
  C02=15.8/H2S=1.05(16.9㎎/㎏)       
〔1996.08.19〕

 入浴履歴   初訪08.10.18
 評 価   ★★★★★★
 葛温泉
温 宿 か じ か
                         くずおんせん おんじゅく かじか
葛温泉は、北アルプスの槍ヶ岳に源を発する高瀬川の渓谷沿いに3軒の旅館が点
在する小さな温泉地です。


鎌倉時代より安曇地域を治めていた豪族 仁科氏の湯治場であったという説のほ
か、1598(慶長3)年の飢饉の折、村人が葛の根(自然薯)を求めて山へ分け入った
際に発見したとも伝えられる温泉で、江戸時代には松本藩の管理下に置かれ、安
永年間(1772~1780)に湯屋と木屋(宿)が開設されました。

1969年8月11日に起こった高瀬川の鉄砲水によっていずれの宿も押し流され、甚
大な被害を被りましたが、その後復興。
湧出量が豊富なため、下流の大町温泉郷や木崎湖温泉にも引湯されています。
一方、半露天で掛け流されている当温泉最古の源泉とされる“橋本の湯”からは、焦げ硫黄臭がほんのりと
香り、無色透明の湯の中では消しゴムの滓のような白い湯の華が多数舞っていました。


周りはブナやカエデ・モミジの原生林。
湯温が少し高いため、湯船から上がって火照った身体を冷ましながらぼんやり森を眺めていると、驚いたこ
とに数匹の猿が隊列を組んで目の前を横切っていきます。
湯船に注がれる湯音以外には何も聞こえない静寂と、本物の自然を満喫することができる素晴らしい湯処で
あり、とても好印象が残りました。                           〔10.11.26〕
館内に入って正面にある帳場の傍
らには、さり気なく洒落た木製の
ベンチが置かれているなど、全体
に落ち着いた品の良い空間に仕上
げられており、この雰囲気に触れ
ただけで一度宿泊してみたいとい
う欲求に駆られました。

男女別の浴場は、エントランスか
ら右へ進み、ピカピカした板張り
の廊下から階段を上った2階にあ
ります。

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長野県の温泉へ



内湯と半露天に分かれた浴場
は、いずれもふんだんに木が
使用され、内湯では手前右手
の洗い場と湯船が板壁によっ
て仕切られ、格子窓によって
採光を制限するなど、落ち着
いて湯を楽しめる工夫が凝ら
されています。

板張りの内湯には、木曾五木
の一つである高野槙で造られ
た長方形の湯船が配され、左
奥へ進んだ先の“慶長の湯”
と名付けられた半露天には、
底に十和田石の石板を張った
細長い木造りの湯船が配され
ています。
風情を感じさせる内湯には、元湯1号
という単純硫黄泉が加水のうえ供され
ているものの、循環式が併用されてい
る影響からか、残念ながら柔らかな浴
感以外はあまり温泉らしさを実感でき
ませんでした。
『温宿 かじか』は、国道147号の一中東交差点から県道槍ヶ岳線(326号)を西進すること11.8㎞、高瀬川右岸
の山懐にポツンと佇む客室数全6室の温泉旅館です。

水害で流出した元湯河鹿荘を1996年4月に再建したのがこの宿で、小さな案内板にしたがって橋を渡ると、と
ても温泉宿とは思えない瀟洒な建物が左手に見えてきます。