住 所   岐阜県下呂市小坂町落合唐谷2376-1
  電 話   0576-62-2124
 営業時間   立寄り 13:00~16:00 (要確認)
 入浴料   1000円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   奥飛観光1号泉・市営G泉 混合泉
  泉 質   ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素
  塩・硫酸塩泉
 湧出量   160 / 60(引湯量) ℓ/min
 泉 温   45.6  ℃
 pH   6.6
 成分総計   2.580 g/㎏
    Li=1.1/Sr=1.1/Na=328.8/K=54.0/Ca=139.8/Mg=77.1/
  Fe2=1.4/Zn=痕跡/Ba=痕跡/Mn=0.7(604.0㎎/㎏)
  F=0.6/Cl=153.3/SO4=541.7/HCO3=812.8/NO3=0.2/
  HPO4=0.3(1509㎎/㎏)
  H2Si03=171.6/HBO2=14.2(185.8㎎/㎏)
  CO2=281.2(281.2㎎/㎏)            〔2003.12.12〕
 入浴履歴   初訪09.08.22 泊
 評 価   ★★★★
 濁河温泉
旅 館 御 岳
                      にごりごおんせん りょかん おんたけ
タイル張りの内湯には、右側に8基のシャワーカランが並び、大きなガ
ラスが嵌った左手には、周りを木で縁取った変形六角形のタイル張り湯
船が置かれています。また、御嶽の原生林が間近に迫る露天には、内湯
と同様にゆったりした岩風呂が設けられています。
“小坂口”と呼ばれる御嶽山の岐阜県側の登山口にも当たり、アプローチと
しては、①小坂から県道湯屋温泉線(437号)・県道落合飛騨小坂停車場線
(441号)、②久々野から県道久々野朝日線(87号)・国道361号(木曾街道)・県
道御岳山朝日線(435号)、③国道361号から県道朝日高根線(463号)を経て御
岳山朝日線に合流するという3つのルートがあります。
このうち、①は途中で小刻みなカーブが連続する隘路が続くことから、個人
的には③のルートがお勧めです。

温泉の発見は江戸時代中期に遡り、御嶽から流下する湯の谷と草木谷が白糸
の滝で合流すると白く濁ることから、その名が付けられたそうです。
明治時代の後半には“岳の湯”として登山者に知られるようになり、1950年
代後半に久々野から秋神温泉経由、あるいは小坂側からの道路が相次いで開
通し、温泉地として発展するようになりました。
現在は、コメツガ・トウヒ・オオシラビソなどの亜高山原生林を縫うように
流れる濁河川に沿って6軒の宿泊施設が点在しています。

なお、1983年3月には、御嶽山麓の湯屋温泉・下島温泉とともに小坂温泉郷
として国民保養温泉地に指定されています。
濁河温泉は、日本百名山で日本三大霊山の一つである御嶽山(3067m)7合目の標高1800mに立地し、群馬県
万座温泉とともに、車で訪れることができる日本最高所にある通年営業の温泉地として有名です。
濁河川が流下する瀬音のみが響き渡
る幽玄な雰囲気に包まれ、湯船を縁
取った岩に腰掛けて休憩していると、
凛とした山の冷気が火照った身体を
心地良く冷ましてくれます。

木製の樋からドボドボと掛け流され
ているのは、内湯の湯にさらに1分
間に88ℓ湧出している御岳開発1号泉
という自家源泉を加えた混合泉。
透明度40㎝ほどの緑白色に濁った少
し熱めの湯からは、金気臭味と弱炭
酸味が感じられ、湯口付近では一層
強く湯の香が漂っていました。
それでも何と言っても
この宿で白眉なのは、
50m下の渓谷に設置さ
れた野趣溢れる混浴の
露天岩風呂。

160段以上の階段とス
ロープでずんずん下り
ていくと、中で男女別
に分かれた小さな木造
の脱衣小屋があり、3
段の棚に7個の編み籠
・プラスチック籠が置
かれていました。
『旅館 御岳』は、小ぢんまりした旅館が多い濁河温泉にあって、肌色
の鉄筋コンクリート造り4階建ての大きな建物がとても目を引く、名鉄
グループの奥飛観光開発㈱が運営する1955年開業の温泉旅館です。

立寄り入浴の受付は午後からということで、過去2度の訪問時にはタイ
ミングが合わず未湯となっていましたが、御嶽山を一度見てみたいとい
う家族の希望を受け、夏の家族旅行で宿泊利用(1泊2食 14000円)しまし
た。
館内はカーペットが敷かれ、ゆったりした落ち着いた造り。土産物売り
場と休憩所兼ラウンジを左右に配したフロアの正面奥にフロントがあり、
そこから奥へ進んで右に折れた先が浴場となっていました。

トップページへ



岐阜県の温泉へ




ただし、やはりネックとなるのは、浴場までのアプローチ。
下り一方の行きは問題ありませんが、帰りは息が切れるほどのハードさでした。

なお、この旅館の自慢は温泉だけではなく、料理の方も毎年のように100選に選ばれているとのことであり、
品の良い味付けの山の料理を堪能させていただき、従業員の応接も含めて家族一同大満足のお宿でした。
                                           〔11.04.09〕
この2つの湯船には、上段
にデータを示した2本の源
泉からなる混合泉が利用さ
れ、淡い緑白色の濁り湯が
湛えられています。

翌朝、朝風呂で利用した内
湯は湯温が少しぬるめとな
り、目覚めたばかりの身体
にぴったりの心地良さでし
た。
浴場は、内湯と露天からなる男女
別の大浴場“千仭の湯”“岳見の
湯”のほか、混浴の渓谷露天風呂
が設けられています。

大浴場は明るく清潔感があり、脱
衣所には、36個の籠が納められた
4段の棚が右手に置かれ、無料の
マッサージチェアも備えられてい
ました。