住 所   群馬県吾妻郡嬬恋村干俣万座温泉2401
  電 話   0279-97-3152
 営業時間   立寄り 10:00~15:00
 入浴料   700円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   ラジウム北光泉
  泉 質   酸性・含硫黄-マグネシウム・ナトリウム-硫酸
  塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   76.0  ℃
 pH   2.5
 成分総計   1.39735 g/㎏
    H=3.2/Na=122/K=17.3/Ca=35.1/Mg=106/Al=5.5/
  Fe2=1.65/Mn=5.9(296.65㎎/㎏)
  F=1.0/Cl=128/SO4=792/HSO4=8.58(929.5㎎/㎏)
  H2Si03=117/HBO2=12.4(129.4㎎/㎏)
  H2S=41.8(41.8㎎/㎏)            〔1993.04.02〕
 入浴履歴   初訪12.08.25
 評 価   ★★★★★★
 万座温泉
湯 の 花 旅 館
                       まんざおんせん ゆのはなりょかん
詳しい開湯時期は判りませんが、江戸時代前期、初代沼田藩主真田
信直の家臣である加沢平次左衛門が、1541(天文10)年から49年間の
真田3代と吾妻地域における興亡の歴史を綴った『加沢記』第1巻の
中に、1562(永禄5)年にこの地を支配していた羽尾治部入道道雲が
万座山温泉で湯治を行ったという記述が見られます。

また、江戸時代には湯治場として利用され始め、1715(正徳5)年に
は、万座薬師堂が創建されています。
明治に入り、1873(明治6)年の橋詰久兵衛による“日進舘”を嚆矢
として、1897年に常盤屋、1927年に豊国館と宿の新設が続きました
が、万座が本格的に発展したのは、戦後、西武グループによるリゾ
ート開発が行われるようになってからでした。
万座温泉は、活火山・白根山(2160m)の南西、奥万座川を臨む標高1800mの高地に8軒のホテル・旅館が点
在する上信越高原国立公園内に所在する温泉地です。

車で行くことのできる通年営業の温泉の中では、岐阜県濁河温泉と並んで日本最高所に立地していることで
知られ、1日に540万ℓも湧出している高温泉は、硫黄成分の含有が日本一であることでも有名です。
一方、月見岩露天風呂は、階段を下りた正面のガラス格子戸から外に出
た先に設けられています。

藤岡市の南部、利根川水系烏川の支流である神流川上流の三波石峡で産
出される三波石で設えられた湯船には、少し緑色掛かった美しい青磁色
の濁り湯が湛えられ、その左には入浴客を見守るように石造りの布袋さ
んが鎮座していました。
小屋組みが剥き出しとなった浴室には、左奥にシャワーカラン1基、右
側の仕切り壁に寄せて木造りの湯船が配され、湯船周りの床は、以前宿
泊した松屋ホテルと同じく放射状の板張りとなっています。

右奥には多量のサルノコシカケとマツフジの蔓を浸した源泉槽が付設さ
れ、湯船にはそれらのエキスが沁み出して少し緑褐色掛かった白濁湯が
パイプからトボトボと注がれていました。
館内に入り、スキー板やスキー靴が置かれた玄関先を抜けると左側に帳
場があり、居合わせたご主人に立寄り入浴をお願いすると、快く応じて
下さいました。

浴場は“延寿の湯”と名付けられた男女別の内湯と混浴露天の“月見岩
露天風呂”からなり、帳場の先から左へ延びる廊下の途中、トイレの前
を左に折れ、渡り廊下の先の階段を13段分下りた左手、正面奥に置かれ
た猿茸大明神を祀る神棚を挟んで左が男湯、右が女湯となっています。

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小ぢんまりした内湯はいかにも湯治場といった趣があり、一
度泊まりで訪れ、何度でも浸かってみたいという想いに強く
駆られました。               〔13.05.07〕
両湯船に供されているの
は、松屋ホテルでも利用
されていたラジウム北光
泉。

弱い焦げ硫黄臭と少酸味
が感じられ、湯に浸かる
とぬるっとした肌感があ
りました。
別棟となった浴場は、切妻造りの
屋根の上に越屋根の湯気抜きを載
せた木造の平屋建てで、脱衣所に
は簡素な3段の棚が設えられ、9個
のプラスチック籠が備えられてい
ました。
『湯の花旅館』は、国道292号から
県道牧干俣線(466号)を下り、約3.2
㎞先で右へ入って300mほど上った
左手、2012年に閉鎖された万座温泉
スキー場朝日山ゲレンデの前に所在
する、湯治宿らしい鄙びた雰囲気を
色濃く留めた1981年創業の温泉旅館
です。

チョコレート色の建物は木造平屋建
ての一部2階建てで、客室は全18室
を数えます。