住 所   岐阜県下呂市小坂町落合2376-1
  電 話   0576-62-3373
 営業時間   9:00~17:00 (休=11月中旬~4月中旬)
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   市営泉源 混合泉(市営G泉・濁河温泉・市営泉
             源)
  泉 質   ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・
  炭酸水素塩泉
 湧出量   759  ℓ/min
 泉 温   51.9 ℃
 pH   6.3
 成分総計   2.6735 g/㎏
    Na=341.3/K=82.9/Ca=151.8/Mg=86.9/Fe2=4.4/
  Mn=0.8(668.1㎎/㎏)
  F=3.1/Cl=139.1/SO4=619.3/HCO3=725.3(1486.8㎎/㎏)
  H2Si03=282.9/HBO2=8.6(291.5㎎/㎏)
  C02=226.9/H2S=0.2(227.1㎎/㎏)
   〔2006.02.07〕
 入浴履歴   初訪07.05.04,最終08.09.06(2回目)
 評 価   ★★★★
 濁河温泉
濁河温泉市営露天風呂
           にごりごおんせん にごりごおんせんしえいろてんぶろ
周囲を原生林で囲まれた浴場には、大小の岩で画された広々
とした湯船が置かれ、向かって左奥には四阿(あずまや)が付
設されていました。
湯船は2段に重ねた丸太(上段の下端に刳込みあり)で2槽に仕
切られ、手前側の湯船に設けられた木樋のような湯口から注
がれた高温の湯が、刳込みを通じて奥の湯船にも行き渡るよ
うになっていました(気温の低い季節はこの逆で、規模の小
さい奥の湯船へ湯口が移動)。

湯船全体が淡黄褐色の析出物で覆われていたため、最初は温
泉名どおりの濁り湯と勘違いしてしまいましたが、実際はわ
ずかに黄色掛かったぐらいの半透明の湯であり、少し拍子抜
けしてしまいました。
湯の中には淡茶褐色の湯の華が多量に舞い、硫酸塩泉特有の
仄かな薬臭と弱い炭酸味を感じることができました。
駐車場の奥にひっそりと建つ白壁の
木造建物は、まさに山小屋といった
風情。

左手の受付で入浴料を支払って向か
った脱衣所もすべて板張りで、右側
には100円返却式のロッカーが24庫
備えられていました。
『濁河温泉市営露天風呂』は、旧益田郡小坂町が1992年に開設した共同の露天風呂で、温泉街をしばらく進
んだ県道の右手、この温泉地では抜きん出て規模の大きい「旅館 御岳」の裏手に所在しています。
温泉の発見は江戸時代中期に遡り、御嶽から流下する湯の谷と草木谷
が白糸の滝で合流すると白く濁ることから、その名が付けられたそう
です。
明治時代の後半には“岳の湯”として登山者に知られるようになり、
1950年代後半に久々野から秋神温泉経由、あるいは小坂側からの道路
が相次いで開通し、温泉地として発展するようになりました。
現在は、コメツガ・トウヒ・オオシラビソなどの亜高山原生林を縫う
ように流れる濁河川に沿って6軒の宿泊施設が点在しています。

なお、1983年3月には、御嶽山麓の湯屋温泉・下島温泉とともに小坂
温泉郷として国民保養温泉地に指定されています。
濁河温泉は、日本百名山で日本三大霊山の一つである御嶽山(3067m)
7合目の標高1800mに立地し、群馬県万座温泉とともに、車で訪れる
ことができる日本最高所にある通年営業の温泉地として有名です。

“小坂口”と呼ばれる御嶽山の岐阜県側の登山口にも当たり、アプロ
ーチとしては、①小坂から県道湯屋温泉線(437号)・県道落合飛騨小
坂停車場線(441号)、②久々野から県道久々野朝日線(87号)・国道361
号(木曾街道)・県道御岳山朝日線(435号)、③国道361号から県道朝日
高根線(463号)を経て御岳山朝日線に合流するという3つのルートがあ
ります。
このうち、①は途中で小刻みなカーブが連続する隘路が続くことから、
個人的には③のルートがお勧めです。

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9月上旬だというのに道中の木々は色づき始め、ヒヤッとする空気とともに一足早い秋の到来を感じさせて
くれました。
土曜日にもかかわらず終始貸切状態。原生林の間からわずかに見える御嶽山を眺めながら、静かにゆったり
と濁河の湯を満喫でき、満足度の高い湯浴みとなりました。                〔10.07.06〕