住 所   栃木県那須郡那須町湯本269
  電 話   0287-76-3050
 営業時間   立寄り 11:30~15:00 (受付 14:30)
 入浴料   1000円 (タオル付き)
温泉利用状況   完全放流式 (冬期 露天のみ加温あり)
   
 源 泉 名   桜の湯・川の湯 混合泉
  泉 質   単純温泉
 湧出量   177.5 / 200.0  ℓ/min
 泉 温   78.6 / 38.0  ℃
 pH   7.1 / 7.5
 成分総計   0.897 / 0.362  g/㎏
    Na=54.0/K=25.8/Ca=67.8/Mg=19.0/Mn=0.1
  (166.7㎎/㎏)
  F=0.1/Cl=1.9/SO4=378.3/HCO3=9.2(389.6㎎/㎏)
  H2SiO3=318.8/HBO2=20.7(339.5㎎/㎏)
  CO2=1.2(1.2㎎/㎏)             〔2001.01.24〕

  Na=16.9/K=6.2/Ca=33.8/Mg=8.0(65.0㎎/㎏)
  F=0.1/Cl=3.0/SO4=107.7/HCO3=49.7/OH=0.0/
  NO3=0.9/HS=0.1(161.4㎎/㎏)
  H2SiO3=132.8/HBO2=0.6(133.4㎎/㎏)
  CO2=2.6(2.7㎎/㎏)             〔2003.07.30〕

 入浴履歴   初訪12.09.14
 評 価   ★★★★
 大丸温泉
大丸温泉旅館
                  おおまるおんせん おおまるおんせんりょかん
飲泉所の源泉ではわずかに石膏臭が香るものの、浴槽内ではほぼ無臭
で少し渋味が感じられる程度ですが、あじさいの湯では明確に金気臭
が感知され、その湯が流れ落ちる白樺の湯との境や両湯船を縁取った
岩は、温泉成分によって赤茶色となっていました。

バスタオル巻きが許されているとはいえ、男性客の数があまりにも多
くて入浴を断念せざるを得なかったという女性の記事を目にしたこと
がありますが、幸いなことに訪問時は入浴客が比較的少なく、数組の
カップルやグループがゆったりと湯浴みを楽しんでおられました。
なお、女湯には、内湯である“桜の湯”のほか、“石南花の湯”とい
う露天風呂がもう一つ備わっているとのことです。
泉温が異なる2本
の自家源泉を混合
した黒褐色の湯の
華が少量舞う無色
透明の湯は、笹の
湯では適温、あざ
み・あじさいの湯
ではややぬるめで、
左壁上方から落と
されている打たせ
湯に加え、右横か
ら多量の源泉が加
えられている白樺
の湯は少し熱めと
いった湯加減です。
一方、左奥の扉を出たところにあるのが、川の水そのものが温泉である
白戸川の渓流を堰き止めて設えられ、この宿の名物となっている大野天
風呂の「川の湯」です。
この宿で唯一の男性専用浴場である内湯の“笹の湯”は、那
須町芦野地区で採石される芦野石と呼ばれる安山岩の石板を
床や湯船に用いたゆったりした造り。
2003年に一部改装されたという館内
は、焦げ茶色の木材を多用した落ち
着きのある和モダンな造りで、フロ
ントの先を左へ折れるとすぐ右側に
は飲泉所が設けられていました。

浴場は飲泉所の横を奥へ向かった別
館にあり、水ならと名付けられた食
事処の手前を左へ進んだ先が男湯、
食事処の右横を直進し、宿泊客専用
の貸切風呂“相の湯”を抜けた先が
女湯となっています。
森に囲まれるように建つ秘湯と呼
ぶには瀟洒な淡黄橙色の鉄筋コン
クリート造りの建物は、地上2階・
地下1階の本館とその背後の4階建
ての別館からなり、客室は本館3・
別館22室と2006年新設の特別室を
合わせて全26室を数えます。

白戸川に架かる橋を渡って開け放
たれた格子戸の玄関を入ると、板
張りのホールの左にフロントがあ
り、立寄り入浴をお願いします。
大丸温泉は、那須湯本温泉の観光名所である殺生石の入口から県道那須
高原線(17号)で北へ約5.1㎞、茶臼岳(1915m)東麓の中腹、白戸川の谷
間で1691(元禄4)年に発見されたと伝えられる温泉で、茶臼岳の山麓周
辺に点在し、“那須七湯”と総称されている那須湯本・三斗小屋・北・
高雄・弁天・八幡の各温泉の中では2番目に高い標高約1300mの高所に
立地しています。

『大丸温泉旅館』は、那須大丸駐車場を右に折れ、70m先にある専用駐
車場から徒歩で北へ向かうこと100m余り、江戸末期の安政年間(1855~
1860)に創業し、明治時代には乃木希典将軍が毎年湯治に訪れていたと
いう日本秘湯を守る会会員の老舗旅館です。

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すぐ横に別館が控えていることから、大自然の真っ只中というわけにはいきませんが、砂利や玉砂利が敷か
れた湯船はいかにも川の中という野趣を感じさせ、一番小ぢんまりしたあじさいの湯で清澄なぬる湯を存分
に満喫させていただきました。                             〔13.06.17〕
あじさいの湯
あざみの湯
手前から上流側へ向かっ
て“白樺の湯”“あじさ
いの湯”“あざみの湯”
という3つの混浴露天風
呂が並び、さらにあざみ
の湯の上方には、女性専
用露天の“山ゆりの湯”
が設けられています。
白樺の湯
途中で屈折した左壁には
8基のシャワーカランが
並び、右側には板材で縁
取った3.1m強×2.65m
ほどの長方形と幅3.6m
弱の五角形を呈した2槽
の湯船が前後に配されて
いました。
傍らに浴場名入りの置行灯が立つ
休憩処を抜けて暖簾掛けの入口を
入ると、板壁・籐タイルの脱衣所
には、左側に各段9個ずつの籠が
並ぶ3段の木製棚が置かれ、右奥
には3基の洗面ボウルを備えたパ
ウダーコーナーが設けられていま
す。