住 所   大分県竹田市直入町長湯7991-1
  電 話   
 営業時間   6:00~22:00 (休=第4水)
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   長生湯
  泉 質   マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   42.5  ℃
 pH   6.6
 成分総計   4.492 g/㎏
    Li=1.1/Na=369.5/K=73.0/Ca=193.4/Mg=260.0/Fe2=2.4/
  Mn=0.5(899.9㎎/㎏)
  Cl=158.2/SO4=315.4/HCO3=2141.8(2615.4㎎/㎏)
  H2SiO3=213.2/HBO2=5.4(218.6㎎/㎏)
  CO2=757.9(757.9㎎/㎏)           〔2006.11.13〕
 入浴履歴   初訪11.09.17
 評 価   ★★★★
 長湯温泉
長 生 湯
                             ながゆおんせん ちょうせいゆ
透明度30㎝ほどの緑褐色
の濁り湯からは、湯口で
は油臭を帯びた弱い金気
臭と中程度の炭酸味が感
じられ、湯船の周りや奥
の排水溝には、この泉質
らしく析出物が付着して
いました。
正面には手前側の角を欠いた3.8×1.9mほどの檜造りの湯船
が配され、左辺に設けられた湯口から天満湯と同じ重炭酸土
類泉がドボドボと掛け流されています。
天井の高い浴室は、腰壁から上が板張り、以下がコンクリートで仕上げ
られ、2基のシャワーカランが設置された右壁には、コンクリートに小
石が埋め込まれています。

壁には磨りガラスが嵌った逆三角形の明かり取りと長方形のルーバー小
窓が並び、ちょっぴりお洒落な感じがしました。
昭和に入ると、ドイツのカルルスバードで温泉治療学を学び、九州帝国
大学別府温泉治療学研究所に在籍していた松尾武幸博士が長湯温泉の効
能を科学的に証明し、直入の裕福な農家の長男で、研究所で松尾の手伝
いをしていた御沓重徳は、この稀少な温泉を全国に広めるべく1933年に
長湯観光協会を設立し、パンフレットの作成や田山花袋・種田山頭火・
野口雨情・与謝野晶子といった文人の招聘、1935年に自身が経営する愛
泉館という旅館の庭にドイツ建築の公衆浴場 御幸湯を建設するなど、
温泉地の発展に尽力しました。

また、1978年には国民保養温泉地に指定され、2006年5月には、十津川
温泉郷(奈良県)・川湯温泉(北海道)・関温泉(新潟県)に次いで、九州で
は初めて“源泉かけ流し宣言”を行いました。
長湯温泉は、国道210号庄内バイパスの大龍交差点から豊後街道とも呼ばれる県道庄内久住線(30号)で南西
方向へおよそ18㎞、のどかな田園風景の中を東流する芹川に沿って15軒の旅館・民宿や公営・民営の共同浴
場が点在する、九重連山の東麓では最も規模の大きい奥豊後を代表する温泉地です。

もとは湯原温泉と呼ばれ、奈良時代に編纂された『豊後国風土記』に記載された「亦二つの湯河あり。流れ
て神の河に会へり」の“湯河”が芹川を指していると考えられることから、七里田温泉と同様、古代にはす
でに開湯していた可能性が推定されていますが、温泉地として整備が進められたのは江戸時代以降で、1706
(宝永3)年には、岡藩主5代中川久通によって御茶屋が建設され 1781(安永10)年には、中川寛得軒の設計、
藩普請によって御前湯の建設が行われました。

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朝7時過ぎに訪問したものの、ほかには入浴客は見当たらず貸切状態。
少し熱めの湯にひとり静かにゆったりと浸かることができ、最高の朝湯となりました。    〔12.10.27〕
天満湯と同様、入口は回転式バーを
押しながら前へ進み、コイン投入口
に入浴料を納めると、奥の自動扉が
開くようになっています。

ゆったりした板張りの脱衣所には、
右奥に10円有料の鍵付きロッカーが
20庫、さらに左手前に100円有料の
鍵付きロッカーが10庫分備えられて
いました。
『長生湯』は、庄内久住線から旧街道を経由して650m、芹川に架かる天満橋の手前上流側に所在する市営の
公衆浴場です。
紅葉館や丸長旅館などの老舗旅館
と軒を並べて川べりに建つ、1998
年に大分市の建築士 山口隆史氏
によって手掛けられたという浴舎
は、赤いアーチ形の屋根に越屋根
風の湯気抜きを載せた結構凝った
造りで、数々の賞を受賞し、“水
辺の宝石箱”とも呼ばれているそ
うです。

5台分の駐車場が付設された裏手
から入ると右が男湯、左が女湯。
なお、2007年5月、1988年に花王㈱によって命名されてから謳い文句としてきた“日本一の炭酸泉”という
キャッチコピーに関し、炭酸濃度は日本一ではなく、不当表示であるとの一部利用者からの指摘を受け、根
拠が不明確との理由から“日本一”の表示を行わないよう県から行政指導を受けましたが、全国各地の温泉
を調査したうえで、炭酸濃度・温度と湧出量、公衆浴場の充実、温泉資源保護に関する条例の制定などを総
合的に捉え、長湯温泉協会は同年12月7日に改めて「日本一の炭酸泉」を宣言しました。