住 所   熊本県阿蘇郡小国町北里2284
  電 話   
 営業時間   8:00~21:00
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式 (10/1~5/30の15:00~ 加温あり)
   
 源 泉 名   
  泉 質   単純硫黄泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   38.0  ℃
 pH   6.17
 成分総計   0.8774 g/㎏
 





 入浴履歴   初訪11.04.30
 評 価   ★★★★★★★
 奴留湯温泉
奴 留 湯 温 泉
                                      ぬるゆおんせん
まるで浴槽の内外
に境界など存在し
ていないかのよう
に、湯船を溢れ出
した湯がせせらぎ
のごとく流れてい
る洗い場の床は、
硫黄華が付着して
真っ白になってお
り、驚いたことに、
そこには自身の足
跡がくっきりと印
されていました。
湯船には、右壁の奥で浴槽内に挿入されているパイプから多量の源泉が
注入され、凄まじい量の溢れ湯が波紋を描きながら洗い場を流れ去って
います。
向かい合う木戸のうち、左側が男湯の入口。
板張りの脱衣所はそれほど広くはありませんが、
清掃がきちんと行われていて清潔感があり、左
手には段違いの水色の脱衣箱が12庫分備えられ
ていました。

引き戸の先の浴室は石板張りで、左側のタイル
張りの壁には温冷カランが2基ずつ並び、女湯
との仕切り壁がある右側には、左右2槽に分か
れた奥行き約2.6mの石板造りの湯船が配され
ています。
幅2.95mほどの右側の浴槽には、底面に人頭か
ら漬物石ほどの大きさの北里川の河原石が敷き
詰められ、「上り湯」と表示された幅1.2m強
の左の浴槽は、2辺が板材で縁取られ、簀子敷
きの底には数個の大きな礫が置かれていました。
『奴留湯温泉』は、県境から4.9㎞ほど下ったところで国道387号を右に折れ、案内標識にしたがって北里集
落を貫く通りを200m西進すると左手に所在する、この温泉地で唯一の入浴施設である奴留湯温泉委員会が
管理運営している共同浴場です。

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大満足の湯浴みを終えて浴舎を後にしようとしたところ、何か地区の集まりがあったのでしょうか、表では
地元の方々が井戸端会議中。
「ありがとうございました」と入浴のお礼を述べたところ、皆さん笑顔で「ありがとう」のお返し。

名湯といっても差し支えない極上の温泉と同様、とても気持ちの良い共同湯でした。     〔12.07.02〕
白糸のような湯の華が舞
うわずかに青白く濁った
透明湯は、温泉名の読み
どおり体温より心持ち高
い程度のぬる湯で、茹で
玉子のような芳ばしい硫
黄臭味が感じられ、泡付
きによるぬるぬるした肌
触りも楽しめました。

入浴中に睡魔に襲われる
ことは滅多にないのです
が、あまりの心地良さに
湯船の中で思わず寝入っ
てしまいました。
泉源の真上に立地し、1990年に建
て替えられたという浴舎は、湯気
抜きを載せた瓦葺き鉄筋コンクリ
ート造りの浴場の左右に宝形造り
の脱衣所が付設した、モダンな感
じを受ける建築物。

管理人のいない無人の施設で、中
央の階段を6~7段下りると、正面
のコンクリート壁に木製の料金箱
が設置されており、入浴料を投入
します。
奴留湯温泉は、大分県玖珠郡九重町と熊本県阿蘇郡小国町にまたがって
秀麗な山容を見せ、“小国富士”とも称される桶蓋山(1499.5m)の西麓、
医学・細菌学者であった北里柴三郎(1835~1931)の生誕地である小国町
の北里地区で古くから大切に守られてきた温泉です。

温泉名の由来は、江戸時代末に殿様がこの地に立寄った折、“奴(やっ
こ)さん”と呼ばれた荷物持ちなどの下僕がぬるめの湯に長く浸かり、
旅の疲れを癒したことから、を長くめた=奴留湯と呼ばれるよう
になったそうです。