住 所   山口県長門市深川湯本2264
  電 話   0837-25-3041
 営業時間   9:00~21:00 (休=第3火)
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式 (加水・加温あり,塩素系薬剤・
           光繊維モジュール装置 使用)
   
 源 泉 名   礼湯泉・湯本温泉 混合泉
  泉 質   単純泉(アルカリ性)
 湧出量   66.9  ℓ/min
 泉 温   39.4  ℃
 pH   9.24
 成分総計   0.189  g/㎏
    Sr=0.12/Na=50.86/K=0.70/Ca=2.61/Mg=0.02/Al=0.03/
  Fe2=0.03(54.37㎎/㎏)
  F=1.72/Cl=12.82/SO4=13.00/HCO3=12.20/CO3=33.01/
  OH=0.30/HS=0.40/PO4=0.12(73.57㎎/㎏)
  H2SiO3=59.05/HBO2=2.22(61.27㎎/㎏)
                            〔2002.07.08〕
 入浴履歴   初訪11.08.19
 評 価   ★★★★
 長門湯本温泉
礼  湯
                           ながとゆもとおんせん れいとう
ガラス戸の先の浴室は、天井から壁の上半が板、壁下半がタイル、床が
灰緑色の石でそれぞれ仕上げられ、左側にはひとつずつ仕切られた6基
のシャワーカランが鉤形に並び、右奥には御影石の石板で造られた2.9
×2.0m弱ほどの湯船が配されています。

湯船内には深浅2種類の段差が設けられており、腰掛けて半身浴と全身
浴の両方を楽しむことができます。

2002年8月に建て替えられたという
バリアフリーの浴舎は、恩湯と同様
に石州瓦で葺かれた入母屋屋根を載
せ、入口部分には軒唐破風が設えら
れています。

自動のガラス格子戸を入ると、右手
前にある下足箱のすぐ奥に券売機が
設置されており、入浴券を購入して
正面の受付で手渡します。
長門湯本温泉は、長門市街を東西に抜ける国道191号(北浦街道)の正明
市交差点から国道316号で南下すること約4.5㎞、音信川に沿って大小の
温泉宿13軒と公衆浴場2か所が建ち並ぶ、昔ながらの温泉情緒が漂う山
間の温泉地です。

1427(応永34)年、曹洞宗の古刹である大寧寺の第3世住職 定庵禅師が長
門一宮の住吉大明神が姿を変えた老人と出会い、法恩への報いとして授
かったお告げにより発見されたと伝えられる山口最古の温泉で、現在で
も中心部の泉源は大寧寺の所有となっているとのことです。
江戸時代には毛利家の歴代藩主もたびたび湯治に訪れ、1768(明和5)年
には御茶屋“清音亭”が設置されました。

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右奥の湯口からトボトボと注がれているのは、独自源泉である礼湯泉に市配給源泉を加えたアルカリ性の単
純温泉。
加水・加温のうえで、塩素系薬剤と光繊維モジュール装置で殺菌されているという適温よりややぬるめとな
った無色透明の湯は、恩湯と同様に肌がすべすべする肌当たりの柔らかさが印象に残りましたが、ほとんど
無味無臭であったこともあり、浴感的には少し物足りなさが残りました。

それでも、長門最古とされる霊泉を安価に、しかも掛け流しで楽しむことのできる使い勝手の良い浴場であ
り、普段使いできる地元の方がとても羨ましく思いました。                〔12.10.12〕
受付の左横から奥へ向かって廊下
が延び、一番手前が男湯、少し先
の左手が女湯の入口となっていま
す。

脱衣所は十分に新しさを留めた小
綺麗な板壁の空間で、右側には12
庫の木製ロッカー、その手前に16
庫の100円有料のコインロッカー
が置かれ、正面には洗面台が備え
られていました。
『礼湯』は、恩湯のすぐ左横に設けられているゲートを潜り、緩やかな細い坂道を30mほど上っていくと右
手に所在する、もう1か所の市営公衆浴場です。
室町時代中期に定庵禅師によって
発見された湯本温泉の起源とされ
ている“神授の霊泉”で、かつて
は武士や僧侶といった上層階級だ
けが入浴を許されていたそうです
が、明治時代末期に温泉組合が源
泉の所有者である大寧寺より恩湯
とともに借り受け、1951年からは
旧大津郡深川町、1954年からは4
町村が合併して誕生した長門市が
経営を行っています。