住 所   栃木県那須塩原市湯本塩原
  電 話   
 営業時間   7:00~18:00
 入浴料   300円 (宿泊者 無料)
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   共同噴気泉 中の湯
  泉 質   単純酸性硫黄泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   79.2  ℃
 pH   2.6
 成分総計   0.414 g/㎏
    H=2.5/Na=4.8/K=1.7/Ca=6.3/Mg=2.5/Al=8.8/Fe2=1.4/
  Zn=0.1/Mn=0.1(28.2㎎/㎏)
  Cl=10.7/SO4=211.7/HSO4=17.9(240.3㎎/㎏)
  HAsO2=0.1/H2SiO3=89.8/HBO2=0.2(90.1㎎/㎏)
  H2S=55.4(55.4㎎/㎏)
            
〔1993.07.20〕
 入浴履歴   初訪12.09.13
 評 価   ★★★★
 奥塩原新湯温泉
中 の 湯
                         おくしおばらあらゆおんせん なかのゆ
新湯温泉は、東北自動車道の西那須野塩原I.Cから国道400号と日塩もみじラインを経由して約23㎞、箒川と
その支流に沿って点在する大網・福渡・塩の湯・塩釜・畑下・門前・古町・中塩原・上塩原・元湯の各温泉
とともに“塩原十一湯”と呼ばれる塩原温泉郷の中では最も高い、富士山(1184.1m)西麓の標高940m前後
の高所に4軒の湯宿と共同浴場3か所が集まる小さな温泉地です。
塩ビパイプで引かれたコック付きの湯口から湯船にトボトボと注がれているのは、すぐ裏手に泉源がある共
同源泉の噴気造成泉。
配湯管の調子が悪かったのか、先客曰くたまたま適温となった湯からは、ガスっぽい噴気臭が加わった焦げ
硫黄臭と弱いレモン酸味・少苦味が感じられ、肌がしっとりしました。


熱々の硫黄泉をイメージしていたため、いささか拍子抜けしてしまいましたが、その代わり初めての新湯温
泉をゆったりと存分に満喫することができ、まずまずの満足感を得ることができました。   〔13.05.23〕
小屋組みが剥き出しとなった総木造りの小ぢんまりした浴室は、仕切り
壁のある右奥に寄せて1.9m強×1.2m強の木造湯船のみを配した、いか
にも共同湯という素朴で趣のある造りをしています。

湯船には透明度25㎝ほどのわずかに灰色掛かった白濁湯が満たされ、湯
に浸かると底に沈殿していた泥状の湯の華が巻き上がり、たちまち真っ
白になりました。
浴場は脱衣所とその奥の浴室がガ
ラス戸で仕切られた分離型で、板
張りの脱衣所には、左側に簡素な
3段棚が設えられ、中段には3個の
プラスチック籠が備えられていま
した。
平安時代後期の1100(康和2)年頃にはすでに発見され、1156(保元元)
年に塩原八郎家忠が地頭として塩原の地を治め、八郎ヶ原に居館を構
えていた頃、一部の武士が“居村”と呼ばれていたこの一帯に住みつ
き、湯船を造って入浴に供していたそうです。

1683(天和3)年に発生した日光地震による被害で元湯温泉が壊滅的な
被害を受けて廃村となった後、再復興を断念した9軒の宿屋が移住し
て湯治場を開き、1713(正徳3)年には、元湯にあった温泉神社から御
神体とともに石幢・石段・鳥居などが人力で移され、1783(天明3)年
に初代宇都宮藩主である戸田因幡守忠寛の寄進によって新湯温泉神社
の本殿が再建されました。
なお、富士山中腹の爆裂火口跡からは、現在も亜硫酸ガスを含んだ白
い水蒸気が濛々と立ち上っています。

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『中の湯』は、日塩もみじラインを外れて新湯温泉神社に向かう狭い坂
道を80mほど上った左手、湯荘白樺という民宿の背後に所在する新湯温
泉に3か所ある共同浴場の一つです。

浴舎は角度の異なる赤トタンの切妻屋根が前後に載った小さな造りで、
妻側に並ぶ2つの扉のうち、左が男、右が女湯の入口。
男湯入口のすぐ右横下方に料金箱が設置されており、無料で入浴できる
宿泊客以外の外来利用者は、事前に入浴料を納めるようになっています。