住 所   鳥取県東伯郡三朝町三朝855
  電 話   0858-43-0859
 営業時間   立寄り 11:00~15:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   中屋
  泉 質   単純放射能泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   60  ℃
 pH   
ラ ド ン       ×10-10 Ci/kg
 成分総計   1.881621 g/㎏
    Na=207.3/K=34.99/Ca=34.78/Mg=8.737/Al=0.350/
  NH4=痕跡/Fe2=0.255/Mn=0.302(366.724㎎/㎏)
  Cl=360.8/SO4=82.6/HCO3=242.05/HPO4=0.411
  (687.967㎎/㎏)
  H2SiO3=766.5/HBO2=5.53(772.03㎎/㎏)
  CO2=54.78(54.78㎎/㎏)
          〔1952.03.13〕
 入浴履歴   初訪10.12.04,最終17.10.08(2回目)
 評 価   ★★★★★★
 三朝温泉
ぬくもりの宿 中屋
                      みささおんせん ぬくもりのやど なかや
浴室は小さな礫をコンクリートで固めて床にしており、右側
に5基のシャワー付きカランが鉤形に並び、中央には2.5m弱
×1.25mほどの長方形を呈した2つの湯船が、一角を重ねる
ように配されていました。
左の湯船はタイル張り、右は木造りで、重なった箇所の底面
近くに開けられた孔で両者は繋がっています。
左手の湯船には、左側壁下端の小パイプから泉温60℃の激熱
泉が注がれ、そこで一定程度冷まされた湯が、前述の孔を通
じて右の湯船へ流入するようになっていました。

両湯船にたっぷりと満たされているのは、1716(享保元)年よ
り自噴し続けているという自家源泉。
無色透明の湯は少し熱めで、右奥隅に設けられている飲泉用
のカランから口に含むと、油臭のような微香と極薄の塩味が
感じられました。
夫婦貸切で利用させていただいたの
は、源氏の湯。

脱衣所は窓がないために少し薄暗く、
地熱の影響からか、室内には低温サ
ウナのような熱気が籠っています。
左手前に浴室への出入口があり、す
ぐその奥に洗面台、右奥に脱衣箱9
庫が備えられていました。
右側の格子ガラス扉から館内へ入るとすぐ左にフロントがあり、応対
に出て来られた女将さんに立寄り入浴をお願いすると、快く応じて下
さいました。

この宿には、右手の階段で4段分地下へ下りると正面に男性浴室“源
氏の湯”、その手前左に家族風呂の“夕霧の湯”、一旦2階へ上がっ
て回り込むように地下まで下りていくと女性浴室“平家の湯”、中庭
に貸切露天風呂の4か所の浴場があり、さらに平家の湯の左横には、
天然岩盤浴のオンドル“とこ春”が設けられています。
『ぬくもりの宿 中屋』は、三朝橋
の南詰から温泉本通りを150mほど
東進すると薬師堂の向かいに所在す
る、300年以上の歴史を有する老舗
の温泉旅館です。

T字路の角に建つ地上2階・地下1階
の木造建物は、2004年にリニューア
ルされた落ち着きのある瀟洒な造り
で、客室は全9室を数えます。
世界でも有数のラドン含有量を誇
る療養温泉として知られ、鳥取県
中部医師会立 三朝温泉病院では、
メディカルチェックのほか、豊富
な自家源泉を活かしたリハビリテ
ーションや温熱療法も行われてお
り、病院と街と旅館が提携し、自
然を満喫しながら温泉で自然治癒
力を高める現代湯治が提案されて
います。
開湯は、平安時代末期の1164(長寛
2)年。
源義朝の家臣であった大久保左馬之
祐が、主家再興を願うために三徳山
参詣へ向かう途中に遭遇した妙見山
の神の使いである白狼を討たずに逃
したところ、その夜、夢の中に現わ
れた妙見大菩薩が、狼と出会った辺
りにある老楠の株根に霊湯があると
告げ、翌4月8日、その神託どおりに
温泉が発見されたという伝説が残っ
ています。
三朝温泉は、倉吉市街の中心から南南東方向におよそ8㎞、65本の源泉を有し、三徳川の両岸に24軒の宿泊施
設が建ち並ぶ山陰を代表する名湯の一つです。

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たった一度だけでしたが、簀子のように板が敷き並べられた底からプクプクと立ち上る気泡を目にすること
ができ、湯船の下から源泉が湧出しているのが実感できました。

三朝温泉らしい身体にガツンとくる熱湯は鮮度も抜群で、静謐な雰囲気の中、独占浴でじっくりと良泉を堪
能することができ、とても満足しました。
               〔12.05.28,17.10.21 画像追加一部差替え・記事補訂,18.05.10 記事補訂〕