住 所   山口県長門市深川湯本2265
  電 話   0837-25-4507
 営業時間   2017.05.17 休業
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   恩湯泉
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量       ℓ/min (2004年調査 36.5ℓ/min)
 泉 温   39.2  ℃ (2004年調査 39.0℃)
 pH   9.59 (2004年調査 9.62)
 成分総計        g/㎏
    Li=0.01/Na=45.0/K=0.38/Ca=1.80/Fe2=0.02
  F=2.48/Cl=14.58/SO4=8.88/HCO3=6.78/CO3=36.63/
  OH=0.98/HS=1.05/BO2=0.85
                            〔1992.11.09〕
 入浴履歴   初訪11.08.19
 評 価   ★★★★★★
 長門湯本温泉
恩  湯
                           ながとゆもとおんせん おんとう
ガラス戸の入口を入ると、右手前に
券売機が設置されており、入浴券を
購入して正面の受付で手渡します。

浴場は受付を挟んで左右に分かれ、
男湯は左側。
脱衣所はそれほど広くないものの、
右側の女湯との仕切り壁沿いに24庫
の木製ロッカー、正面左に12庫のス
チールロッカー、その手前に100円
のコインロッカーがそれぞれ備えら
れていました。
もともと大寧寺の寺湯として開設された浴場で、浴場名は住吉大明神
への報恩の湯と呼ばれたことに由来しています。
江戸時代、定庵禅師が発見した礼湯は僧侶や武士といった身分の高い
階層だけが入浴を許されていたのに対し、広く一般庶民の湯治に供さ
れていましたが、明治時代末期に温泉組合が礼湯とともに大寧寺より
借り受け、1951年からは旧大津郡深川町、1954年からは4町村が合併
して誕生した長門市が経営を行っています。

1972年に建て直された2階建ての建物は、石州瓦葺きの屋根と入口を
覆った大きな唐破風が寺院建築を想起させ、屋根の入母屋破風の前に
は、シンボルともなっている“湯本温泉”という大きなネオンが載っ
ています。

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平日のお昼時ということもあって、いつも大賑わいという人気の浴場も先客は1名。
肌当たりの柔らかい極上のぬる湯を存分に堪能させていただきました。           〔12.10.02〕
平面横長の浴室はタイル張りで、女湯との間をガラスブロッ
クで画し、左に2、右側に3基のシャワーカラン、正面に真ん
中で左右2槽に仕切った各2.9×2.15mほどの湯船が配されて
います。

底面のみ水色タイルで仕上げた深めの湯船は、重厚な御影石
造り。
奥壁に設けられた湯口からは、直下で湧出しているという独
自源泉の恩湯泉が惜しげもなくドボドボと掛け流されていま
す。
市有源泉と混合したうえで加温している女湯に対し、恩湯泉
をそのまま利用しているという無色透明のぬるめの湯は、浴
槽内では湯の香がほとんど感知できないものの、湯口では茹
で玉子のような硫黄臭味がはっきり感じられ、肌もすべすべ
しました。
『恩湯』は、温泉街のほぼ中心、音信川に架かる千代橋という朱塗りの橋で右岸側に渡るとすぐ右手に所在
する、長門湯本のランドマーク的な存在となっている市営の公衆浴場です。
長門湯本温泉は、長門市街を東西に抜ける国道191号(北浦街道)の正明
市交差点から国道316号で南下すること約4.5㎞、音信川に沿って大小の
温泉宿13軒と公衆浴場2か所が建ち並ぶ、昔ながらの温泉情緒が漂う山
間の温泉地です。

1427(応永34)年、曹洞宗の古刹である大寧寺の第3世住職 定庵禅師が長
門一宮の住吉大明神が姿を変えた老人と出会い、法恩への報いとして授
かったお告げにより発見されたと伝えられる山口最古の温泉で、現在で
も中心部の泉源は大寧寺の所有となっているとのことです。
江戸時代には毛利家の歴代藩主もたびたび湯治に訪れ、1768(明和5)年
には御茶屋“清音亭”が設置されました。