住 所   岡山県真庭市仲間180
  電 話   0867-62-2953
 営業時間   7:00~22:00
 入浴料   普通湯150円,幕湯250円,家族湯1000円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   真賀温泉館源泉
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量   205 ℓ/min
 泉 温   39.5 ℃
 pH   9.4
 成分総計       g/㎏
    Na=48.0/K=0.6/Ca=2.5/Mg=<0.1(51.2㎎/㎏)
  F=4.9/Cl=13.6/SO4=13.6/HCO3=52.7/CO3=15.0/
  OH=0.3/Si03=0.4(100.5㎎/㎏)
                     〔2004.08.20〕
 入浴履歴   初訪06.04.08,最終10.12.04(6回目)
 評 価   ★★★★★
 真賀温泉
真 賀 温 泉 館
                     まがおんせん まがおんせんかん
さて、初めての玉之湯。
幕湯と同じように幅狭で奥行きの長い造りをし
ていて、ガラス戸によって浴室と画された手前
側の脱衣所には、左手に6庫の脱衣箱が備えら
れています。

大小の礫をコンクリートで固めた浴室の造りも
幕湯と同様ですが、手前の洗い場の左横にガラ
ス窓、奥の湯船の横に2つの小さなルーバー窓
が設けられており、採光という点では1階に3つ
ある浴場の中では一番です。
比較的大振りの礫を利用して造られた湯船は、
幅1.25m、奥行き2.5mほどの大きさ。
深さも適当で、手前と奥がそれぞれ段状に浅く
なっているため、浸かりやすくなっています。
向かって右手の下方が塞がっておらず、どうや
らこの隙間を通じて隣の幕湯の湯がもたらされ
ているようです。
一方の“普通湯”。地元の常連客は、もっぱらこちらを利用
しています。
浴室全体に礫が敷かれていた幕湯とは異なり、床はタイル張
りで、浴室の幅も4mほどと広くなっています。
それでも湯船は同じように岩盤の上に設けられ、岩盤に穴を
開け、そこに竹管が挿し込まれている点も同じでした。

源泉の湧出量の違いに加え、湯船が倍ほど広いためか、幕湯
よりも湯温はさらにぬるく感じられ、傾斜した岩盤の肩部に
身を預けて湯に浸かっていると、心身ともに大変癒されまし
た。
ところが、この湯船。中はV字に深
く切り込んだ自然の岩盤となってお
り、中心の深さは1.3mにも及んで
います。
この岩盤の亀裂からは、成分臭がほ
んのり香る清澄な湯がこんこんと湧
き出していて、岩盤に開けた穴に挿
し込まれた竹管から、ミネラルウォ
ーターのような甘味のある新鮮な源
泉を飲むこともできます。

何より驚かされたのは妖しいまでの
透明度で、これでは先に男性が入浴
していたら、なかなか女性は入り辛
いでしょう。
また、湯に浸かってしばらくすると
肌の表面がつるつるになり、何だか
身体全体が極薄のベールに包まれた
ような気持ち良さを感じました。
館内には、1階に男女別の普通湯と混浴の幕湯、家族湯(1時間以内・3名
まで)の玉之湯、階下に家族湯の旭湯・泉湯の計6つの浴場が設けられ、
1階の各浴場では、真賀温泉を掛け流しで楽しむことができます。

この浴場の白眉は、何と言っても泉源の真上に造られ、足元から直接湧
き出す新鮮な源泉を堪能できるという“幕湯”です。
鰻の寝床のように奥行きが長い浴場は、脱衣所と浴室がガラス戸で一応
仕切られているものの、夏場などは戸が開け放たれており、ほとんど一
体型のように利用されています。
浴室の床にはコンクリートで固めた大小の礫が敷き詰められ、その一番
奥に4名も浸かれば一杯となる小振りな岩風呂が設けられていました。
木造建物の入口前に置かれた木製
ベンチの上には、紅色の和傘が差
し掛けられ、クラシカルな和の情
緒が感じられます。

入口を入ると左手に受付があり、
かつては利用する浴場の入浴料を
湯番のおじさんに直接手渡してい
ましたが、現在ではその手前に設
置された券売機で入浴券を購入す
る方式に変わっています。
2軒の旅館のほか、国道脇の駐車場から階段で坂を上り切ったところにあるのが、江戸時代末に開設された
この温泉の元湯で、幕湯を今に伝える共同浴場『真賀温泉館』です。

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透明度抜群の湯に浸かってしばらくすると、肌がつるつるすべすべ。
これまで感じていた身体全体が極薄のベールに包まれるような感覚は、微細な泡付きによるものであること
が、今回浴室が明るかったために改めて判りました。

さすがに初冬というだけあって、湯温も少しぬるめ。
制限時間の1時間もの間、湯船からほとんど出ることなくどっぷりと浸かり続けることができ、存分に堪能
させていただきました。                                 〔10.12.05〕
1年4か月ぶりに再訪しました。
今回の目的は、幕湯の奥にある家族風呂の“玉之湯”への入湯。いつ訪れても利用中で、未湯のままとなっ
ていたからです。

朝7時半に訪問すると、幸いなことに玉之湯は空いている様子。
ところが、いつも常駐している湯番のおじさんの姿は見えず、館内も静まり返っています。
勝手に利用して良いものやらとしばし途方に暮れていましたが、後から来られた男性が券売機で購入した入
浴券を受付前のトレーに置いて普通湯に入っていかれたのを見て、それに倣うことにしました。
初めて幕湯を利用した時には、リウマチの治療のために鳥取市から毎週通っているという男性とご一緒させ
ていただきました。また、このお湯は眼にも良いそうで、竹管のお湯で眼をパチパチして洗うようにと勧め
られたこともあります。

浴場の風情、湯の泉質と鮮度に加え、効能のうえでも二重丸の、文句なしに素晴らしい一湯でした。
                           〔09.08.09,10.12.05 画像追加・一部差替え〕
採光は、奥の上方に嵌められた2つの小さなルーバー窓からのみ。浴室内は昼間でも薄暗く、それが何とも
言えない雰囲気を醸し出していました。
真賀温泉は、米子自動車道の湯原I.Cか
ら国道313号(美作街道)を4.7㎞ほど南下
した旭川右岸の山の斜面に自噴する温泉
で、湯原温泉郷を構成する5か所の温泉
地の中では最も南に位置しています。

開湯はおよそ400年前。
江戸時代に勝山藩主三浦氏の浴場が置か
れ、藩侯の入浴に際して家紋入りの暖簾
を掛けて貸切にしていたことから、「幕
湯」と呼ばれるようになったそうです。