住 所   石川県金沢市七曲町ハ132-1
  電 話   076-235-1717
 営業時間   2015.01.11 閉館
 入浴料   500円
温泉利用状況   放流循環併用式 (加温あり・塩素系薬剤 使用)
   
 源 泉 名   曲水温泉1号源泉
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
 湧出量   81.3  ℓ/min
 泉 温   46.7  ℃
 pH   8.3
 成分総計        g/㎏
    Li=0.1/Na=3860/K=35.7/Ca=1903/Mg=16.4/NH4=2.0/
  Fe2=0.7/Mn=0.7(5819㎎/㎏)
  F=1.6/I=1.0/Br=25.4/Cl=9255/SO4=521/HCO3=28.6/
  CO3=0.4/HPO4=0.4(9833㎎/㎏)
                           
〔1989.10.07〕
 入浴履歴   初訪09.05.02
 評 価   ★★★★★★
 曲水温泉
お 宿 曲 水 苑
                  きょくすいおんせん おやど きょくすいえん
浴場には内湯のほかに露天も併設されていますが、板壁・石
板張りの内湯は小規模なもので、右側のガラス窓の下にシャ
ワーカラン4基、左奥に寄せて2.0×1.35mほどの檜風呂が配
されています。
一方、洗い場の横の扉から露天に出ると、周りに巨岩を配し
た石張りの岩風呂が設えられており、眼下を流下する浅野川
とのどかな田園風景を眺めながら、のんびりと湯浴みを楽し
むことができます。

両湯船に供されているのは、成分総計が15gを超える高張泉。
成分表では泉温が46.7℃と記載されているものの、注入され
ている湯はなぜかぬるめで、そのため内湯では、湯口から源
泉を加えながら浴槽内で追焚きが行われていました。
中に入ると正面に小さな受付カウ
ンターが設けられており、こちら
で入浴料を支払い、左側の浴場へ
向かいます。

曇りガラスの扉を開け、再び暖簾
を潜ると小ぢんまりした脱衣所が
あり、左側手前に8庫の鍵付き木
製ロッカー、その奥に洗面台が備
えられていました。
『お宿 曲水苑』は、湯桶・深谷・犀川峡・滝坂の各温泉とともに“金沢温泉郷”と総称される曲水温泉の
一軒宿で、国道159号の兼六園下交差点から県道金沢湯桶福光線(10号)で南東方向へ8.6㎞ほど向かい、国道
から分かれて浅野川を渡り、対岸の丘に上がっていくと、程なくして右手に現われます。
1989年、亡くなったご主人が、若いころから何度も見た夢を信じて自
宅のあったこの地を掘削したところ、地下740mから夢のとおりに温
泉が湧き出したそうです。
当初は簡単な小屋を建て、入浴希望者に無料で開放していましたが、
1991年に露天風呂を加えるなど浴場を整備し、1998年に湯宿を創業し
ました。

普通の民家のような建物は、客室数5室の総檜造り純和風の2階建てで、
雪除けの玄関フードの中には日本秘湯を守る会の提灯が見えます。
向かって左手に暖簾の掛かった黒瓦葺きの小さな平屋建物が付設され
ており、こちらが立寄り入浴の入口となっていました。
一方、露天の方は37℃前後のぬる湯で、いつまでも浸かって
いることができます。
ただし、湯船の中央で吸込口が作動していたことから、低温
期には湯温調整のために循環式が併用されているようです。

黒い塵のような湯の華が少量見られる無色透明の湯は、露天
ではわずかに成分臭が感じられるのみですが、内湯では塩苦
味とともに仄かに金気臭も感知することができました。


小規模な浴場であるだけに、利用者が多い時などは落ち着い
て入浴という訳にはいかないでしょうが、湧出量に見合った
規模を維持し続ける姿勢には好感しました。
次回はぜひとも暑い季節に再訪し、加温なしの正真正銘の掛
け流し温泉に浸かりたいと思います。
            〔11.01.26,18.02.10 記事補訂〕

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