住 所   鳥取県東伯郡三朝町三朝365-1
  電 話   0858-43-0111
 営業時間   立寄り 平日14:00~21:00 / 土日祝 11:00~
       15:00
 入浴料   1500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   依山楼岩崎配湯用 混合泉
  泉 質   単純弱放射能泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   55.6  ℃
 pH   
 ラ ド ン        ×10-10 Ci/kg
 成分総計   0.8416 g/㎏
    Na=219.7/K=9.4/Ca=23.4/Mg=3.2(255.7㎎/㎏)
  F=2.8/Cl=250.2/SO4=64.7/HCO3=167.9(485.6㎎/㎏)
  HAsO2=0.2/H2Si03=85.1/HBO2=5.1(90.4㎎/㎏)
  C02=9.9(9.9㎎/㎏)          
  
〔1991.06.17〕
 入浴履歴   初訪08.10.13
 評 価   ★★★★
 三朝温泉
依 山 楼 岩 崎
                       みささおんせん いざんろう いわさき
一方、同じように完全放流式を採用している楽水の湯では、無色透明の湯か
らしっかりした芒硝っぽい匂いとつるっとした肌触りが感じられ、智者の湯
においても同様な微臭が仄かに香り立っていました。
大きなガラス扉を開け石段を3段下りたところが、“楽山の
湯”と呼ばれる大浴場。重厚かつ風情溢れる木造の設えの中
央に広々とした石造りの湯船が置かれており、あまりの見事
な造作に息を呑むほどでした。
このほか、この浴場の右側には半分寝湯となった露天“仁者
の湯”、両浴場の間の廊下を進んだ奥には大浴場“楽水の湯”
と露天岩風呂“智者の湯”があり、加えて廊下の途中にはラ
ジウム蒸気風呂も備えられています。

これらの湯船のうち、楽山の湯では放流循環併用式と塩素系
薬剤使用という湯遣いがなされており、塩素臭はさほど気に
ならなかったものの、温泉らしさも感じられませんでした。
また、仁者の湯は、完全放流式が採られているにもかかわら
ず、不思議と温泉らしい浴感に欠けていました。
『依山楼 岩崎』は、三朝橋の北詰から120mほど東に所在する鉄筋一部8階建ての老舗旅館で、三徳川の北岸
に建ち並ぶ温泉宿の中では、その威容が一際目を引きます。

創業は1920(大正9)年。
以来、島崎藤村や与謝野鉄幹・晶子夫妻、田山花袋といった文人の定宿となり、昭和天皇も2度宿泊されたと
のことです。
開湯は、平安時代末期の1164(長寛2)年。
源義朝の家臣であった大久保左馬之祐が、主家再興を願うために三徳山
参詣へ向かう途中に遭遇した妙見山の神の使いである白狼を討たずに逃
したところ、その夜、夢の中に現われた妙見大菩薩が、狼と出会った辺
りにある老楠の株根に霊湯があると告げ、翌4月8日、その神託どおりに
温泉が発見されたという伝説が残っています。

世界でも有数のラドン含有量を誇る療養温泉として知られ、鳥取県中部
医師会立 三朝温泉病院では、メディカルチェックのほか、豊富な自家
源泉を活かしたリハビリテーションや温熱療法も行われており、病院と
街と旅館が提携し、自然を満喫しながら温泉で自然治癒力を高める現代
湯治が提案されています。

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ただし、この自家源泉を掛け流しで堪能できるのは、右の湯のみとのこと。
泉質や湯使いに拘る向きには、左右どちらの浴場に入湯したかで大きく評価が分かれてしまうでしょう。
事前に利用できる浴場を確認しておくことをお勧めします。      〔10.11.20,18.05.10 記事補訂〕
楽山の湯
仁者の湯
楽水の湯
智者の湯
フロントの先を右へ折れると「山陰土産」
という売店があり、その奥の左手がこの宿
の自慢である回遊式大庭園風呂“山の湯”
となっていました。

浴場は当日男湯であった手前右手の右の湯
と廊下を進んだ先にある左の湯に分かれ、
深夜に男女を入れ替えているそうです。
脱衣所は右側に脱衣箱が並ぶ一見普通の造
りですが、照明の使い方が巧いせいか、上
品で落ち着きのある空間となっています。
ロビーは広く開放的で、フロントでは、雑誌『自遊人』の温泉パスポートを利
用する際に必要とされていた事前連絡を失念したにもかかわらず、親切に対応
していただけました。
三朝温泉は、倉吉市街の中心から南南東方向におよそ8㎞、65本の源泉を有し、三徳川の両岸に24軒の宿泊施
設が建ち並ぶ山陰を代表する名湯の一つです。