住 所   静岡県下田市蓮台寺337-1
  電 話   0558-22-2202
 営業時間   2010.12頃 閉館
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   49.1  ℃
 pH   7.7
 成分総計   0.548 g/㎏
 





 入浴履歴   初訪09.03.21
 評 価   ★★★★★★
 蓮台寺温泉
旅 館 弥 五 平
                     れんだいじおんせん りょかん やごへい
吉田松陰寓寄処

蓮台寺温泉は、下田市街から国道414号(下田街道)で北へ2㎞余り、稲生沢川に注ぐ蓮台寺川沿いの山間に5
軒の旅館が点在する、“下田の奥座敷”とも称される静かな温泉地で、河内・白浜・観音・相玉の各温泉と
ともに下田温泉と総称されることもあります。
右手前の浴槽
は10秒も浸か
っていられな
いほどの激熱
となっていた
ものの、窓側
の2つは適温。
澄み切った美
しい湯は、わ
ずかに微弱な
成分臭が香る
程度ですが、
柔らかく気持
ちの良い浴感
が印象に残り
ました。
今回、貸切で利用させていただいたのは、左へ進
んだ先にある、通常は男湯として利用されている
“薬師の湯”という内湯。

入口から階段を5段下りると、奥に20庫の脱衣箱
を置き、浴室との間をガラスの目隠しで画しただ
けの脱衣所があり、浴室は手前右手の階段をさ
らに5段下りた半地下に設けられています。
『旅館 弥五平』は、国道414号の柳生入口交差点から県道蓮台寺立野線
(118号)を西へ1.2㎞進み、松陰通りを北へ130mほど入った山裾に所在
する1873(明治6)年の創業という白壁瓦葺き2階建ての老舗旅館で、左に
は松蔭が身を寄せていた茅葺きの村上邸「吉田松陰寓寄処」が隣接して
います。

シーンと静まり返った館内に入ると右手に帳場があり、立寄り入浴をお
願いすると、優しそうな女将さんが快く応じて下さいました。
共同浴場 上の湯
開湯は奈良時代。

僧行基が伊豆行脚の途中、温泉名
の由来ともなっている温泉山蓮台
寺で天狗から教えられて発見した
と伝えられ、1854(嘉永7)年、ペ
リー艦隊に便乗して米国への密航
の機会を窺っていた吉田松陰が、
偶然知り合った医師の村上行馬郎
に匿われていた地としても知られ
ています。

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湯温が高めのために出たり入ったりの繰り返しでしたが、150~160年前
から存在しているという浴場の風情、佇まいはとても素晴らしく、時が
停まったかのような雰囲気を静かに堪能させていただきました。


なお、宿の右手前には、松陰が村上行馬郎と出会ったという共同浴場の
「上の湯」も現存しており、地元組合員専用の浴場ながら、現在では妻
側の屋根の下に“吉田松陰-湯治場跡”という案内板が掲げられている
そうです。                      〔11.01.08〕
腰壁が石積み、床が玉石タイル張りとなった浴室には、右側に3対のカ
ランが並び、左奥には伊豆石という淡い青緑色掛かった石板で造られた
方形の石風呂が配されています。

湯船の中は田の字形に4つに仕切られ、1つは1.15×1.1mほどの大きさ。
右手前の浴槽内に引かれた灰色のビニールパイプから源泉が間欠的にボ
コボコッと注入され、右奥そして窓側の2つの浴槽へ行き渡るようにな
っています。