住 所   鳥取県東伯郡三朝町三朝635-1
  電 話   0858-43-3022
 営業時間   8:00~21:45 (月 10:00~21:45)
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   株湯混合泉
  泉 質   単純弱放射能泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   51.0  ℃
 pH   7.2
ラ ド ン   48.1  ×10-10 Ci/kg 
 成分総計   0.929 g/㎏
    Na=244.0/K=6.5/Ca=19.1/Mg=1.4/Fe2=0.1//Mn=0.1
  (271.2㎎/㎏)
  F=4.2/Br=1.0/Cl=244.8/SO4=76.8/HCO3=258.9
  (585.7㎎/㎏)
  HAsO2=0.2/H2SiO3=63.7/HBO2=4.5(68.4㎎/㎏)
  CO2=3.5(3.5㎎/㎏)
            〔2010.02.22〕
 入浴履歴   初訪10.05.03,最終18.05.05(2回目)
 評 価   ★★★★
 三朝温泉
株  湯 (新浴場)
                                みささおんせん かぶゆ
開湯は、平安時代末期の1164(長寛2)年。
源義朝の家臣であった大久保左馬之祐が、主家再興を願うために三徳
山参詣へ向かう途中に遭遇した妙見山の神の使いである白狼を討たず
に逃したところ、その夜、夢の中に現われた妙見大菩薩が、狼と出会
った辺りにある老楠の株根に霊湯があると告げ、翌4月8日、その神託
どおりに温泉が発見されたという伝説が残っています。

世界でも有数のラドン含有量を誇る療養温泉として知られ、鳥取県中
部医師会立 三朝温泉病院では、メディカルチェックのほか、豊富な
自家源泉を活かしたリハビリテーションや温熱療法も行われており、
病院と街と旅館が提携し、自然を満喫しながら温泉で自然治癒力を高
める現代湯治が提案されています。
大のお気に入りであった旧浴場の独特な雰囲気と佇まいが失われてし
まったのはとても残念ですが、かつての浴室を想起させるような浴場
の造りや温泉の利用の仕方には好感が持てる、新設の入浴施設として
は出色の浴場です。


なお、小ぢんまりして趣があったかつての浴舎は、取り壊されること
なく現地保存され、内部は仕切り壁が取り払われて、足湯として活用
されています。 〔12.01.18,18.05.10 画像追加差替え・記事補訂〕
掛け流しで利用されているのは、“元湯”とも呼ばれている
株湯源泉。
左手に4、右手前に1基のカランを配し、右奥に寄せて側面を
タイル、底を平石で仕上げ、周りを御影石で縁取った2.1m
四方ほどの方形湯船が配されていました。

湯船の縁取りが木から石になったことと、湯船全体からでは
なく、奥壁側から排水溝へ湯を溢れさせていた点を除けば、
浴槽内が女湯と一部繋がっていたり、源泉の注入を底面から
行っているなど、やはり旧浴場の特色が踏襲されています。
ラドンを含んだ蒸気を吸入すると
呼吸器系の疾患に効能があるとい
うことで窓を閉め切った浴室は、
壁面の上半から天井を木造り、壁
面腰下と洗い場を黒御影石、床を
平石張りにした暗色系の落ち着き
のある造りで、規模はかなり大き
くなったものの、基本的に旧浴場
を再現しようという意図が窺えま
す。
瓦葺きの切妻屋根に湯気抜きを平行に載せた造りは以前と変わりません
が、旧浴場では平側に入口を設けていたのに対し、新浴場は妻入りとな
り、規模も倍以上となって、南側を走る県道鳥取鹿野倉吉線(21号)から
もよく目立つようになりました。
また、施設前には障害者用を含めて16台停めることが可能な駐車場も整
備され、お昼時にもかかわらず大勢の入浴客が訪れていました。

両開きのサッシ戸が開けっ放しとなった入口を入ると、正面に券売機と
受付があり、入浴券を手渡して左右に分かれた浴場へ向かいます。

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以前は金気臭が仄かに感
じられた無色透明のやや
熱めの湯からは、それに
代わって焦げたような微
臭がほんのり香り、調子
に乗って浸かり続けてい
ると、心臓が少しバクバ
クするようなガツンとく
る湯でした。
旧浴場の脱衣所は3名もいれば身動
きできないほどの広さでしたが、新
しい脱衣所は明るくゆったりしてお
り、籠が納められた8庫の脱衣箱の
ほか、有料のコインロッカーも10庫
分備えられ、左手前と真ん中には休
憩用の木製ベンチも設置されていま
した。
『株湯』は、その名が示すように三
朝温泉発祥の湯を今に伝える、温泉
街の東外れにポツンと建っている公
衆浴場です。

2010年4月18日をもって閉鎖された
旧「株湯」に代わり、その東側、か
つて駐車場として利用されていた敷
地の奥に新たに建設され、同年4月
26日から利用が開始されました。
三朝温泉は、倉吉市街の中心から南南東方向におよそ8㎞、65本の源泉を有し、三徳川の両岸に20数軒の宿
泊施設が建ち並ぶ山陰を代表する名湯の一つです。