住 所   長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9258
  電 話   0269-85-2172
 営業時間   
 入浴料   
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   奈良屋の湯
  泉 質   単純硫黄泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   73.0  ℃
 pH   
 成分総計        g/㎏
    
  
  
  
  

 入浴履歴   初訪14.11.22 泊
 評 価   ★★★★
 野沢温泉
静 泉 荘
                         のざわおんせん せいせんそう
野沢温泉は、上信越自動車道の豊田飯山I.Cから国道117号と県道飯山野沢温泉線(38号)経由で20㎞余り、毛
無山(1650m)の西麓に旅館・ホテル・民宿など200軒以上の宿泊施設が集まる、“温泉大国”信州を代表す
る温泉地です。

開湯については、聖武天皇の時代(724~748)にこの地を訪れた行基が発見したとされていますが、そのほか
にも、修行をしていた山伏が見つけた、あるいは、手負いの熊が傷を負った手を湧出口に浸しているのを猟
師が見つけ発見した、という説も伝わっています。
主浴槽の右辺中央には裸婦が座り、その左脇辺りから源泉が
注がれていますが、ちょうど左手首に半割した竹が架け渡さ
れ、かなりの量が槽外へ逃がされていました。
それでも主浴槽に満たさ
れたほぼ無色透明の湯は
激熱で、止むを得ず最低
限の水を加えて入湯しま
した。

両湯船に供されているの
は、麻釜通りを75mほど
上ると左手に所在する奈
良屋旅館の自家源泉で、
“奈良屋の湯”と呼ばれ
ている単純硫黄泉。
内湯のみの大浴場は、ロビーを曲
がるとすぐ左手にある階段で地下
に下りて左へ進んだ先にあり、突
き当たりが男湯、その右手前が女
湯に分かれ、女湯の入口の前には
洗面台が設置されています。

脱衣所は左壁前方に4段の棚が備
えられているだけのいささか殺風
景な造りで、棚にはプラスチック
籠が各段2個ずつ納められていま
した。
野沢温泉村では38か所の泉源が知られ、古くは「釜潭」(熱湯がたぎ
る縁)と呼ばれた“麻釜”(おがま)では、地元住民が野沢菜や卵など
を茹でるのに利用しています。

また、村内には御殿湯であった大湯をはじめ13か所の共同浴場(外湯)
が点在しており、江戸時代から湯仲間という制度によって守り続けら
れてきました。
現在でも、この株仲間が当番制で清掃や管理に当たり、宿泊客はもち
ろんのこと、日帰りの観光客も寸志で入浴することができます。
鎌倉時代には「犬養御湯」と呼ばれ、承久の乱(1221年)で佐渡へ配流と
なった順徳天皇により、名取御湯(宮城県 秋保温泉)・信濃御湯(長野県
別所温泉)とともに『三御湯』に選定されています(犬養御湯ではなく、
三函御湯=福島県 いわき湯本温泉の説もあり)。
1272(文永9)年には、湯山村という名で歴史に登場しています。

江戸時代には、1639(寛永16)年に藩主となり、飯山藩の基礎を固めた松
平忠倶によって御殿湯が置かれ、合わせて浴場や宿を湯治場として整備
し、広く一般にも開放したことから、多くの民衆がこの山里を湯治に訪
れるようになり、明治初期には3年間で2万人以上を数えるほどになりま
した。

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一方、主浴槽の手前側面に開けられた孔を介してパスカル方式で送湯されていると推定される寝湯は、主浴
槽に浸かった後では少しぬるく感じられる適温湯で、こちらでも少量の湯の華が認められました。

食事処でいただいた夕食は、姿造りの舟盛りとポークソテーも加わった評判に違わぬ大盤振る舞いで、温泉
ともどもとても満足しました。                             〔16.02.04〕
加水しても肌
が痺れるほど
の熱さであっ
たほぼ無色透
明の湯からは、
弱い焦げ硫黄
臭が香り、湯
の中では白・
黒・灰色や半
透明の溶き卵
のような湯の
華が多量に舞
っていました。
入口と書かれた曇りガラス戸を
入ると、大きな岩を屏風のよう
に立てて右側の女湯との間を画
した浴室は石板張りで、左壁に
4基のシャワーカランが並び、
仕切り壁の前に御影石で縁取り、
側面をタイル、底を平石で仕上
げた幅2.0m、奥行き2.1mほど
の“あつ湯”の主浴槽、洗い場
の前に“ぬる湯”の寝湯が配さ
れています。
案内していただいたのは、右側に続
くロビーの横を抜けて反時計回りに
奥へ進み、階段で2階へ上がると赤
絨毯の敷かれた廊下の左、手前から
2番目に位置する206号室です。

小さな冷蔵庫が置かれた小スペース
の付いた8畳間の和室で、清掃も行
き届き、快適に過ごさせていただき
ました(1泊2食 9800円+入湯税)。
洋風っぽい白壁の建物は地上3・
地下1階建てで、2・3階にある客
室は全14室。

駐車場となっているピロティを抜
けて、扁額が掲げられたガラス戸
の玄関を入ると正面にフロントが
あり、チェックインをお願いしま
す。
『静泉荘』は、県道野沢上境停車場
線(353号)の起点である横落交差点
から北東へおよそ60m向かって旅館
案内所の先を左へ折れ、幅員の狭い
通りを30mほど入ると右手に所在す
る温泉旅館です。

源泉掛け流しの温泉に加えてボリュ
ームたっぷりの食事がいただけると
いう情報を知り、野沢温泉での3度
目の宿泊先として選びました。